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ハイエースの車内家具キットを設置してあるラゲッジ風景
文・構成・写真=大森弘恵

さすが、ものづくりのまち燕三条! 車中泊で使いたい個性派ギアが続々、ユニフレーム新作も【アウトドア展示会】

燕三条のアウトドアブランドを中心に集結! 2027年新作をチェック

“ものづくりのまち”、新潟・燕三条で行われた展示会「JAPAN OUTDOOR GEAR SUMMIT」に潜入! 人気アウトドアブランドを育んだエリアでは、車中泊にうれしいグッズがたっぷり見つかりました。

目次

燕三条の展示会で発見! 車中泊に使いたい注目ギア

2026年10月14~15日、新潟県アウトドア協会が主催するBtoB展示会「JAPAN OUTDOOR GEAR SUMMIT 2026(ジャパン アウトドア ギア サミット 2026)」が開催されました。

新潟県といえば、スノーピークやユニフレームなど世界に誇る日本ブランドが発祥した地。会場には東京や大阪では展示会を行わない(または出展しない)地元メーカーもズラリ並び、新作や代表作を展示しています。

その中から車中泊に役立ちそうな新作・話題作を見つけてきました。

【ユニフレーム】フィールドラックが主役!? 待望の横開きソフトクーラーに期待大

折りたたみキャンプラックを紹介する男性スタッフ

ユニセラやテーブルトップバーナーをビルトインできる「フィールドラックフレーム ブラック」(7,920円)を開発した中曽根さん

薄く収納できるのに耐荷重バツグン、重ねて使える「フィールドラック」はキャンパーはもちろん、車中泊好きからも評価が高いアイテムです。2027年は「フィールドラック」シリーズが大幅に進化します!

その核となるのが「フィールドラックフレーム ブラック」。

「フィールドラック」の天面が大きく抜かれただけに見えますが、開発した新越ワークスの中曽根さんによると、幅をわずかに広くすることでロングセラーBBQグリル「ユニセラTG-Ⅲ」や「テーブルトップバーナーUS-D Ⅱ」、そして新定番となった「UFタフグリル SUS-TG」などをビルトインできるように設計しているのだとか。

長辺側は既存の「フィールドラック」と同じで、脚の位置をそろえることで手持ちの「フィールドラック」に重ねてOK。専用「ミニ天板」(2,750円)も用意されるそうで、この天板を載せやすく、また取り外しやすくするために四隅の角度も調整するなど細かな計算がそこかしこに見られます。

二段構造のアウトドア用メッシュラック・テーブル

「フィールドラックフレーム ブラック」に「ミニ天板」と「フィールドラックフレーム US-Dベース」(5,500円)、「フィールドラックフレーム バスケット」(6,600円)を装備。下段は既存の「フィールドラック」。ボンベが水平になるよう板や「バーナーシート」を使用する

車中泊目線で注目すべきは「フィールドラックフレーム バスケット」の登場です。

いわゆる畳めるバスケットで、「フィールドラックフレーム ブラック」に組み込めば、上からも横からもバスケット内にアクセスできます。天板を載せて蓋をしても大丈夫。

バスケット(36.5×16.4×H16.5cm)のサイズ感にも注目です。

キャンプ用メッシュラック2段重ねにソフトクーラーをビルトイン

重ねた「フィールドラック」にぴったり収まる「フィールドラック ソフトクーラー」(8,800円)

次の車中泊ファン注目製品は、下開きのソフトクーラー「フィールドラック ソフトクーラー」。ズレ防止のバンド付きでしっかり固定できること、そしてラックに載せたまま中の食品や飲み物を取り出せるってスゴイ。

ソフトクーラーの蓋をオープン

2Lペットボトル、350mL缶が気持ちよく収まる

天面だってフルオープンOK。ラックの上に載せたときはトップからアクセスできます。

ちょっとした緩衝材代わりになるし防水性があるので食品用としてはもちろん、カメラやパソコン関連の機材を保管するのにもよさそう。

折りたたみラックテーブルの脚部金具とフレーム構造

ラックをしっかり固定する「フィールドラック レッグロック」。ブラックは990円、蓄光タイプは1,210円。いずれも4個セット

「フィールドラック」は最大4段まで重ねられます。

とても機能的なのですが、重ねて使用する際は安全のためにも専用ベルトで固定する必要があります。このベルトの存在感がありすぎるのがちょっぴり残念。それにふとした拍子に緩んでいることもあるわけです。

2027年はついに重ねたラックを簡単に固定できる「フィールドラック レッグロック」が降臨!

