10月のテーマトーク：意外な発見【3】

私は、いつも片道5kmの道を車で通勤しています。ある日の朝、とても清々（すがすが）しかったこともあり、「今日は自転車で出勤してみるか」と思い立ち、職場に向かいました。

すると道端の花壇に色鮮やかに花が植えてあったり、今まで気が付かなかったのですが、一本道を入ったら素敵なお店があったりと、意外な発見の連続でした。たまにはいつもと違う、スローな行動もいいなと思いました。

妻は冬になるとひどい霜焼けができてしまうのです。

霜焼けに良いと言われることをいろいろと試していたのですが、妻にはこれといった特効薬がないのが悩ましい限りでした。かゆいを通り越して痛みがひどいと顔をしかめていたので、何か薬はないかと家にある薬箱の中を探ってみました。たくさんの薬の効能を一つひとつ読み進めているうちに「霜焼け」の文字に目が留まりました。それは普段肩こりがあるときに使用している貼り薬で、他の用途があるなんて考えてもいませんでした。半信半疑ながらも使用してみると、「あら、なんだかいいみたい」と妻が言うのです。

以来、この貼り薬は妻にとって冬の強い味方になっているようです。説明書きを読めばすぐにわかったのかもしれないのですが、家庭薬にはいろいろな効能があるとわかったのは、私にとっての意外な新発見でした。