北海道へ渡るフェリー乗り場で痛恨のバッテリー上がり!!
DIYでキャンピングカーに仕立てた愛車で、全国を旅する森口博明さん。その日は北海道へ渡るフェリーに乗るため、夕方に青森県の大間港に辿りついた。翌朝の乗船に備え、車内でくつろいでいたが、奥様がドライヤーを使うためにエンジンをかけようとしたところ、セルが回らない……。時刻は21時を回っており、近隣のガソリンスタンドに電話するも留守電。頼みの綱として、JAFに救援要請を行った。
4コマ漫画は、和歌山県・森口博明さんのエピソードを基に作成しました。
本来は近隣の拠点から救援に伺うのですが、森口様の車のバッテリーは特殊なサイズで、適合する在庫がありませんでした。青森市内の基地にストックがあったので、市内から到着まで2時間半ほどかかることをご了承いただいてから、私が救援現場へ向かいました。
森口様にお話を伺うと、出発前にバッテリーを上げてしまい、青森県内でもエンジンがかからなくなったとか。長距離走行してもバッテリーが充電されていないので、ジャンプスタートして電圧を計測したところオルタネーターに問題はなく、やはりバッテリーが寿命を迎えていたことがわかりました。ボンネットを開けると、バッテリーに多くの配線が追加されていたので、これらに気を配りながらバッテリー交換を完了しました。
青森県内は長距離を自走されて訪れる方が多く、DIYでカスタムされたキャンピングカーに限れば、装備の配線がショートしてヒューズが飛び、エンジンを始動できなくなるケースもありますが、トラブルの多くはバッテリー上がりです。電圧チェックなどをご自身で行うことが難しい場合は、出発前に販売店などで点検をお忘れなく。バッテリーの使用年数を把握して、適切な時期に交換することも大切です。(青山隊員)
JAF Mate 2021年10月号掲載
JAF RESCUE TRIVIA
バッテリー上がりの救援はジャンプスタートだけじゃない!
バッテリーの寿命が突然尽きる場合もありますので早めの交換を!
青山昌道隊員・青森支部
鉛バッテリーは電圧が低い状態で放置すると、充電しても簡単には回復しない、あるいはまったく回復しない場合もあります。バッテリー上がりの救援作業では、エンジンを再始動するだけでなく、バッテリーの状態や充電の具合も点検し、救援作業後もお客様が安全に走行できることを確認しています。
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