特集

ドアバイザー、シャークフィン、エアロスタビライジングフィン…本当の役割、知っていますか? 

愛車のパーツ、これ何のため? 今さら聞けない、意外な効果を大解説! 

2023.10.04

構成=ダズ/文=高橋陽介

2023.10.04

構成=ダズ/文=高橋陽介

  • トップ
  • 自動車
  • 特集
  • ドアバイザー、シャークフィン、エアロスタビライジングフィン…本当の役割、知っていますか? 
1年点検を受けると、だれにでもチャンス

ドアバイザー、シャークフィン、エアロスタビライジングフィンといった愛車についているさまざまなパーツ、あなたはその役割をすべてご存じですか? クルマは自動車メーカーの英知の結晶! どんなパーツにも正式な名称があり、そして大切な役割を果たしています。普段気にすることなく見過ごしているパーツにも、意外な効果や機能、そして発展の歴史があります。今回はそんな、快適なドライブを陰で支えるパーツたちに注目。意外な活躍ぶりについて解説します。

ドアバイザー

愛煙家には必須だった
車内換気の便利グッズ

ドアバイザー

サイドウインドーの上縁部に沿って、備わるドアバイザー。雨天時に窓を開けても雨水が車内に入り込みにくい。

スタイリッシュなドアバイザー

空気の流れを考慮したスタイリッシュな形状のドアバイザーなど、機能的なドレスアップパーツとしても人気。

ドアバイザーとはその名の通りドア上部(正確には多くがウインドーフレームの上段部)につける“ひさし”状のパーツのこと。「サイドバイザー」「ウインドプロテクター」など、メーカーによって呼び名が異なる場合もあるが、基本的な機能は共通。

その機能とは、雨天時に少し窓を開けても雨水が降り込むことなく車内の換気ができる他、走行風を取り入れることによる窓の曇り防止や夏場の暑さ対策といった点が例として挙げられる。材質はひと昔前にはアルミ製のガッチリとした作りのモノもあったが、近年では半透明のアクリル製が主流となっている。

カーデザインの進化や愛煙家の減少、エアコンの標準装備化などの理由からドアバイザーの装着車両を見かける機会は昭和、平成初期の頃と比べて少なくなりつつあるが、今なお多くの車両のオプションカタログに掲載されており、一定のニーズが根強く存在することがうかがえる。また最近は先述した実用面におけるメリットに加え、車体側面部の気流を整えることで走行安定性の向上に役立つエアロパーツ的な効果を謳った製品も販売されるなど、ドアバイザーもクルマ同様、時代とともに変化しているようだ。

シャークフィン

これは空力パーツか? ラジオアンテナか?

シャークフィン

サメの背びれのような形をしたシャークフィン。写真は2014年のマイナーチェンジの際に、アンテナがポール型からシャークフィンタイプに変わったトヨタ・初代アクアのルーフ部分。

昭和の時代の乗用車はラジオを聴こうとすると運転席の窓から手を伸ばし、Aピラーに取り付けられたロッド式アンテナをエッサエッサと引っ張り出していたが(運転席側のルーフ上やトランクリッド、フロントフェンダーに装着されていたクルマもあった)、そんなロッド式に代わり普及が進んでいるのがシャークフィンタイプのアンテナ。

海外では2000年代初頭から、国内でもその数年後に装着車両が登場している。クルマのフォルムの美しさという点だけを重視するなら、ひと世代前に一般的だったリアウインドーに張り付けるフィルムアンテナの方が適しているようにも思えるが、この方式はコストに対し受信感度が今ひとつ。さらに現代のクルマにはラジオの電波だけでなくGPSなど高度な通信装備が搭載されるようになったことから、多彩な機能をコンパクトかつスマートに集約させるべく、シャークフィン形状のアンテナが考案されたようだ。

見た目はシンプルなシャークフィンアンテナだが、その中身はロッドに変わって電波を受信するアンテナ部や電子基盤などを収めた複雑精緻な構造となっている。
出典:マツダ株式会社 MAZDA BLOG

