【車中泊ギア】約500Wでラムチョップもしっかり焼けた! PowerArQ新作電気調理器はポタ電派にちょうどいい
低消費電力でパワフル調理! 鍋&フライパン付き、重さ約1kgの「Portable DuoPot」を車中泊キャンプで本気レビュー車中泊勢注目の低消費電力調理ギアがPowerArQ(パワーアーク)から登場。2026年春発売の「Portable DuoPot」は、消費電力約500Wながらステーキがしっかり焼ける実力派。中容量クラスのポータブル電源で使えるのも魅力です。さらに鍋とフライパンがセットになっており、ヒーター本体を含めても重量は約1kgと軽量コンパクト。さっそく車中泊キャンプでその実力を試してきました。
鍋+フライパン+ヒーターがセットで約1kg! 車中泊にちょうどいいサイズ
PowerArQ Portable DuoPot/使用時本体サイズ:約幅17.3×奥行17×高さ22.3cm/重量:約1kg/容量:鍋1.2L、フライパン0.48L/消費電力:約500W/価格:7,920円
湯沸かし、炒めもの、煮込みなどマルチに使える小型電気鍋「Portable DuoPot(ポータブルデュオポット)」を発表した「PowerArQ(パワーアーク)」は、持ち運びやすさとアウトドアに映えるデザインでキャンパー&バンライファーから高い支持を得ているポータブル電源のブランドです。
ライター・大森(左)とスタッフ・横山(右)が車中泊旅での使い勝手をチェック!
Portable DuoPotのルックスも、ギア感が強いカラー(コヨーテタンとブラックの2色展開)、角張った鍋などキャンプやバンライフを強く意識したデザインとなっていますが、その実力はいかに? キャンプ&車中泊好きのライター大森とスタッフ横山がキャンプ場に持ち出し、試してきました。
鍋とフライパン、2つのクッカーがセットなのは高ポイント!
2025年冬、PowerArQがソロキャンや車中泊のための小型ポット開発に乗り出した際のコンセプトは「消費電力500W前後、鍋とフライパンで重量1kg以下、中容量ポータブル電源で調理を完結する」。
他社製でも消費電力500W前後の電気鍋はいくつかありますが、Portable DuoPotはヒーターと容量1.2Lの鍋、0.48Lのフライパンがセットになっていることが大きな特徴です。
左が容量0.48Lのフライパン、右が容量1.2Lの鍋
「フライパンで餃子を焼いた後、すぐに鍋でラーメン作りができるっていいかも。鍋とフライパンをジャブジャブ水洗いできるのも気持ちよく使えます」(大森)
「樹脂製の蓋は取っ手を倒すと出っ張りがなくなります。収納時に邪魔にならないし、ひっくり返して皿としても使えるそう」(横山)
ヒーター部分は円盤状で、フライパンや鍋の底も丸く出っ張っている
消費電力は約500W。中容量のポタ電ならだいたい使えるのが助かります。
「ちょっと残念なのは、付属以外のクッカーを載せるのは非推奨だということ。シェラカップに入った飲み物やメスティンの料理を温め直しできると、なお便利なんだけど」(横山)
電源コードの差し込み口は遊び心のあるカバー付き
電源コード差し込み口はホコリよけのカバー付き、フェイスマークが描かれているのがニクイ。
注ぎも湯切りもスムーズ。シンプルに見える蓋だけど細部に工夫あり
蓋のロックは収納時専用
鍋は蓋をロックできるようになっていますが、これは収納時にバラバラにならないためのもの。
「蓋のポッチにひっかけるためにはしっかり蓋を押さえ込まないといけないので、開閉する際にやけどの危険あり。調理時にロックしても圧力がかかるわけではないので、間違えないようにしないとね」(大森)
角を利用すれば湯を注ぎやすい
「四角い鍋すべてに言えますが、角を利用すれば注ぎ口がなくてもスムーズに注げます。Portable DuoPotは六角形でハンドルを持てば約120度の位置に角があり、意識しなくてもきれいに注げます。右利き・左利き不問なのもいいですね」(大森)
湯切り用の切り欠き付き
蓋をしたまま湯切りできるので、パスタや野菜をシンクにぶちまけることもありません。
お手軽料理はどんとこい! なかでもステーキは大得意
ポータブル電源でどこまで作れる?
