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これがわかるあなたはマニアックな車好き! あぁ懐かしい、純正ホイールで車名当てクイズ

憧れのハイソカーから快速ワゴン、クロカンまで

2024.04.29

構成=ダズ/文=島崎七生人

2024.04.29

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1年点検を受けると、だれにでもチャンス

車が強烈な個性を競い合った昭和から平成にかけて、そのオリジナリティーをアピールする一角を担っていたのが、ホイールです。スポーツカーはもちろん、セダンやワゴンにおいても、標準装備やオプション装備としてさまざまなデザインやカラーのホイールが揃っていましたよね。今回はそんな個性的な純正ホイールの数々を、シルエットクイズ形式でまとめて紹介します。あなたはいくつ記憶に残っていますか?

国産屈指のハイソカーはホイールもメッシュで上品

Q1 このホイール、何の車?

ホイールクイズのシルエット画像

1981年登場のソアラ

1981年登場のソアラ。トップモデルには2.8Lの新開発ツインカム-6(5M-GEU型)を搭載。その後のハイソカーブームで人気を集めた

答え トヨタ・ソアラ(1981年登場)

“未体験ゾーンへ”。このコピーをご存じの方なら「あ、初代ソアラのことだね」とおわかりだろう。
当時のBMW6シリーズ、メルセデス・ベンツSLCなど欧州高級パーソナルクーペの領域をターゲットに開発されたクルマで、フラッグシップは2.8Lの直列6気筒DOHCを搭載。
このエンジンを積む2800GT-EXTRAとGTに、6JJ×14インチサイズのアルミホイール(GT-EXTRAはメッシュ部塗装)と195/70HR14サイズのミシュランタイヤが標準装着された。
純正ホイールらしからぬ、細かく入り組んだメッシュデザインは、当時の若者の憧れとなった。それ以外のグレードは14インチのスチールホイールが標準設定。
エレクトロニック・ディスプレイ・メーター(デジタルメーター)、運転席の日本初のエア式ランバーサポート(ただし手動式)、クルーズコンピューター など、装備も贅を尽くしたものだった。

型式で呼ばれ、若者に絶大な支持を受けたFRスポーツ

Q2 このホイール、何の車?

ホイールクイズのシルエット画像

答え トヨタ・カローラレビン(1983年登場)

トヨタ・カローラレビン(1983年登場)

若いユーザーから絶大な支持を集めたスポーティーモデル。3ドアと2ドアがあり、スプリンタートレノはリトラクタブルヘッドライトを採用した

1983年に5代目カローラ/スプリンターが登場した際、セダン系がFF化。
しかしスポーツ系のレビン/トレノは、走りにこだわりFRを踏襲して別シリーズに発展した。
漫画の『頭文字(イニシャル)D』で有名になったほか、この時の型式が後に同じFRの“86”の車名の由来になったのはご存じのとおり。
写真は、当時のレビン3ドア1600GT APEXで、60タイヤ(185/60R14 82H)とセットオプションで用意された、4本スポークのカップホイール風デザインが特徴的なアルミホイール(14×5.5JJ)を装着している。
ちなみにスポーツシートが標準装備の3ドアのGTVも14インチ60タイヤは標準装着(スチールホイールが標準)。
2ドアも含めGT系の搭載エンジンはツインカム16バルブの4A-GEU型(130ps/15.2kgm)だった。

名門BBSホイールを国産車で初めて純正採用

Q3 このホイール、何の車?

