ゴールデンウィークの高速道路は要注意! タイヤのパンクは意外に気づかない!?
#05 タイヤのトラブル防止法JAFロードサービスの出動理由でバッテリー上がりに次いで多いのが、パンクやバーストなどタイヤ関連のトラブルです。しかも、高速道路に限ると最も多い出動理由となっています。今回はタイヤのトラブルを防ぐ方法について、JAFロードサービス隊員に聞いてみました。ゴールデンウィークに高速道路を利用する際には要注意!
教えてくれたのはこの隊員!
JAF大阪支部
ロードサービス隊堺基地
小川友樹(おがわ・ゆうき)隊員
【趣味・特技】 スノーボード、マラソン
【好きな言葉】 元気があればなんでもできる!!
【好きな食べ物】 たこ焼き
【休日の過ごし方】 目が覚めるとだいたい一日が終わってます。ときどき買い物です。
高速道路での出動理由1位はタイヤのトラブル!
―――パンクなどタイヤのトラブルの件数はどのくらい?
JAFロードサービスの出動理由のなかで、バッテリー上がりに次いで多いのがタイヤのパンクやバースト、エアー圧不足などのタイヤ関連のトラブルです。2023年度のJAFロードサービス救援件数は226万8868件(四輪・二輪合計)で、そのうちの約20%(45万3172件)を占めています。また、タイヤ関連のトラブルは一般道路では出動理由全体の約20%ですが、高速道路では倍の約40%となり、最も多い出動理由となっています。
タイヤのトラブルは季節や時間帯を問わず常に発生していますが、ゴールデンウィークやお盆、年末年始などは、高速道路を利用してのロングドライブが増える時期なのでタイヤのトラブルに注意してください。高速道路を走行する際には、空気圧など事前にタイヤの点検をしておきましょう。
タイヤどころかホイールまで削れた状態で走っていることも…!?
―――パンクに気づかないケースが多いって本当ですか?
パンクの状態もさまざまですが、少し空気が抜けているくらいの状態ではパンクだと気づかず、完全に空気が抜けた状態になってからJAFに救援要請をされるケースが多いですね。
お客さまから「タイヤが減ってしまって、もうないんです!」という救援要請を受けて現場に到着し確認してみたら、パンクしていることに気が付かずに走り続けたことで、タイヤのゴムがまったくなく、さらにホイールまで削れた状態になっていた……ということもありました。つい最近も高速道路でパンクしていることに気づかずに、タイヤがなくなった状態で走行していたケースもありました。パンクしたのが後輪だったので、なおさら気づかなかったようです。最近はクルマの性能や道路の状態が良くなっているためか、パンクしていることに気づかずに走行し続ける方が結構いらっしゃいます。
タイヤからペンチやドライバーが出てきてビックリ!?
「パンク後に走行してしまうとタイヤ内部のゴムが剥離してしまうので、パンク応急修理ができなくなります。その場合はタイヤショップなどへ搬送しますので、タイヤ内部の点検を受けるか、タイヤの交換をしてください」と小川隊員
―――パンクの原因はどんなものが多いのでしょうか?
パンクの原因については、釘(くぎ)などの異物を踏んだことによるものが多いですね。お客さまは「何かを踏んだ」という感覚がないことが多く、何日もたってからタイヤの異常に気が付いてJAFを呼び、点検してみて釘などを踏んでいることがわかるケースもあります。
釘などの異物を踏んで後輪がパンクしているケースもありました。おそらく走行中に前輪で踏んで釘などを起こし、そのまま後輪に刺さってしまうのではないでしょうか。また左側の前輪は、縁石などにこすってパンクするケースが多いので注意してください。
パンクの救援現場で、タイヤに何かが刺さっているようなので引っ張り出したら、なんとプライヤ―(ペンチ)が出てきたときはビックリしました。どうすればこんなモノが入るのか不思議に思いますが、ネジを回すドライバーが柄ごと入っていたりと、想像できないような大きさの異物が出てくることもありました。
路面上の異物をとっさに避けることは難しいかもしれませんが、走行中になるべく異物を踏まないように注意してください。
パンクなどタイヤのトラブルを防止する方法は?
タイヤのトラブルを未然に防ぐには、クルマに乗る前の点検が最も効果的です。点検する際は残り溝の深さや空気圧のほか、ヒビ割れの有無もチェックしてください。タイヤはゴムのため、残り溝が減るだけでなく使用年数によっても劣化していきます。紫外線などによりゴムの劣化が進むと、タイヤの側面などにヒビ割れが出てきます。その状態で高速道路を走行するとバーストする危険もあります。ヒビ割れが出ていれば、早めの交換をお願いします。
「残り溝が十分だから大丈夫……ではありません」と小川隊員。劣化によるヒビ割れがないか、空気圧が適正かも要チェック