トップシェード

電子機器増加で減ってきた!?
フロントガラスの上部の緑や青の部分

トップシェード

ガラスの上端の、暗い色になっている部分がトップシェードと呼ばれるもの。カメラや各種センサーなど繊細な電子機器が増え、最近の新車では採用が減っている。

フロントガラス上端部に施された濃いブルーやグリーン、グレーの着色部分がトップシェードと呼ばれるもの。その効果といえば大方の皆さんが想像される通り、太陽からの日差しを和らげるためで、ひと頃は中・上級グレードの車両用の装備の一つともされていた。

しかも着色加工は現在ほぼすべての乗用車に採用されている合わせガラスの内側部分に施されているため、後付けは基本的に不可能。着色フィルムを貼り付けるには法律的なハードルも高いため、どうしても同じ仕様にしたい! という場合、フロントガラスごと交換するなど、大変な労力が必要だった。

そんな憧れの装備の一つでもあったトップシェードだが、近年その数は減少傾向にあるという。主な理由とされているのが前方を監視するドライブレコーダーや衝突被害軽減ブレーキ用のカメラといった運転支援装備への影響を避けるため。加えて、可視光線透過率を確保しながらも紫外線・赤外線カット機能を備えたフロントガラスが開発されるなど、ガラスの技術的な進歩も一因となっているようだ。

リアスポイラー

見た目も大切!
ダウンフォースの効果は?

NOTEのリアスポイラー

スポーツカーでなくとも、リアスポイラーを装着したクルマは多い。写真は2020年にフルモデルチェンジした日産・ノート。

スバルのミニスポイラー

写真は2017年に発売したスバル・WRX STI S208の、ドライカーボン製リアスポイラー。

走行性能を重視したスポーティーカーならともかく、ファミリー向けのミニバンや軽自動車のパーツカタログにもフツーに掲載されているエアロパーツ。中にはエアロ○○○○と、グレード名として用いられているモデルも。

エアロパーツはサーキットを高速で疾走するレーシングカーに由来するもので、本来の役割は走行中の空気の流れを利用して、車体を地面に押し付けるダウンフォースを得ることが目的だということは、クルマ好きなら何となく理解しているハズ。では、エアロパーツの一つであるリアスポイラーがミニバンやコンパクトカーに劇的な空力的効果をもたらしているか? といえば、私の主観では微妙なところ……。

とはいえ、そんな正論だけを振りかざすのも夢のないハナシ。本来はフライトジャケットであるはずのMA-1やバスケットシューズなどがファッションアイテムとして親しまれているように、すっぴん仕様よりエアロパーツ付きモデルの方がカッコイイと思えるなら、それでヨシとしましょう! ただし、エアロパーツを自分で後付けする場合は突起物、寸法オーバーなど、法的な制約にくれぐれもご注意を。

アシストグリップ

握ってると体は安定するけど
乗降時には使ってはダメ!?

アシストグリップ

各席の上部に備わるアシストグリップ。最近は写真のようにルーフ部分に収納されているタイプが主流。

各座席の天井側の隅に備え付けられているアシストグリップ。これはカーブの続く山坂道や、荒れた路面などを走行する際に乗員の身体を支え、姿勢を安定させる役割を果たしている。価格が手頃なベーシックカーなどはグリップが露出した状態で固定されているものもあるが、昨今ではスプリングの力でグリップ部が開閉(折り畳まれる)する方式のものが主流となっている。

また、車種によっては運転席部分には装備されていない場合があるが、これについてはドライバーは運転中、ステアリングを握っているので不要だという見方が多い(もちろんステアリングは操舵するための装置であって、体を保持するためのものでは無いが)。注意したいのは、アシストグリップはあくまで乗車している状態において身体を支えるために使用するもので、乗降時にヨイショ! と全体重を預けるのは危険だということ。

SUVやトラックなど、シートが高い位置にある車のフロントピラー周辺部には同じようなグリップが備えられているが、こちらは乗降用グリップと呼ばれ、アシストグリップに対し耐荷重性能がより強固になっている。見た目的には大きな違いはないが、用途に応じて使い分ける必要があることを覚えておきたい。
出典:三菱自動車工業株式会社 意外と知らないクルマの安全ガイド

