バンコンの次なる本命!? 三菱デリカD:5ベースの車中泊カーが急浮上
ジャパンキャンピングカーショー2026で見つけた最新モデルを一挙紹介日常的に使ってもキャンピングカーとして悪目立ちしないのがバンコン(バンコンバージョン。バンをベースに内装をキャンピング仕様にしたもの)のいいところ。そんなバンコンの中で、今最も熱視線を注がれているベース車が三菱デリカD:5です。
千葉・幕張メッセで開催された「ジャパンキャンピングカーショー2026」(1月30日〜2月2日)で展示されていたデリカD:5ベースのバンコンをまとめてみました。
新型デリカD:5のキャンピングカーが早くも登場
MDFは新型デリカをポップアップ車に
これまでバンコン人気を牽引(けんいん)してきたトヨタ・ハイエースや日産キャラバンですが、長らく新車が入手しづらいこともあり、別のベース車をユーザーに提案しているビルダーが増えています。
新型車最大のお披露目の場である「ジャパンキャンピングカーショー2026」会場でもその傾向は強く、代替モデルとして存在感が増しているのがデリカD:5でした。折しもデリカは2025年末に新型が発表されたばかりで話題性たっぷり。なかにはいち早く新型デリカを架装しているビルダーも!
そこでデリカD:5ベースのバンコンを集めたので、見比べてみましょう。
FFヒーター、ルーフクーラー付きで快適さアップ
ロッキー2/デリカ D:5 MV(691万9600円〜/展示車824万200円)、5人乗車・2人就寝
デリカ D:5 Gパワーパッケージをベースとした車中泊カー。展示車にはヤキマのルーフラックと270度広がるオーニングを装備しています。デリカの高い走破性と相まって、アウトドア好きの所有欲をくすぐる一台。
ルーフラックがあるためわかりにくいのですが、12Vのルーフクーラーが標準装備。真夏の車中泊旅をサポートしてくれます。オプションとなりますが天井断熱加工を施せばより効果的です。
ほかにもFFヒーターと200Ahサブバッテリー、走行充電が標準で装備されているので雪山もなんのその!
ベッドサイズは全長2100×全幅1110mmで、マットを一部取り外せば対面対座ダイネットに変身
左右のキャビネットに板を渡して収納棚を作れます。手元に置いておきたい防寒着やメガネなどの置き場所に困りません
安全性を考慮しつつポップアップ化
MDF/デリカD:POP(637万4500円〜/展示車921万2270円)、8(または7)人乗車・4人就寝
デリカをはじめとする三菱車のポップアップ仕様を手がけるMDF。会場に展示していたのは最新D:POPにオリジナルベッドキット、回転シートなどを搭載したコンプリートカーです。
軽い力で展開できるポップアップルーフは、撥水性と保温性にすぐれたネオプレーン素材を採用。もちろんメッシュ地も備えていて、フルオープン・メッシュ・フルクローズの3ウェイで使用可能。季節を問わず快適に眠れます。ベッドサイズは全長1800×全幅1160mmで大人2人で眠れる広さ。しかもリブボーンフレームを残しているので衝突安全性や操縦安定性を損なうこともありません。
さて、これにオリジナルベッドキットを装備すれば、家族みんなの就寝スペースを確保できます。このベッドキット、金属フレームにベッドマットを載せるスタイルで下に柱がありません。だからワイドで長い遊び道具だって収納に困ることなし。
その他、回転シート、ウォークスルーキット、FFヒーター、クーラー、サブバッテリーなど豊富なオプションから必要なものだけを選んでカスタムできるのも無駄がありません。
オプションのベッドキットは家族旅のマストアイテム。バックドア用防虫ネット、回転シート、パーソナルテーブルなどオプション豊富
薄型で圧迫感の少ない12Vクーラー。走行充電やサブバッテリーも好みのものを選べます
クーラーの下にはFFヒーターの吹き出し口が。スキー旅に利用するなら欲しいオプションのひとつです
会場ではデリカミニ M:POP(コンセプトモデル)も展示。ワークライトやサイドオーニングも付いています
デリカミニM:POPのオプションベッドキットも用意されています
DIY派にうれしいホワイトバーチ材
ダイレクトカーズ/DELICA D:5 Active Camper LOGOS EDITION(798万円〜/展示車902万6200円)、4人乗車・2人就寝
アウトドアブランドLOGOSとのコラボ第2弾はデリカD:5の車中泊カーです。後部を全面ベッドにすれば2人就寝可。片面を対面テーブルのままにしてくつろぐこともでき、一人でキャンプや釣りを楽しむ人も使いやすい仕様となっています。
回転シートやロッドホルダー、テレビ、冷蔵庫はオプションですが、クーラー、外部充電、走行充電は標準装備。同社Michikusa同様、ホワイトバーチ材を採用しているのでDIYしやすいことも大きなポイントです。
後部はひとり掛けシートを縦列で配置。キャンプ場ではセカンドシートを回転させて対面にできる
ベッド、後部シートの後ろにも荷物を載せるスペースを確保
後部にテーブルを追加してくつろぎスペースに
標準装備のクーラーはホワイトバーチ材に収めており室内の統一感を高めています。ホワイトバーチ材なのでフックなどを取り付けるのも簡単
愛車のデリカにポップアップを装備できる
グランドモーター/Dキャンパー内装キット(取り付け工賃込み107万8000円〜・展示540万7000円)、4または5人乗車・4人就寝
グランドモーターはデリカD:5を車中泊カーにするキットを用意しています。
キットの標準装備は走行充電、USB/シガーソケット、LED室内灯、シンク、80Ahサブバッテリー。
このままでは2人就寝ですが、待望のオプション、ポップアップルーフ(218万9000円)を追加すれば4人就寝が可能です。
趣味の道具が多いソロ派やカップルなら車内に置いたままルーフで寝ることができるのも大きなメリットと言えるでしょう。ポップアップルーフ内は全長1930×全幅1020mm、高さは最大940mmで大人2名が横になれるサイズです。
うれしいことに、業界初のポップアップルーフの持ち込み架装という驚きのサービスも発表しており、デリカオーナーは検討の余地あり。
ベッドスペースは全長2140×全幅1370mm。2列目シートを生かし、後部は1350×1060mmの子供用のベッドとすることも可能
オプションはFFヒーターやクーラー、外部充電、インバーター、立ち上げ棚など
開口部は43×76cm。ガバッと開くので移動はスムーズ
新型登場で話題沸騰中のデリカD:5は、オフロードや雪道での操作性がいっそう向上しています。アクティブな旅のパートナーを探しているなら、デリカD:5ベースの車中泊カーは最良の選択かもしれません。
大森弘恵
おおもり・ひろえ フリーランスのライター、編集者。主なテーマはアウトドアと旅で、ときどきキャンピングカーと料理の記事も。身軽なソロキャンプ歴は約40年、愛車はヤマハ・WR250R
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