ゆーぷる木崎湖の露天風呂。大きな岩で囲まれた浴槽と東屋風の屋根、周りを囲む竹垣と青もみじ
協力=くるま旅クラブ / 編集=後藤ちり

温泉に入ってそのまま車中泊できるって最高! 長野県の温泉併設RVパーク3選

信州そばやホテルの絶景露天風呂、薪で沸かす秘湯も! 温泉と車中泊を一緒に楽しめる施設を紹介

温泉に入って、そのまま愛車で車中泊! 長野県の温泉併設RVパークを3か所紹介します。自社製粉・自家製麺の信州そばを味わえる施設や、ホテルの天然温泉と食事を楽しめる施設、山里にある“信州の秘湯”に入れるRVパークなど、それぞれの特徴や利用情報をチェック。

目次

長野で楽しむ温泉+αの車中泊旅

車中泊の旅に「温泉は外せない」という人も多いはず。そんな人におすすめしたい旅先のひとつが長野県です。

というのも、長野県は温泉地の数が全国でもトップクラス。県内各所に温泉地が点在し、歴史ある温泉街も楽しめます。

「温泉に加え、山や高原、湖など、地域ごとに異なる景色を楽しめるのも長野県の魅力。車中泊で巡るのにもおすすめのエリアですよ」と教えてくれたのは、くるま旅クラブ事務局長で、自身も長年車中泊旅を楽しんでいる山縣麻人さん。

今回は温泉と車中泊を同じ場所で楽しめる、長野県の温浴施設併設RVパーク3か所を山縣さんに教えてもらいました。

温泉で温まってリラックスしたあと、移動せずそのまま愛車で眠れる……これぞRVパークのいいところ。長野での車中泊旅の参考にしてください。

RVパーク ゆーぷる木崎湖畔の駅

温泉に信州そば、夜間のお休み処も!

山々に囲まれた「ゆーぷる木崎湖」の外観全景

2026年3月、長野県大町市の「ゆーぷる木崎湖温泉 湖畔の駅」に開設されたRVパーク。「ゆーぷる木崎湖」は日帰り温泉施設で、温水プールも併設しています。

ゆーぷる木崎湖の緑に囲まれた開放的な露天風呂

温泉施設の営業時間は10時~20時(最終受付19時30分)。入浴料は大人900円ですが、RVパーク利用者は半額に。シャンプー、リンス、ボディーソープも備えています

泉質は単純温泉で、pHは7.1の中性。そして特徴的なのが、源泉温度が47℃の「高温泉」であること。体がしっかり温まり、心身の疲労回復やストレス緩和が期待できるのだとか。

ゆーぷる木崎湖館内にあるそば屋

「小木曽製粉所 ゆーぷる木崎湖店」の営業時間は11時~15時、17時~20時

施設内には「小木曽製粉所 ゆーぷる木崎湖店」もあり、自社製粉・自家製麺の信州そばをいただけます。鶏肉を信州名物の特製ニンニクだれに漬け込んで揚げた「山賊丼」、また「ソースかつ丼」といった丼ものなど、ご当地グルメもそろいます。

ゆーぷる木崎湖の敷地内にある柵で囲まれたドッグランエリア

小・中型犬用のドッグランも用意

また、施設内には夜20時~翌朝8時まで利用できる有料の「お休み処」も。完全予約制ですが、リクライニングチェアを備えた男女別の休憩室やセルフ調理コーナーもあり、いざというときの旅の助けにもなりそうです。

【施設データ】
・所在地:長野県大町市平10639-1
・利用料金(1泊):5,000円
・利用可能台数:8台
・電源設備 〇(500円)、ゴミ処理 〇(有料)、入浴施設 〇
RVパーク ゆーぷる木崎湖畔の駅ウェブサイト

RVパーク蓼科パークホテル

ホテルの温泉や食事も楽しめる!

豊かな自然と森の中に佇む「蓼科パークホテル」の空撮全景

長野県茅野市、八ヶ岳中信高原国定公園内に位置する「蓼科(たてしな)パークホテル」の一画にあるRVパーク。標高1,250mにあり、夏の避暑から冬のウインタースポーツまで、四季を通じて利用されています。

夕暮れ時のグラデーション空と絶景を見渡す蓼科パークホテルの露天風呂と内湯

絶景を眺めながら入浴できます。入浴料は大人1,000円

RVパーク利用者は、ホテル内の天然温泉を利用できます。通常の日帰り入浴は15時~21時ですが、ホテル宿泊者と同じく、15時~23時と翌朝5時~9時に入浴可能(貸切風呂は利用不可)。八ヶ岳の裾野を見渡せる絶景露天風呂や、開放感のある内湯で天然温泉を楽しめます。

カラーコーンで区分けされた「RVパーク蓼科パークホテル」の駐車・車中泊スペースと夜空の星風景

ホテルに近いAサイト(左写真)。ホテルから離れたBサイトも選べます。夜は美しい星空に期待

温泉だけでなく、ホテル内のトイレや洗面所、ラウンジ、売店などを利用できるのも、ホテル併設のRVパークならでは。事前に予約をすれば、ホテルの夕食(囲炉裏会席料理/大人6,600円~)、朝食(和定食/大人1,980円)も用意してもらえます。

