レシピ

巻かないロールキャベツ

川津幸子さんの「これ、作ってみて!」

川津幸子
2023.02.18

撮影=岡本真直/スタイリング=綾部恵美子/料理・文=川津幸子

2023.02.18

撮影=岡本真直/スタイリング=綾部恵美子/料理・文=川津幸子

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家族から、「巻かないのに、ロールキャベツとは言えないのでは」と指摘されたけれど、味は、まったくロールキャベツ。しかも、食べた友人からは、本家のロールキャベツよりも食べやすいと褒められた(?)ので、すっかり気をよくして、「巻かないロールキャベツ」と呼ぶことにしました。実際に、バリバリとキャベツをちぎって鍋に入れ、肉だね、またキャベツと重ねて、「あとは煮汁を注いで煮ればおしまい」と作って見せると、おーっという声が上がります。正調ロールキャベツの、あのキャベツを1枚ずつきれいにはがす作業に四苦八苦した経験をお持ちの方へ。ぜひお試しください。

材料(4人分)

作り方

肉だねの混ぜはじめ

白っぽくなるまで混ぜた様子

なめらかな肉だんごになるよう、ひき肉は、肉の粒がなくなり、粘りが出るまでしっかり練るのが、ポイントです。料理教室では、「ちょっと息がきれるくらい、力強く混ぜてください」と強調しています。

並べた肉だねにキャベツを乗せる様子

鍋にキャベツの半分を敷き詰め、丸めた肉だねを並べたら、残りのキャベツでおおいます。キャベツは、10㎝四方くらいに手で大きくちぎれば、OK。

煮込むためのスープを入れる様子

煮汁の材料を加えます。あとは、ふたをして、煮るだけ。もし、キャベツが入りきらないようなら、いったん火にかけて、かさが減ったところで残りのキャベツを足すと、無駄がありません。好みで、薄切りのベーコンを広げて煮たり、仕上げにチーズをのせてもおいしい。わが家の味を見つけてください。

川津幸子

かわつ・ゆきこ 料理編集者、料理研究家。雑誌『オレンジページ』創刊や、栗原はるみさんの『ごちそうさまが、ききたくて。』など数々のヒット作を手掛けた後、1995年から1年間エコールキュリネール国立(現エコール辻東京)でフランス料理を学ぶ。以後は、料理研究家と編集者を兼ねながら、料理の楽しさを伝えている。作る人の視点に立った、簡単でおいしい料理が好評で、『100文字レシピ』シリーズをはじめ、『いつもキッチンからいいにおい』(オレンジページ)、『ごはんよ、急げ!』『さあ、腕まくり』(幻冬舎)、『そろそろ大人のおいしい暮らし』(マガジンハウス)、『100円100品100文字レシピ』(文藝春秋)、『しゃばけごはん』(新潮社)など著書多数。新潮文庫「100文字レシピ」の全シリーズが、電子書籍になって好評配信中。

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