エアロスタビライジングフィン

こんなに小さいパーツが意外な効果を発揮

エアロスタビライジングフィン

ドアミラー根本付近やテールランプのサイドに採用されることが多い、エアロスタビライジングフィン。

トヨタ・クラウンテールランプのスタビライジングフィン

エアロスタビライジングフィンは、10年以上前から存在する。写真は2012年デビューのトヨタ・クラウンのテールランプ。

コンパクトやミニバン、SUVなどカテゴリーを問わず、ここ10年ほどのあいだに発売されたトヨタ車の外観をよ〜く見てみると、ドアミラーの取り付け部分やテールランプのサイド部分などにミミズ腫れのような小さな膨らみが設けられていることにお気づきだろうか?

これはエアロスタビライジングフィンと呼ばれるエアロパーツの一つ。エアロパーツといえばスポイラーやウイングといったスポーツ志向のアイテムを連想するかもしれないが、こちらの狙いは速く走るためではなく、フィンがもたらす気流(渦)の動きを利用して風切り音の低減や直進安定性の向上を図ることが目的。

「こんなちっぽけな突起物が?」と思うかもしれないが、そのスジのマニアならご存じの通り、同様の手法はボルテックスジェネレーターという名称で航空機の分野において古くから用いられている。アフターマーケットでも両面テープで貼り付けられる同形状の製品が数社から販売(名称については各社さまざま)されているようだ。

ルームミラー防眩切り替えレバー

後続車のライトが眩しいときは
このレバーを切り替えてみて

一般的なルームミラーの中央下部にあるのが防眩効果を切り替えるレバー。

一般的なルームミラーの中央下部にあるのが防眩効果を切り替えるレバー。

ひと昔前はせっかくの機能を無視して横長のワイドミラーをガバっと被せるカスタムが流行するなど、誰もが知っているようで、意外と知られていないのがルームミラーに備えられた防眩(ぼうげん)機能。

これは後続車のヘッドライトが眩しいと感じた際、ミラー本体下部のノブを操作することでその反射を和らげるためのもの。ノブを前後に動かすタイプや円形のツマミをダイヤルのように回すタイプなど、メーカーにより操作方法は異なるが、狙う効果は同じ。高級車クラスになるとミラー本体の前後に組み込まれたセンサーが周囲とミラー面との明るさの差を検知して反射を調整する自動防眩式が採用されている。

さらに近年ではミラー部分にディスプレイモニターを組み込み、車体後部に装着されたカメラからの映像を映し出すデジタル式のルームミラーも登場。夜間時の視認性に優れる他、ドライブレコーダーやカーナビと連動した情報を表示可能とするなど、高機能化が進んでいる。

チャイルドロック

お子様を乗せたドライブ時は
安心感が違います

後部ドアを開けると内側にあるロックレバー。これを引くと車内からドアが開かなくなる。

ドアを開けた際の内側にあるロックレバー。これを引くと車内からドアが開かなくなる。

走行中、同乗する子供がドアノブを触ったり、うっかりドアを開けてしまったりすることによる思いがけないアクシデントを防いでくれる装備がチャイルドロック。チャイルドセーフティロックやチャイルドプロテクターなど、自動車メーカーにより呼称が異なるが、目的とする効能は共通。ON/OFFのロックスイッチ(レバー)の場所は主にドア開口部のドア側下部付近にあり、セットすることで車内からはドアが開けられなくなる(まずは事前にスイッチの場所の確認を)。

これにより落下事故や飛び出しの危険性を防止するだけでなく、商業施設やサービスエリアの駐車場などで勢いよくドアを開けた際に隣車にドアをぶつけるトラブルを未然に防ぐ効果も。チャイルドロックはヒンジ式ドアだけでなくスライドドア車にも採用されている。また、パワーウインドーに指を挟みこむ事故も起こっていることから、より安全にするなら子供を乗せた際は運転席にあるパワーウインドーのロックスイッチもONにすることをお勧めしたい。もちろん、どんなに近場の移動であってもお子様にはチャイルドシートの使用をお忘れなく。

リアウインドーデフォッガー

わずかな時間でリアガラスの曇りが取れる
いったいどんな仕組み!?

