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【Vol.4】『マイカーを陰で支えるヒーローたち』点検実施者に抽選で豪華賞品が当たるキャンペーン実施中!

2024.01.11

広告:一般社団法人日本自動車整備振興会連合会

文=会田 肇 写真=花村英典
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クルマの安全を守り、乗員の命をも守る! 日本一の自動車整備士に聞く仕事術『マイカーを陰で支えるヒーローたち』Vol.4

クルマの電動化が進む中で、自動車整備士の働き方もいま大きく変わろうとしている。
「全日本自動車整備技能競技大会」で2022年開催の第23回大会でチャンピオンに輝き、新潟県の整備工場で活躍する石田さんと久保さんは、激変する自動車業界に対応すべく、課題解決への模索をはじめた。これからの時代において重要なのは、ゲーム感覚とコミュニケーション能力だという。一体なぜ?

いま自動車整備に求められているものとは?

自動車整備は、日常のさまざまなシーンで使われているクルマの安全を守り、乗員の命をも守る重要な仕事だ。その意味で自動車整備士たちは、国家の安全政策の根幹を担っていると言っても過言ではない。電動化が進む自動車業界は、いま“100年に一度の大変革期”にあると言われている。それに伴って整備に関する技術や取り組みが日々変化してきているのも事実だ。

そうした中で自動車整備士たちに求められているのが、整備に対する技能や顧客への対応力だ。整備士は作業だけをやっていれば良いという時代は終わりを告げ、整備士自身が整備の受付から納車まで対応できる能力が求められるようになってきた。

そんな状況の下、全国で活躍する自動車整備士たちの能力を競い合うコンテストとして「全日本自動車整備技能競技大会」が開催されている。

自動車整備の技を競う「全日本自動車整備技能競技大会」

2022年11月に東京で開催された「第23回 全日本自動車整備技能競技大会」の会場風景。

2022年11月に東京で開催された「第23回 全日本自動車整備技能競技大会」の会場風景。

この競技大会は、1977年からは隔年で秋に開催されてきた。2019年からはコロナ禍によって開催できないでいたが、2022年に開催されて以降は従来通り隔年で開催される見込みとなっている。開催場所は「東京ビッグサイト」。2022年はコロナ禍で参加が45チームにとどまったが、例年は概ね50チームを超える参加がある。

基本的には都道府県(北海道は7つの地域)の代表に選ばれた整備士が2人一組となって参加する。競技はおよそ90分という限られた時間内で、1年定期点検(日常点検を含む)を行うと共に故障設定箇所を探し出し、それらの整備を安全・正確かつ迅速に行えるかどうか等を採点する「実車競技」が中心となる。

このほか、お客様から不具合現象を聞き出す問診や、納車時に整備結果内容を説明する納車説明を想定した「アドバイザー競技」、自動車の点検整備に必要となる一般的な技能について審査する「基礎競技」も含まれ、採点はこの計3種目で実施される。競技大会では単に整備の正確さを競うだけでなく、お客様とのコミュニケーションまでも重視しているのが競技大会の特長となっていると言えるだろう。

新潟県代表として石田俊行さん(新潟県・ナカノオート)と、久保 仁さん(新潟県・久保モータース)がペアで出場した。

新潟県代表として石田俊行さん(新潟県・ナカノオート)と、久保 仁さん(新潟県・久保モータース)がペアで出場した。

次回は2024年秋に実施される予定となっており、今から競技大会への参加を目指す自動車整備士も少なくないと思う。とはいえ、競技大会へ挑むには不安もつきまとう。

そこで今回は、2022年の第23回競技大会で優勝を果たした石田俊行さん(新潟県・ナカノオート)と、久保 仁さん(新潟県・久保モータース)のお二人にインタビュー。これから競技大会に挑むべく研鑽に励んでいる若手整備士に対して、参加するにあたっての心構えやヒントなどを伺った。

故障の原因を探すのは謎解きゲーム

石田俊行さん(新潟県・ナカノオート)

石田俊行さん(新潟県・ナカノオート)

