JAFストーリー

雪の絶景ポイントからナビが導く雪道スタック……

2022.03.15

文=野沢飛雄(JAF新潟支部) 漫画=花くまゆうさく

2022.03.15

文=野沢飛雄(JAF新潟支部) 漫画=花くまゆうさく

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東京都の関川知子さんは、友人3人と上信越へ温泉旅行に。宿に向かう前、レンタカーで雪景色が美しい棚田見物に出かけた。展望ポイントから雪の棚田を見下ろすと、「トルコのパムッカレ」を彷彿させる絶景に、一同歓喜の声! ほかの棚田へも向かうため、ナビのルート案内どおりに車を走らせ、うっすら轍の残る狭い雪道を進むと、突然、深い雪にタイヤがはまって、動けなくなってしまい……。

雪の絶景ポイントからナビが導く雪道スタック……

4コマ漫画は東京都・関川知子さんのエピソードを基に作成しました。

救援現場となった棚田は、夏季はもちろん、降雪の時期でも人気の高い観光スポットです。ですが、冬季は除雪をしないので、車で進入すると、雪で動けなくなる危険性が高まります。現場は細い農道で、坂を下りきった谷側に雪が溜まっており、そこの深い雪にタイヤがはまっていました。

狭い道でしたが、レッカー車でバックして救援車両に近づき、ウインチワイヤーを車両に引っかけて、引っ張り出すことにしました。何回かに分けてゆっくりと引っ張り、なんとか自走できる場所まで移動させました。ここから蛇行した緩やかな坂道をバックで上らなければならず、難しい運転でしたので私がお手伝いしました。お客様に不安を与えないことを心がけ、救援作業を無事終えることができました。その後、予定が変わることなく、温泉旅行を楽しまれたと聞いて、うれしく思います。

今回、お客様は棚田を巡るルートをナビに入れて走行されていましたが、ナビは路面状況までは判断できないので、冬季にそのルートを鵜呑みにするのは危険です。また、レンタカーはスタッドレスタイヤを装着していたものの、前輪駆動車でした。寒冷地に観光で訪れる際にレンタカーを借りるなら、四輪駆動車を選ぶと、リスクを減らせます。(野沢隊員)

JAF Mate 2020年2・3月号掲載

JAF RESCUE TRIVIA

雪道での立ち往生には、「撒(ま)き砂」が効果的

凍結・積雪路面で、車がスリップして動けないときの対策として、「撒き砂(砂利)」があります。道路脇に設置された砂箱の砂を、タイヤと路面の間に撒くと、タイヤのグリップ力が回復します。あくまでも応急処置なので、冬季のスタッドレスタイヤ装着はもちろん、チェーンも携行しましょう。

野沢飛雄隊員・新潟支部

観光などで寒冷地を走る際は、深い雪道に注意を!
野沢飛雄隊員・新潟支部

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