JAFロードサービスストーリー

パンクに気づいて海鮮丼で満たされた気持ちが一気にしぼむ…JAFを呼んで応急修理をしてもらい復活!

2023.06.07

イラスト=花くまゆうさく

2023.06.07

イラスト=花くまゆうさく

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クルマのトラブルがきっかけで生まれる、お客様とJAFロードサービス隊員との間の「ストーリー」。
JAF Mate Online編集部に寄せられたエピソードを毎月ご紹介しています。今月は、外出先でのパンク。

海鮮丼を堪能した後にパンクに気づき…

ごはんがおいしい市場に出かけた神奈川県の岡島さん。海鮮丼を堪能して、帰ろうと遠目から愛車を見たときに違和感を覚えた。近づいてみると「アレ? パンクしている?」。さっきまでの幸福感は一転、不安な気持ちに……。
いつも点検や整備をお願いしている自動車販売店に電話してみると、JAFに入っていることを思い出した。そこで、早速JAFに救援要請すると、ほどなく隊員から到着予定時間などの連絡があったので、安心して待つことができた。到着した後は、いろいろと説明しながらその場でパンク修理をしてくれ、クルマのこともいろいろ教えてくれた。不安な気持ちを解決してもらい、ためにもなり、安心して過ごすことができ、「JAFに入っていて本当に良かった」と思う出来事になった。

投稿エピソードを基にした4コマ漫画

作=花くまゆうさく
4コマ漫画は神奈川県・岡島さんのエピソードを基に制作しました。

現場に到着してみると、クルマは後輪がつぶれている状態でした。タイヤ以外に異常がないかなどの点検をひと通り行いながら、岡島様にスペアタイヤの有無を伺うと、搭載されていないということでした。そこで、まずはパンクの応急修理が可能なのか、タイヤの状態を確認する必要がありました。タイヤの外側だけでなく内面にも影響があると、その場での修理は難しいことが多いのですが、今回は、応急修理が可能な範囲でした。

岡島様には「あくまでも応急処置」であるため、帰宅後なるべく早めにタイヤを交換したほうがよいことなどをお伝えして、作業を開始しました。タイヤを一旦外し、刺さっていた異物を抜いてその部分の穴を塞(ふさ)ぎ、タイヤを取り付け直し、ナットを締めて、最後に帰宅するまでの走行に支障がないことを確認して終了しました。

タイヤのパンクを防ぐためには、定期的な点検が重要ですが、今回のように外出先でパンクしてしまうこともあると思います。早く気づくことができれば、応急修理が可能な損傷で済むかもしれませんが、気づかないまま走行してしまうと、タイヤがバースト(破裂)してしまうこともあり、修理どころか重大な事故にもつながりかねません。そうならないように、乗車前にはタイヤに異常がないかを確認するとよいと思います。4本のタイヤのうち1本だけ凹(へこ)んでいるような場合は、パンクしているかもしれません。また、運転中のパンクでは「急にハンドルが重くなった」、「突然ガタガタという異音がする」などの異常を感じる場合が多いようです。「いつもと違う」と感じたら要注意です。

ちなみに、後日、岡島様がお話ししてくれた「おいしい海鮮丼のお店」に行ったのですが、タイミングが悪く、営業時間外でした……。(加藤巨樹隊員〇神奈川支部)

JAF RESCUE TRIVIA

タイヤはクルマの中で唯一地面に接しているパーツ

日本の道は、非常によく整備されており、とてもキレイです。それでもさまざまなものが落ちています。落下物は踏まないことが第一ですが、知らず知らずのうちに小さな釘などを踏んでしまい、気づいたら空気が抜けていた、ということもあります。極端に空気が減っている状態で走行することは大変危険です。タイヤやホイール、クルマの下回りを損傷する危険があります。また、ハンドルがとられて真っすぐ走行できない可能性もあります。早めに気づくためにも空気圧点検は重要です。ガソリンスタンドなどで定期的に確認をしましょう。そしてパンクの可能性を感じたら、JAFに救援を要請してください。

神奈川支部加藤隊員の画像

加藤巨樹隊員〇神奈川支部
できる限りお客様のご希望を叶えたいと思っています。

雨天時の走行に備えて、確認しておきたい点検ポイント

梅雨時期は雨天走行が多くなりますが、安全運転のポイントは視界の確保で、重点的に点検をしたいのが、ワイパーとタイヤです。どちらもゴムでできているため劣化します。安全運転には良好な視界が重要です。ワイパーは劣化して硬くなると、きれいに雨を拭くことができませんので点検しておきましょう。フロントガラスには雨をはじくウインドー撥水コーティングも有効です。また、内窓(窓の室内側)をきれいにしておくと、曇りにくくなります。

タイヤは、表面の溝が減っていると、水たまりなどで滑りやすくなるハイドロプレーニング現象が起きやすくなります。空気圧とともに溝の深さやひび割れなども点検しましょう。

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