リアガラスに入る横方向の細い線がリアウインドーデフォッガー。

リアガラスに入る横方向の細い線がリアウインドーデフォッガー。

車内外の温度差が大きくなる冬場の早朝時などに起こりがちな、リアウインドー内側の曇り(結露)。これをウインドー内部にプリントされた電熱線により取り去る装置がリアウインドーデフォッガー(de=除去、fog=霧に由来)。年式の古いクルマの廉価グレードやビニール製ウインドーのコンバーチブルトップ車など一部を除き、大半のクルマに装備されている(ひと昔前は、デフォッガーを後付けするDIYキットも存在した)。また、車種によってはフロントガラスやドアミラーの鏡面部分にも同様の機能が組み込まれている例もある。

操作はインパネに備えられている四角い図形に温泉マークのような曲線が描かれたスイッチにより行う。クリアな視界を確保する上でとても便利な機能だが消費電力量もそれなりに大きいようで、バッテリーの負担軽減のため15分前後で自動的にOFFとなるタイマー機構が採用されている例が多い。デフォッガーの作動状態を表すインジケーターランプを備えたクルマもあるので、曇りが十分に取れないうちにランプが消灯してしまった場合は、再度スイッチをONにして安全な視界の確保に努めよう。

バックフォグ

眩しすぎる後方用フォグランプ
悪天候時以外は使わないのが基本

バックフォグランプは光度が決められており、基準を上回る明るさのものは車検に通らない。

バックフォグランプは光度が決められており、基準を上回る明るさのものは車検に通らない。

バックフォグもしくはリアフォグと称される補助ランプで、国産車では採用車種にバラツキ(寒冷地仕様車としてオプション設定というケースも)があるが、ヨーロッパ車では標準装備されている例が多い。フロント用フォグランプは濃霧や豪雨、大雪といった悪天候時に視界を確保するためのものだが、バッグフォグは同様の状況下において後方から迫って来る車両に対し自車の存在をいち早く知らせ、追突事故を未然に防ぐことが主な役割。

明るさや取り付け位置などについては国土交通省の定める道路運送車両の保安基準において「光源は35W以下」、「発光色は赤色であること」、「取り付けられる個数は2個以下」、「前照灯(ヘッドライト)、前部霧灯(フロント側フォグランプ)のいずれかが点灯している際に点灯(もちろん、消灯も)できる構造であること」等々、細かな規約が設けられている。

最低限覚えておきたいのは、その使用は周囲の明るさが不十分かつ悪天候の山道や高速道路のように、視界不良な条件下に限られるということ。バックフォグランプは非常に明るく、晴れた夜間での使用は後続車ドライバーを眩惑させることにもなり、思わぬ交通トラブルにつながるおそれもあるので、くれぐれも慎むように。逆に、霧などで周囲の見通しが悪い場合は点灯すると安心だ。

牽引フック

このフタの奥には何がある?
万が一の時に使う牽引フック

牽引フック1

車種によって異なるが、多くの場合はこのフタを外すと、奥に牽引(けんいん)フックを取り付けるためのネジ穴が備わっている。

牽引フック2

これが牽引フックを取り付けた状態。あくまでも緊急用なので、トラブルの場合はJAFに救援要請し、レッカー車などに牽引、積載してもらうのがベスト。

その名の通り、クルマを牽引するためのパーツが牽引フック。故障やガス欠など自力で動けなくなったとき、他車に引っ張ってもらうためにロープやワイヤーをひっかける部分となる。純正品として装備されているものだが、多くのクルマでは、常時牽引フックが装着されているわけではなく、バンパーにフタのようなカバーが付いており、それを外すと牽引フックの取り付け用ネジ穴が現れる。そこに牽引フック本体を取り付ける仕組みだ。牽引フック本体は、車載工具などと一緒に収納されていることが多い。万が一使用しなければならない状況となったときのために、一度牽引フックの取り付け位置と、牽引フックの収納場所は把握しておこう。