ホイールクイズのシルエット画像

答え 日産・スカイライン GTS(1986年登場)

ニッサン・スカイライン GTS(1986年登場)

7代目スカイラインのスポーティーイメージを高めるべく登場したクーペのGTS。HICAS、セラミックターボなど売りの技術を搭載

“やわらかい都市に、やわらかい高性能”のうたい文句で1985年に登場したのが7代目、いわゆる“7thスカイライン”。
当初は4ドアのハードトップとセダン(さらにステーションワゴン)が用意されるも、ファンの声に応え1986年に追加されたのがこの2ドアスポーツクーペのGTS。
トップグレードには2Lの6気筒ツインカムターボ(RB20DET型、ネット180ps/23.0kgm)を搭載。時速70km以上で自動で下りてくるフロントの“GTオートスポイラー”、後輪操舵のHICASなどが売り。
そして注文装備で用意されたのが、名門BBSのアルミ合金鍛造ワンピースホイール。サイズは7J×15インチで、シルバー、ゴールド、ホワイトの3色が用意された。
ホイールメーカー「BBS」が初めて自動車メーカーへOEM供給したホイールとなる。

日本を代表する伝説的スポーツカー。流用も多かった憧れのスポーツホイール

Q4 このホイール、何の車?

ホイールクイズのシルエット画像

答え 日産・スカイラインGT-R(1989年登場)

ニッサン・スカイラインGT-R(1989年登場)

ハコスカ、ケンメリに続く3代目GT-Rとして登場。ブリスターフェンダー、大型リアスポイラーなどで凄みを利かせた外観が印象的

1989年8月、“箱スカ”時代から数えて16 年ぶりの復活となったのがこのBNR32型GT‐Rだった。
写真のホイールは225/50R16 92Vタイヤと組み合わせられた専用軽量設計の16×8JJ鍛造アルミロードホイール。力強い5本スポークは、GT-Rユーザー以外からも人気が高く、他車種に流用するカスタムも人気となった。
さらにハイスペック仕様のV・spec、V・spec IIでは、17×8JJのBBS製鍛造アルミロードホイール(タイヤはブリヂストン・ポテンザRE010、前者が225/50R17、後者が245/45ZR17)が標準装備されていた。
GT-Rは、当時のポルシェ944ターボなど世界の高性能スポーツカーをターゲットに開発されたモデルで、280ps/36.0kgmの性能を誇った2.6Lの直列6気筒ツインカム24バルブ・ツインセラミックターボのRB26DETT型を搭載。また電子制御トルクスプリット4WDのATTESA E-TSもこのクルマの武器だった。

ゴールドのホイールが似合う4WDスポーツ

Q5 このホイール、何の車?

ホイールクイズのシルエット画像

答え スバル・インプレッサ WRX STiバージョンⅢ(1996年登場)

スバル・インプレッサ WRX STiバージョンⅢ(1996年登場)

後にWRCでその雄姿を見せつけることとなったインプレッサWRX。年次改良でスペックが高められた。写真はType RA STIバージョンⅢ

それまでのレガシィRSに代わってWRC(世界ラリー選手権)参戦のために仕立てられたのがインプレッサWRX。
モータースポーツ専門会社のSTIの専用装備、仕様が施されたモデルも多数リリース。写真は1996年のピュアスポーツセダンType RA STiバージョンⅢで、ホイールはこのモデルの特徴だったゴールド塗装の16インチアルミホイールが標準装備。
ゴールド塗装は、デザインが変遷しつつ、バージョンⅡからⅣまで採用された。
ちなみに同車にはディーラーオプションで、同じ16インチ・ゴールド塗装の超軽量16インチBBS製鍛造アルミホイールの用意もあった。

Q6 このホイール、何の車?

ホイールクイズのシルエット画像

答え ホンダ・インテグラ TYPE R(1995年登場)

ホンダ・インテグラ TYPE R(1995年登場)

TYPE R専用にチューニングされた1.8LのDOHC VTECエンジンを搭載。ボディータイプは写真の3ドアクーペと4ドアハードトップを設定

1992年のNSX-TYPE Rに次ぐ、2番目のTYPE Rとして1995年10月に登場したのがこのモデル。
ライトウェイトモデルのインテグラをベースに、NSX同様の開発手法でレーシングカーのテイストとドライビングプレジャーが与えられた究極のFFスポーツモデルという位置づけだった。
そしてTYPE Rのシンボルでもあったチャンピオンシップホワイト塗装のアルミホイールは15×6JJサイズで、1本あたり1.3kgのバネ下重量の軽減を実現。
当時純正ホイールで、軽量化を求めたものは少なく、アフターのホイールメーカー同様に、スポーツ走行を楽しむユーザーに重宝されていた。

いまや22インチも純正採用! ホイールの大径化はなぜ進む?

