防げ! エコノミークラス症候群。足首まわしエクササイズで血流の滞り解消!!
運転疲れに効く簡単エクササイズ藤田英継
長時間の運転はエコノミークラス症候群のリスク高!?
「エコノミークラス症候群」という病気を知っていますか? 狭い座席などに長時間座り、足を動かさないと血行不良が起こりやすくなります。足の血管内に血の固まり(血栓)ができ、血管の中の流れが滞り、肺に詰まって肺塞栓などが起きることがあります。
命の危険にもつながるエコノミークラス症候群は、座席に長時間座っているドライバーにとっても身近な病気です。
滞りがちな足首まわりの血流を改善
エコノミークラス症候群を引き起こす要因は複数ありますが、そのひとつが座ったまま動かず、脚(特にふくらはぎの静脈)に血液がたまってしまうことです。
今回ご紹介する足首まわしでは、足首を動かすことで血流の滞りや関節が固まるのを防ぎ、エコノミークラス症候群のリスクを低減させます。SAでの休憩中などに、ブレーキやアクセルの操作で固まった足首を緩めましょう。
足首を大きく回し、血流を改善する
座った状態で左膝を抱え込み、足の力を抜いて爪先で大きな円を描くように、足首を回します。
内回しで10~20回行った後、外回しでも10~20回行いましょう。
足を替え、反対の足も同様に行います。
力を入れずに足首を大きく動かすことがポイントです。
足首まわりを緩めることが目的なので、頑張らずに緩く繰り返しましょう。爪先を倒したり起こしたりするだけでも、緩める効果は得られます。
- ※足首を動かすと痛みが出る方は、その方向に動かすのは控えましょう。
藤田英継
ふじた・ひでつぐ トレーナー。表参道のパーソナルトレーニングジム、evergreen代表。東京大学大学院で身体運動科学を学び、トレーニングと脂肪や糖質の代謝、遺伝子、ホルモン、細胞レベルでのカラダ作りのエキスパートとして活動する。これまでに延べ1万人以上のセッションを経験。
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