イラスト=花くまゆうさく

入居予定物件の駐車場で落輪し意気消沈

斜面に建つ一戸建てへの入居を検討していた兵庫県の松本さん。下見に出かけた際に、愛車を駐車しようとしたところ、片側に少し寄りすぎてしまった。駐車し直そうと発進したら、轟音(ごうおん)とともに衝撃が……。左前輪が落輪して車体が前方に傾き、右後輪も浮いてしまって前進も後進もできずに、泣く泣くJAFに救援を要請した。

投稿エピソードを基にした4コマ漫画

作=花くまゆうさく
4コマ漫画は兵庫県・松本さんのエピソードを基に作成しました。

救援要請を受けて現場に到着し、周りの状況を確認すると、駐車スペースは家の前にあり、周りに柵はなく、クルマが1台止められる程度の広さでした。車両は左前輪が落輪し、右後輪が浮いている状態でした。松本様は、バックで駐車スペースに入れようとしたところ、片側に寄りすぎたため、入れ直そうとして落輪したようです。慣れない場所や状況だったということもあり、入れにくかったかもしれません。

レッカー車を、落輪したクルマの前か後に配置し、持ち上げて動かすことができれば、あまり難しい作業ではないのですが、今回は駐車スペースがそれほど広くなかったので、落輪したクルマの前後にはレッカー車を止めることはできませんでした。そこで、落輪したクルマの斜め前の道路にレッカー車を止め、そこからウインチで少し持ち上げ、横にずらしながら引っ張る作業となりました。

幸い救援現場は交通量が少なかったのですが、他のクルマや人の通行の妨げにならないように留意しながら作業に当たりました。十分な作業スペースが確保できない状況だったため、一気に救出することは困難でした。引っ張る位置を変えたり、浮いた車体と路面の隙間に木の角材を入れたりしながら、経験と技術を生かして、なんとか救出することができました。(上村昌彦隊員○兵庫支部)

JAF RESCUE TRIVIA

路面が凍結して落輪した際は後続車にも注意!

冬季は、凍結や雪が原因で側溝や道路脇への落輪が多くなりますので注意しましょう。また、凍結路で落輪した場合は、後続車が同じように滑ってくることがありますので、クルマから離れて安全な場所へ退避してから救援を要請してください。

JAFでは、状況に応じてクルマに負担がかからない方法で作業します。ウインチで引っ張り上げる方法だけでなく、ジャッキや角材を使用して橋のような物を作って脱出させることもあります。

兵庫支部上村隊員の画像

細い道でのすれ違い時なども落輪してしまうことがありますので注意しましょう。(上村昌彦隊員〇兵庫支部)

落輪したら自力で解決できる?

落輪した際、バンパーやフェンダーをつかんで車体を持ち上げようとすると、クルマが損傷してしまう可能性やけがをしてしまう危険性がありますので無理に上げようとしないでください。

また、落輪した場合は、タイヤを支えている部品が損傷を負っている可能性があります。自動車販売店や整備工場などで下回りの点検を受けるようにしましょう。

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