徐行? それとも一時停止? 横断歩道のルールについて〇×形式で出題
初心者もベテランも、交通ルールを楽しく学び直し!今回の学科試験予備校の出題テーマは、うっかりするとあやふやになりがちな「横断歩道のルール」です。運転歴の長いベテランドライバーの皆さん、運転免許を取得するために学んだ学科試験の内容、交通ルールを今もしっかりと理解していますか? ここで出題される学科試験の〇×クイズで、安全運転に必要な知識をブラッシュアップしましょう。さあ学科試験予備校の開校です!
- 問題1: 車が歩行者のそばを通るときは、歩行者との間に安全な間隔をあければ徐行しなくてもよい。
- 問題2: 横断歩道の手前に停止している車があるときは、車の陰から歩行者が急に飛び出してくるおそれがあるので、車は前方に出る前に徐行しなければならない。
- 問題3: 横断歩道に近づいたとき、横断する人がいるかいないかはっきりしない場合は、車はその手前で停止できるように速度を落として進まなければならない。
- 問題4: 車を運転中に横断歩道を横断している人がいたが、車が近づいたら立ち止まったので、そのまま進行を続けた。
- 問題5: 横断歩道のないところを横断している歩行者に対しても、車は徐行や減速するなどして、その通行を妨げてはならない。
- 【長先生の解説コラム】車で横断歩道を通行する際のルールを再確認しよう
- 出題テーマの別問題をオンライン形式で受験できます
- 前回のオンライン試験で特に難しかった問題をピックアップ!
今回の学科試験クイズは「横断歩道」(歩行者の保護)について5問を出題
この学科試験予備校で出題される試験問題は、自動車運転免許研究所の長 信一先生が実際の学科試験問題と同様の基準に従って独自に作成したものです。今後、本当に学科試験で出題されるかもしれませんよ。
参考=「交通の方法に関する教則」
問題1: 車が歩行者のそばを通るときは、歩行者との間に安全な間隔をあければ徐行しなくてもよい。
-
正解 〇
安全な間隔をあければ、徐行する必要はありません。
問題2: 横断歩道の手前に停止している車があるときは、車の陰から歩行者が急に飛び出してくるおそれがあるので、車は前方に出る前に徐行しなければならない。
-
正解 ×
前方に出る前に一時停止して、安全を確かめるようにします。
問題3: 横断歩道に近づいたとき、横断する人がいるかいないかはっきりしない場合は、車はその手前で停止できるように速度を落として進まなければならない。
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正解 〇
設問のような場合は、その手前で停止できるように速度を落として進行しなければなりません。
問題4: 車を運転中に横断歩道を横断している人がいたが、車が近づいたら立ち止まったので、そのまま進行を続けた。
-
正解 ×
歩行者が横断しようとしているときは、一時停止して歩行者に道を譲らなければなりません。
問題5: 横断歩道のないところを横断している歩行者に対しても、車は徐行や減速するなどして、その通行を妨げてはならない。
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正解 〇
横断歩道のないところであっても、歩行者の通行を妨げてはいけません。
【長先生の解説コラム】車で横断歩道を通行する際のルールを再確認しよう
最近、横断歩道を横切る運転者に対して、交通の取り締まりを行っている場面をよく見かけます。横断歩道は、歩行者が安全に道路を横断するために設けられた場所で、運転者はこの歩行者を保護しなければならない義務があります。
この標示は、道路交通上決められた場所などを指示するもので、今年2024年7月に施行された標識・標示令によると、図柄がはしご型→幅広白線型→幅狭白線型に変更されつつあります。はしご型をした図柄は徐々に姿を消し、最新の図柄は白線の幅が狭くなっていますね。
はしご型
幅広白線型
幅狭白線型
今回は、車が信号機のない横断歩道があるときを想定して、その通行方法を解説してみましょう。車の運転者が横断歩道に近づいたとき、取るべき行動に3つの選択肢があります。
①横断する人が明らかにいないときは、そのまま進むことができます。この場合、必ずしも速度を落とす必要はありません。
②横断する人がいるかいないか明らかでないときは、横断歩道の手前で停止できるように速度を落として進まなければなりません。この場合、必ずしも一時停止する必要はなく、停止できるような速度で進行します。
③歩行者が横断しているときや、横断しようとしているときは、横断歩道の手前(停止線があるときはその手前)で一時停止をして歩行者に道を譲らなければなりません。この場合、横断歩道の手前で一時停止をすることと、歩行者に道を譲る(妨げてはいけない)ことが必要です。また、横断歩道やその手前で止まっている車があるときは、その前方に出る前に一時停止をしなければなりません。
街中にいる歩行者の行動を見てみると、歩きスマホや会話に夢中になっている方々が大勢います。私たち運転者としては、これらの方々の動向をよく観察するとともに、正しい運転行動を選択しなければなりません。皆さん、横断歩道を横切るときは十分注意して運転しましょう。
解答時間は3分! 結果はすぐに表示!
出題テーマの別問題をオンライン形式で受験できます
今回の学科試験出題テーマの「横断歩道」(歩行者の保護)について、オンライン(Googleフォーム)で追加の問題を5問用意しました。
制限時間は3分が目安で、正解は解答後すぐに表示されます。もっと学科試験にチャレンジしたい! という方は、ぜひ下記「オンライン試験はこちら」から受験してください。
- ※Googleフォームが開きます
前回のオンライン試験で特に難しかった問題をピックアップ!
2024年8月のオンライン試験結果は、平均点60点となりました。出題された5問中、特に正答率の低かった問題はこちら。
問題: 標識や標示で最高速度が指定されていない高速自動車国道の本線車道で、道路の構造上往復の方向別に分離されていない区間での普通自動車の最高速度は、時速60kmである。
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正解 〇(正答率40.4%)
設問の道路での最高速度は、一般道路と同じく時速60kmです。
長 信一
ちょう・しんいち 1962年生まれ。1983年、都内の自動車教習所に入社し、学科や実技の指導員に。24歳のとき、全種類の運転免許証を完全取得。教習生への親身な指導をモットーに普通免許、自動二輪免許、第二種免許など数多くの合格者を送り出した。現在は自動車運転免許研究所の所長として運転免許関連の書籍を執筆。その数、実に200冊以上。