この日はキャンプ場で車中泊。電気鍋は車内で使えることが魅力なのですが、油ものは車内に臭いがこもると大変なので車外で調理しました。
フライパンや鍋は、ヒーターの形にそろえて載せる必要はありません。ラフに載せてもちゃんと加熱するし、ハンドルに触れてもずれ落ちにくい
小手調べに取りかかったのは、フライパンで焼くラムチョップ。3つのラムチョップがいい具合に収まります。
「使うときはポータブル電源をオンにして、ヒーター本体のボタンを押すだけ。特別な操作はなく、フライパンが温まるまでに時間がかかるけれど、いい焼き色に仕上がりました。気になったのは温度設定のボタンがないこと。弱火でじっくり……みたいなコントロールはできません。蓋の開け閉めがその役割かな」(横山)
「サーモスタット付きで200℃以上になると停止して、温度が一定値まで下がると運転を再開します。いろんなメソッドがありますが、ステーキは温度を変えず、200℃のフライパンで何度もひっくり返しながら内部の温度を上げるとおいしく焼けるとも。Portable DuoPotは一定温度が弱点ではありますが、ほぼほったらかしだし、ステーキや湯沸かしなら合理的だと言えます」(大森)
カット野菜は1/4~1/3袋が適正か
フライパンの容量は0.48Lで、それほど深くはありません。カット野菜やもやしを炒めるなら1/4~1/3袋程度。2人前なら2回に分ける必要があります。
「豪快に炒めるのは不向きですが、温度が上がりすぎないよう制御されるのは安心。アヒージョみたいに油をたっぷり使う料理にもよさそう」(横山)
袋麺は具を入れる余裕がある
丸い袋麺を1.2Lの鍋に入れてみました。全体に余裕があり、卵やもやし炒めといったトッピングをたっぷり載せても大丈夫。
ヒーターはひとつなので順番を考えて調理しよう
「500mLの水を沸かすのに約10分かかるので、ラーメンを作っているうちに炒め物が冷めちゃう……トッピングなら熱いラーメンに載せればいいけれど、サイドメニューとするならラーメンを食べながら料理するほうがいい? なんだか応用力を試されている気がします」(大森)
パックご飯とレトルト食品がまとめて入る
ちなみに標準的なパックご飯は12×16cmほどで、鍋でパックご飯を湯煎できます。レトルト食品もいっしょに温めちゃえば1食分のご飯を作れ、電気の消費を抑えられます。
「車内にこもっていられるので、寒い時期には最高」(横山)
安全・便利だけれど気を付けたいことも
卵料理でもこびりつきにくい
鍋とフライパンの表面はPTFE加工で焦げ付きにくくなっています。目玉焼きはスルンと皿に移せるし、スクランブルエッグもこびりつきません。
ネジ部分や段差を拭き取りづらい
ただし、ペーパーで汚れを拭き取る際に気になったのがネジ。
「ネジ部分や段差に引っかかってペーパーで拭き取りづらいんです。せめて頭に十字の溝がないボルトだとよかったな」(大森)
鍋とフライパンはザブザブ水洗いできるし、食洗機にも対応していて家庭での手入れは問題ありませんが、旅先ではひと手間かかるのが残念。
ヒーター部分は熱い
IHはヒーター部分に触れても熱くないものが多いのですが、Portable DuoPotはちゃんと熱くなります。鍋をおろした直後、不意に触れるとやけどの危険あり。
「カーテンやジャケットなどのそばで使うのは避けたほうがいいですね。あと、ライトやスマホなど内蔵電池入りのモノをうっかり載せないようにしないと」(横山)
車中泊で“使える”か? Portable DuoPotの総合評価は?
スイッチひとつで手軽に使えるのが便利
■Portable DuoPot
のメリット
・袋麺、パックご飯&レトルトの温めにちょうどいい
・ステーキを焼くのは最高
・こびりつきにくく、食洗機対応
・コンパクト収納
・空焚き・温度の上がりすぎを防ぐ
■Portable DuoPot
の気になった点
・温度設定ができない
・保温機能がない
・蓋など樹脂パーツが多いので取り扱いに注意
・ヒーターに触れると熱い
Portable DuoPotはスイッチひとつで調理でき、細かな設定は不要。これを弱点と考える人もいるでしょうが、車中泊の旅で湯沸かしのみ・温めるのみならこれで十分。ステーキを焼く道具としては最高です。
【PowerArQ Portable DuoPot製品情報】
使用時本体サイズ:約幅17.3×奥行17×高さ22.3cm
重量:約1kg
容量:鍋1.2L、フライパン0.48L
定格電力: 約500W
価格:7,920円
PowerArQウェブサイト
大森弘恵
おおもり・ひろえ フリーランスのライター、編集者。主なテーマはアウトドアと旅で、ときどきキャンピングカーと料理の記事も。身軽なソロキャンプ歴は約40年、愛車はヤマハ・WR250R
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発売日 : 2024/1/12
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ISBN-13 : 978-4788623996
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あの道がそう言った~片岡義男ロード・エッセイ、50年の軌跡~
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