1980〜90年代、車のホイールは13〜15インチが主流だった。
プレミアムセダンやスポーツカーに大径ホイールを採用する傾向があるが、たとえば当時ハイソカーとしてもてはやされた1981年デビューの初代トヨタ・ソアラでさえ、14インチに70扁平タイヤと、今ならスタンダードなコンパクトカーが履くようなサイズを採用していた。
それでも当時はスポーティーであり最先端だったのだ。
ホイールの大径化は、見栄えの良さはもちろんだが、ブレーキの大型化が関係する。
車の性能向上や車重増加に対応するため、ブレーキは制動力が高い大きなものを採用するようになり、それをホイールの内側に収めるためにホイールが大きくなっていったというわけだ。
現在では、ハイクラスなSUVを中心に大径化が目立つ。さらにレクサス・LXやトヨタ・センチュリーは22インチの設定が用意されるほどだ。

2014年に登場した2代目ダイハツ・コペン

2014年に登場した2代目ダイハツ・コペンは、軽自動車ながら純正で16インチを採用。タイヤは165/50R16

トヨタ・センチュリー

国産車の純正ホイールとしては、最大となる22インチを設定するトヨタ・センチュリー。タイヤも255/45R22と、純正としてはかなり薄いサイズ

BBSが純正のハイパワースポーツワゴン

Q7 このホイール、何の車?

ホイールクイズのシルエット画像

答え 三菱・レグナムVR-4(1996年登場)

ミツビシ・レグナムVR-4(1996年登場)

セダン版のギャラン同様の逆スラントのノーズが特徴のレグナム。VR-4はフルタイム4WDに2.5LのV6 DOHCツインターボを搭載した

1996年に登場した8代目ギャランのステーションワゴン版として登場したのがこのレグナム。
そのうちでVR-4はシリーズのトップモデルで、カタログでも“スポーツ・エンジン”と表記された280ps/37.0kgmの高性能を発揮するV6の2.5L DOHC 24バルブツインターボ・インタークーラーを搭載。
レグナムに設定されていたのは、王道のメッシュデザインを取り入れた、BBS製の16×6Jサイズのアルミホイールで、写真のVR-4には標準装備されていた。
この時代、スポーツカーがBBSやOZレーシングなどのアフターメーカーのホイールを設定することは多かったが、ギャラン、レグナムはファミリー層も想定したセダンとワゴン。
VR-4というスポーツグレードに限ってとはいえ、意外な組み合わせは新鮮だった。

パリダカ参戦を目指したモンスタークロカン。クロカンとは思えないスポーツホイール

Q8 このホイール、何の車?

ホイールクイズのシルエット画像

答え 三菱・パジェロエボリューション(1997年登場)

ミツビシ・パジェロエボリューション(1997年登場)

2代目パジェロがベース。前後オーバーフェンダー、アルミボンネットなどを採用。280ps/35.5kgmを発揮するV6の3.5Lを搭載した

“パリダカ”(パリ〜ダカール・ラリー)参戦のベース車両として開発されたのが、このパジェロ・エボリューション。
2代目パジェロのメタルトップ・ショートボディをベースに大型バンパー、オーバーフェンダーなど迫力のある外観とし、新開発の3.5Lエンジンを搭載。
本格オフロード4WDでは初の4輪独立サスペンションも採用した。さらに高剛性化され、拡大したトレッド(前:+125mm、後:+110mm)などに合わせて、タイヤとアルミホイールも新開発されたものに。
ホイールは1ピース構造で強度を保ちながら軽量化を果たしたものが採用された。6本スポークの16インチで、クロカンとは思えないスポーティーな装いが話題となった。
実車ではスペアタイヤ&アルミホイールも同じものがリアにマウントされていた。

メッキの5本スポークが渋かった、平成初期の高級スポーツセダン

Q9 このホイール、何の車?