自動車整備士という仕事に従事する人たちの多くは、少なくとも乗り物など機械に高い関心を抱いて業界に入ってくる。親戚が重機を取り扱っていた関係で子供の頃から機械いじりが好きだったという石田さんもその一人。なので、「高校を卒業すると自動車ディーラーに入社して自動車整備士としてスタートを切るのは、自分にとって自然な流れだった」と石田さんは話す。

しかし、時代が変化すると共にクルマが電子制御によってコントロールされるようになると、整備や修理に対してはコンピュータを使うのが日常になるなど、その方法は大きく変わり始めている。特に電子制御化されたシステムは、もはや故障診断すらコンピュータ上でないと対応は難しくなっている状況にある。

しかも修理となれば、コンピュータによって導き出された故障箇所をもとに、ユニットごと交換することが基本だ。石田さんはこうした状況から、修理に対して「最近はなぜその故障が発生したか、ということまで追求することは減っているようだ」と嘆く。

石田さんによれば、「故障が発生するということは、そこに至る何らかの原因があったはず。原因を追及してその大元を直さなければ再び同じ症状を発生することを考えるべき」で、「整備士の役割は、正常な状態が保てなくなった原因をいかに見つけることができるか、にかかっている」と語る。

つまり、こうした姿勢を普段から身につけておくことで、突然出された課題に対しても柔軟に対応できるようになる。これは競技大会への参加に当たっても十分役立つというわけだ。

最後に石田さんは自動車整備士を目指す若い人たちに向けて、「故障の原因を探すのは謎解きゲームのようなもの。その感覚でより多くの若い人にこの業界に入ってもらい、競技大会参加を目指して切磋琢磨してくれたら嬉しい」と呼びかけた。

多くの判断材料を提供して整備の判断をしやすく!

久保 仁さん(新潟県・久保モータース)

久保 仁さん(新潟県・久保モータース)

一方の久保さんは、実家が整備工場を経営する家庭で育ち、子供の頃からクルマとは切っても切れない密接な環境下にあった。そんな中で整備業界へと後押ししたきっかけは高校生時代に読んだ『頭文字D(イニシャルD)』。これを読んでクルマへの関心は高まり、久保さんもまた自動車ディーラーから整備士の道を歩み始めたという。

そんな久保さんが日頃の整備で心掛けているのは、「杓子定規に捉えるのではなく、お客様のクルマの使い方を見ながら、点検や修理の提案をすることに努めている」とのこと。それは「病院で言えば“かかりつけ医”みたいな役割で、表情を見ながら病状を診断するのに似ています」という。要は整備をするにも最終判断をするのはお客様。なるべく多くの判断材料を提供して整備の判断をしやすくすることを心掛けている、というわけだ。

実はこのやり取りで培った経験は、競技大会で大きなプラスにつながっている。なぜなら前述したように、競技大会ではお客様から不具合現象を聞き出す問診や、納車時に整備結果内容を説明する「アドバイザー競技」が含まれているからだ。そうしたお客様に対して”整備に関する判断材料は少しでも多く提供する”という久保さんのコミュニケーション能力が、今回の競技においてもお客様の安心感につながるとして評価された可能性が高い。こうした対応も競技大会へ臨む際のヒントになるだろう。

また、時代は電動化が否応なく進んで来ているのは確かだ。こうした状況に対して久保さんは、「整備業界は人手不足も深刻な状況で、今後は1社ですべての修理や整備に対応できなくなる可能性が高い」とも話し、その対応策として「それぞれに得意分野を持ち、地域で連携を組んで共同で対応していける体制づくりも進めていきたい」との考えも示した。

1977年に第1回大会が開催されて以来、「全日本自動車整備技能競技大会」において新潟県代表チームが優勝したのは初めてのことだ。久保さんは将来へ向けた希望として、「今回の競技大会での優勝を通して、新潟県を整備の強豪県へと発展させる」ことを掲げた。それは「自動車整備士として従事するなら新潟でまず修行を積み、新潟県なら就職もしやすい。そんな業界に発展していくことを願っている」というものだ。石田さんと久保さんに続いて若い世代が自動車整備士としてチャレンジしてくれることを期待したい。

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点検実施者対象賞品(ニコン ミラーレス一眼カメラ Z 30 16-50 VR レンズキット)

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