周辺には横谷峡や白駒池などの観光スポットも点在。観光や高原でのレジャーを楽しんだあとは、ホテルの天然温泉に浸かり、愛車で車中泊。ホテルならではの設備やサービスも利用できる、蓼科観光の拠点にぴったりのRVパークです。

【施設データ】
・所在地:長野県茅野市北山5522
・利用料金(1泊):3,500~5,500円(特別日料金設定あり)
・利用可能台数:13台
・電源設備 〇(1,000円)、ゴミ処理 〇(500円)、入浴施設 〇
RVパーク蓼科パークホテルウェブサイト

RVパーク鬼無里の湯 ホテル&コテージ

湧き出る源泉を薪で沸かす“秘湯”

「信州鬼無里の湯」の案内看板と緑豊かな温泉施設の外観

鬼無里(きなさ)は長野市の最奥にある山深い地域。数々の伝説が残るこの秘境の里にある温泉宿「鬼無里の湯 ホテル&コテージ」に併設されたRVパークです。

ホテル内にあるのは、“信州の秘湯”とも呼ばれる奥裾花(おくすそばな)温泉。渓谷から湧き出る冷鉱泉を薪で沸かしたもので、冷え性や神経痛、筋肉痛などに効能があると言われています。

清潔で明るい信州鬼無里の湯の内湯・大浴場洗い場

日帰り温泉の料金は大人510円。ボディソープ、シャンプー、コンディショナーが用意されています

RVパーク宿泊者はホテル宿泊者同様15時~23時まで入浴が可能。湯上り処では無料で電源を使えるほか、フリーWi-Fiも利用できます。また、事前に予約すれば、宿泊プラン用の御膳や会席料理などの食事も楽しめます。

温泉施設の敷地内に停車するキャンピングカーとRVパークスペース

サイトではサイドオーニングの展開やテーブル&チェアの設置も可能

周辺には鬼無里の歴史や伝説に触れられる資料館や、鬼無里が約300万年前には海の底だったことを示す地層を観察できる奥裾花渓谷など見どころも点在。

雄大な渓谷の景色を眺め、薪で沸かした温泉に浸かる……。いつもの温泉車中泊とはひと味違う旅が楽しめそう。

RVパーク鬼無里の湯 ホテル&コテージは1月〜3月が冬季休業期間となります。年内や春先の温泉車中泊旅で訪れてみてはいかがでしょうか。

【施設データ】
・所在地:長野県長野市鬼無里日影8855
・利用料金(1泊):2,500円
・利用可能台数:3台
・電源設備 〇(無料)、ゴミ処理 〇(無料)、入浴施設 〇
RVパーク鬼無里の湯 ホテル&コテージウェブサイト

温泉車中泊を楽しむために、気を付けたいこと

車中泊の旅では入浴のためだけに、温浴施設まで移動することも少なくありません。その点、温泉施設に併設されたRVパークなら、移動の手間を省いて温泉と車中泊をセットで楽しめます。

「ただし同じ敷地内でも、サイトから浴場まで距離がある場合があるので、移動用の上着を用意しておくと安心です。また、入浴時間と料金も事前に確認を。ホテル宿泊者と同じ条件とは限りませんから」(山縣さん)

これから寒さが厳しくなる長野県。冬の車中泊では、どんなことに注意すればよいのでしょうか。

「出発前に現地の天気や道路状況を確認しておきましょう。冬用タイヤなどの滑り止め対策と、夜間の寒さに対応できる寝具・防寒着の準備をお忘れなく。たとえば降雪時、エンジンをかけたままだと排気口が雪で塞がれて、排気ガスが車内に逆流し一酸化炭素中毒につながる危険もあります。アイドリングに頼らない防寒準備を。そして雪や寒さが厳しいときは、予定の変更も含めて無理をしないことも大切です」(山縣さん)

山縣麻人さんプロフィール

山縣麻人さんのバストアップ写真

やまがた・あさと / くるま旅クラブ 事務局長。ピクセルドライブ株式会社 代表取締役。2018年よりカムロードベースのキャブコン「オルビスユーロ」で日本一周の旅を開始。現在も新しい場所への探訪を続けている。キャンピングカー歴7年の経験を生かし、2022年からはくるま旅クラブの事務局長としてキャンピングカーユーザーのサポートに日々奮闘。「キャンピングカーは行楽にも防災にも使える万能な存在」という信念のもと、実体験に基づいた情報発信を心がけている。

「くるま旅クラブ」とは

一般社団法人日本RV協会の子会社・くるま旅クラブ株式会社が運営する有料の会員制クラブ。キャンピングカーオーナーや車中泊旅を楽しむユーザーに向け、車中泊ができる提携施設や割引特典などを提供。2026年1月現在の会員は約2万1000人。
くるま旅クラブウェブサイト

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