ホイールクイズのシルエット画像

答え トヨタ・アリスト(1997年登場)

トヨタ・アリスト(1997年登場)

ジウジアーロ・デザインの初代の後継車として1997年に登場。可変バルブタイミング・リフト機構VVT-i付きの新世代エンジンを搭載した

アリストはもともと北米のレクサス・チャネル向けに“GS”の車名で用意されていたモデル。
後にレクサス・チャネルが日本国内でも展開されることになり、アリスト名義は写真の2世代目までとなった。
何を言おうとしているのか? といえば、そういう出自のクルマということで、いかにもアメリカン・スタイルといったメッキのアルミホイールも履きこなしていたのが印象に残る。
写真の車は当時のトップモデルだった3LのツインターボV300・VERTEX EDITIONで、カタログの説明では“17×8JJアルミホイール(光沢)”と表記されている。
同様の光沢(メッキ)ホイールは、初代・後期型の特別仕様車(3.0V/3.0Q Limited)にも装着されていた。

強烈なディープデザインが目を惹く

Q10 このホイール、何の車?

ホイールクイズのシルエット画像

答え 日産・フェアレディZ(2002年登場)

ニッサン・フェアレディZ(2002年登場)

“Z(ズィー)カー”として北米での人気も高いフェアレディZ。3.5LのV6エンジンを搭載し、クーペとロードスターが用意された

Z33型と呼ばれる通算5世代目のフェアレディZは2002年に登場。前後重量配分を53:47とし、ロングホイールベース、ショートオーバーハングなど斬新なフォルムを特徴とした。
そして凝縮感のあるスタイルを際立たせるのに欠かせないデザイン要素だったのが大径のホイール&タイヤ。
写真は2005年モデルで、クーペ、ロードスターともに、5本スポークにラウンドリムを組み合わせた大胆なデザインのアルミホイールを標準装着。
カタログの諸元表にはマニア向けに(!?)“前:18×8JJ(オフセット30)、後:18×8.5JJ(オフセット33)”などと、オフセットの数値まで書かれていた。
深みのあるデザインは他車種ユーザーにも注目され、エルグランドに流用装着するなどカスタムシーンでも人気だった。
ほかに6本スポークのRAYS製鍛造アルミホイールもディーラーオプションで用意されていた。

名門ホイールメーカーが手掛ける純正ホイール

クイズの中にもいくつか登場しているが、カスタムやチューニングのためのアフターパーツとしてホイールを製造・販売するホイールメーカーが、純正ホイールを手掛けている場合がある。
高剛性、軽量などの機能性や優れたデザインはもちろんだが、スポーティーさや高級感といったブランドのイメージが、ハイパフォーマンスなスポーツカーやプレミアムカーにマッチするからだろう。
とくにモータースポーツの世界で活躍するRAYS、BBS、エンケイなどの名門と呼ばれるメーカー製が多い。

2007年に登場したR35型GT-R

2007年に登場したR35型GT-Rは、何度かの仕様変更をしているが、今現在販売されているモデルもRAYS製鍛造ホイールを標準装着。サイズは20インチ

2015年発売のレクサス・GS F

2015年発売のレクサス・GS Fは、デザインが美しい10本のメッシュスポークホイールを純正採用。BBS製の19インチ鍛造ホイールだ

2016年登場のヴォクシー、ノアのスポーツモデル「G’s」

2016年登場のヴォクシー、ノアのスポーツモデル「G’s」には、ミニバンでは珍しく専用開発されたエンケイ製18インチが標準装備されていた


「純正ホイールで車名当てクイズ」、いかがでしたでしょうか。
ホイールだけに注目する機会ってなかなかないですが、昔憧れていた車や、人気があった車は、なんとなく記憶の奥底に残っていたのではないでしょうか。
今回はごく一部の車種を取り上げましたが、まだまだ当時斬新で、懐かしいデザインのホイールがあります。ぜひ自分なりのお気に入りを探してみてください。

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