がっちり固定できるし見た目もスマートです。小さな後付けアクセサリーですが、付けっぱなしにして収納できるので紛失の心配も低減されます。

ステンレス天板の頑強さを確かめる手の様子

「2WAYソロテーブル ライト」(4,400円)

こちらは「フィールドラック」シリーズではありませんが、とってもコンパクトで軽い(重量335g/分散耐荷重5kg)ミニテーブル。

天板は0.3mm厚という極薄ステンレス鋼ですが、四辺を折り返した上でもう一度端を折ることで剛性を高めています。

金属天板のコーナー金具とロック機構の拡大

高さを2段階に変えられる。なお、展示していたサンプルはネジ留めされているが、製品版は溶接になるという

しかも高さを2段階に変えられる2ウェイ式で価格は5,000円を大きく下回ります。車内での小物置きテーブルとして手に取りやすい価格です。

ユニフレームウェブサイト

【FAIRGROUND】いつものハイエースを車中泊カーに! DIY初心者も取り付けられるキット

木製シェルフが配置された車中泊仕様のバンとスタッフ

家具メーカー・石山木工所が手がける「DIY KIT HIACE」シリーズ

いろいろなメーカーから愛車を車中泊カーに仕立てられるベッドキットが発表されていますが、DIY初心者にとってはキットを組み立てるのも、車内に固定するのもハードルが高い!

石山木工所が展開するアウトドアブランド「FAIRGROUND(フェアグランド)」では、ネジや突っ張り、面ファスナーなど誰もが簡単に取り付け・取り外しができるハイエース用のキットをリリースしています。

枠組みとなる「ベースキット」(25万3600円)を取り付けるだけで左右に棚が誕生。あとは「扉&ベンチ」(4万8300円)や「シンクキット」(7万6500円)など必要なモノを選ぶだけ。

フルフラットなベッドキットが配置された車中泊仕様の車内スペース

両側のベンチ、前方に「エクステンション」(5万100円)をセットすれば広々ベッドが誕生する

石山木工所の石山雅春社長によると「ベンチの高さはあえてセカンドシートとそろえることはせず、やや低めの設定。そのおかげで標準ルーフでも圧迫感がなくゆったり過ごせます」とのこと。

キットは標準ボディ・標準ルーフのハイエース200系/スーパーGL バン対象。

車内の壁面に設置された一枚布のカーテン

難燃・高耐久なアルバートン生地を使ったカーテンも展示

また、展示車には取り付けに穴開け加工不要なロールアップタイプカーテンも。帆布のようなミリタリースペック生地は、扱いやすさも雰囲気も良好です。

フェアグランドウェブサイト

【BaroCook】韓国発の加熱式調理器具なら車内で安全に調理OK

オレンジ色のラインが入った加熱式調理器具

発熱剤に水を加えると発熱。専用容器内が80〜102℃に達するという(容器や発熱剤容量によって達する温度が異なる)

韓国からやってきた「BaroCook(バロクック)」は、発熱剤を用いる調理器具を展示。

発熱剤を袋に入れて温める製品やヒモを引いて温める弁当は日本でも見かけますが、「BaroCook」の調理セットはハードケースやソフトバッグ、ポット(鍋)、ボトル型などさまざまな容器が用意されています。

調理中の温かい鍋料理と丸型クッキングギア

生の牛肉もちゃんと火が通った

そのため熱が容器から逃げにくく、80℃以上を20〜30分キープする(容器、発熱剤の量によって異なる)のだとか。発熱剤を置いた容器の上に、食品を置くトレイを載せるので写真のように食品と発熱剤が触れることがありません。