いまさら聞けない……愛車の機能、これ何のため?
オーバードライブ機能

昔あったぞ、こんな機能
シフトノブ横のODスイッチ

オーバードライブ機能搭載のシフトノブ

昔のオートマチックトランスミッション車には、必ずといっていいほど付いていたオーバードライブスイッチ。高速走行時には多用したものだ。(写真は左ハンドル車)

カタログのスペックデータ表を見ると変速比(減速比)という項目があるが、そこにはエンジンの回転数をプロペラシャフトの回転数で割った数値が記されている。OD、つまりオーバードライブとはその数値が1:1を下回る、つまりエンジンが1回転するとき、プロペラシャフトはそれ以上回転する領域(オーバードライブ)を意味する。主な目的はエンジンの回転数を抑えることによる静粛性や燃費の向上にある。

オートマチック(AT)の操作レバーからODのON/OFFスイッチがなくなった理由には諸説あるが、一因として挙げられるのがトランスミッションの制御技術の進化。ひと昔前のAT車といえば3速、4速が標準的な仕様とされていたが、現在は6速、7速と多段化が進むとともに、かつては最上段ギア(オーバートップギア)のみが受け持っていたオーバードライブ領域が複数のギアに振り分けられるなど、ドライバーによるスイッチ操作を不要とするほど緻密かつ効率的な制御が行われるようになっている。

この他、通常のシフトゲートの脇に設けられた+/−(シフトアップ/ダウン)ゲートでセレクターレバーを前後に動かすシーケンシャル式や、ステアリングを両手で握ったまま同様の操作ができるパドル式など、さまざまな方式が採用され始めたことも遠因と考えられる。

「このパーツ何?」となる日は来る?
進化の行方に注目!サイドミラー

デジタル式アウターミラーの台頭は?

ドアミラー

ボディサイドの左右に備わる斜め後方を確認するための鏡がドアミラー。

デジタルアウターミラー

2018年発売のレクサスESは、量産車として世界で初めてデジタルアウターミラーを採用。

ゴムが付いたブレードで雨水を吹き飛ばすワイパーと並び、自動車の基本的なカタチが出来上がって以来、劇的と言えるほどの技術革新はいまだ行われていないパーツがサイドミラー。国産車に関しては1983年、それまで散々不格好と言われ続けたフェンダーミラーに代わり、ドアミラーが日産のパルサーEXAターボ等によって初導入されたという出来事があったが、鏡面に後方視界を写すという基本構造は長い間そのままとなっていた。

そんな中、2018年にレクサス、アウディが相次いで採用したのが、デジタルアウターミラー(アウディの呼称はバーチャルエクステリアミラー)。これは触角のようなパーツに内蔵されたカメラからの映像が車内のモニター画面に映し出されるという仕組みで、夜間の視認性に優れる他、デジタルならではの多彩な機能が搭載されている。発売当初は大いに話題を集めたが、その後日本車では2020年にホンダが一部車種に装着した以外、現在に至るまで大々的な普及を果たしたというレベルには至っていない。カメラ部分の本体形状、モニターの位置など、デジタル式サイドミラーがスタンダードな装備として周知されるためには、今しばらく熟考の時間が必要だと思う。

高橋陽介

たかはし・ようすけ 雑誌・Webを中心に執筆をしている自動車専門のフリーライター。子供の頃からの車好きが高じ、九州ローカルのカー雑誌出版社の編集を経て、フリーに。新車情報はもちろん、カスタムやチューニング、レース、旧車などあらゆるジャンルに興味を寄せる。自身の愛車遍歴はスポーツカーに偏りがち。現愛車は98年式の996型ポルシェ911カレラ。

この記事のキーワード
この記事をシェア

この記事はいかがでしたか?

関連する記事Related Articles

  • トップ
  • 自動車
  • 特集
  • ドアバイザー、シャークフィン、エアロスタビライジングフィン…本当の役割、知っていますか?