そしてレトルト食品やボトル飲料、缶、お弁当の温めだけでなく、使用する容器によっては炊飯やラーメンの調理、ゆで卵なども可能。

タッパー容器に水をそそぐ様子

少し高い位置から水を注ぐと、発熱剤の芯まで水が届きやすくスピーディーに発熱するのだとか

保冷バッグから食材を取り出す様子

ハードケースのほかにバッグタイプもあり、レトルトや飲み物をまとめて温められる

火も燃料も電気も使わないので、駐車中の車内でも安心して「BaroCook」を使えます。車中泊やキャンプ、そして防災アイテムとしても期待できますね。

BaroCookウェブサイト

【PTYGRACE】アルミボトルと組み合わせるといいかも! 3時間で準備できる保冷剤

-21.8℃の冷却効果を持つCOOL CORE展示用パネルと製品

「チタンケース保冷剤 COOL CORE」(S=3,080円、M=3,520円、L=3,872円)

新潟・燕市の洋食器メーカー・片力商事のアウトドアブランド「PTYGRACE(プリグレース)」はステンレスやチタン製品のギア開発に定評があります。

会場ではチタンまな板やチタン小皿など日常使いができると話題の製品がズラリ。その中で車中泊需要が高そうなモノを発見しました。

それが「チタンケース保冷剤 COOL CORE」。

チタン製で非常に軽く、前夜に保冷剤の準備を忘れても、出発までの3時間で−21.8℃まで冷却! 6時間後も本体を0℃にキープするのだとか(※20L保冷バッグにS・M・Lを各2枚入れた場合)。

クーラーボックスに入れるほか、丸くてコンパクトなのでカップやボトルの下に敷いて飲み物を保冷するなんて使い方もできます。熱伝導率の高いアルミ製ボトルと組み合わせれば効果的。使用後に取り出しやすいデザインのカップホルダーなら、底に敷いてもよさそうです。

PTYGRACEウェブサイト

【kakuri】1台にひとつ常備する!? 子供から大人まで安心して使える車載用防災セット

Kakuriブランドの各種アウトドアギア展示ブース

「くるまの防災BOXセット 14点」(参考価格8,000円)、「車載緊急時セット28点」(参考価格3万円)

大工道具や防犯グッズ、アウトドアグッズを扱う「kakuri(カクリ)」は運転中のトラブルを想定した2つの車載用エマージェンシーセットを展示していました。

「車載緊急時セット28点」は脱出用ハンマーやLEDライト、単三乾電池を用いる充電器、スーパーロングウェットボディタオル、緊急トイレパックなど総合的なもの。

「くるまの防災BOXセット 14点」は保存水とポンチョ、おしり拭きなどトイレに特化したもの。収納ケースが耐荷重120kgの便座に変身するのが秀逸です。雪や崖崩れ、洪水などによる思いがけない大規模渋滞に巻き込まれても、落ち着いて行動する助けとなるでしょう。

角利産業ウェブサイト

新作アウトドアグッズには車中泊旅に役立つものがいっぱい

車内に設置された家具の展示シーン

愛車で快適な車中泊旅をするために取り入れるべきモノは?

「JAPAN OUTDOOR GEAR SUMMIT」には新潟を本拠地とするアウトドアメーカーが中心で、東京ではお披露目しなかった新作もたっぷり。すでに発売されている話題作もありますが、新作の多くは2027年の発売です。ものづくりのまちで発見した製品は胸が高鳴るものばかりなので、期待してお待ちください!



※記載している価格や仕様は取材時点(2026年10月中旬)のものであり、2027年の発売時に変更となる場合があります。

大森弘恵

おおもり・ひろえ フリーランスのライター、編集者。主なテーマはアウトドアと旅で、ときどきキャンピングカーと料理の記事も。身軽なソロキャンプ歴は約40年、愛車はヤマハ・WR250R

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