特集

ライオン、ワラビー、ミニカバ 動物の赤ちゃんが見られる動物園10選【2024年春版】

いま会える! 触れる動物の赤ちゃんが大集合

2024.04.17

文=釼持陽子 / 写真=福島章公

2024.04.17

文=釼持陽子 / 写真=福島章公

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1年点検を受けると、だれにでもチャンス

大人も子供も、何度行っても楽しめる動物園。全国に数ある動物園の中から、この春に会えるかわいい動物の赤ちゃんをピックアップしました。お母さんに甘えたり、ウトウト眠ったりする赤ちゃんらしい様子は、今の時期限定です。一日中見ていても飽きない姿は、癒やされること間違いなし!

※掲載内容は取材時点の情報です。動物の赤ちゃんは徐々に大きくなりますので、お出かけ前には動物園のウェブサイトやSNSなどでご確認ください。

関東・よこはま動物園ズーラシア
5色の毛色を持つサルの赤ちゃん

アカアシドゥクラングールの親子

〈赤ちゃんDATA〉
動物の種類:アカアシドゥクラングール
誕生日:2024年1月19日
名前:ダオ
お母さん:ワニ お父さん:ラー

ズーラシアを含めて全国で2園でしか見ることができないアカアシドゥクラングールに、赤ちゃんが誕生。アカアシドゥクラングールとは、赤い靴下を履いているような足が特徴で、白、灰色、黒、薄橙(うすだいだい)色の5色の毛色を持つサルの仲間。赤ちゃんの名前は投票でダオに決定。生後1か月半までは母のワニが抱っこしていましたが、最近は姉のホアや同じ群れのサオ(メス)が抱っこしたり、赤ちゃんだけでウロウロする愛らしい様子も。群れの中でひときわ小さい子を探してみて。

赤ちゃんを見るなら午前中が狙い目

飼育展示係の桒原暖佳さん

飼育展示係の桒原(くわばら)暖佳さん
アカアシドゥクラングール担当歴2年

「これから活発になる時期なので赤ちゃんが自分自身で自由に動き回る姿をご覧いただけると思います。当園では3群れのアカアシドゥクラングールを順番に展示しているため、日によって赤ちゃんに会えない日もあります。寒さが苦手なサルなので気温が低い日よりも温かい日、なおかつ日差しが入りやすい午前中がおすすめです」

チンパンジーのコサチもすくすく成長

チンパンジーの赤ちゃんのコサチ

〈赤ちゃんDATA〉
動物の種類:チンパンジー
誕生日:2023年10月10日
名前:コサチ(メス)
お母さん:サチコ お父さん:ケンジ

アフリカの熱帯雨林ゾーンでは、チンパンジーの赤ちゃんのコサチも公開中。生後半年程度になり、母乳以外にお母さんが食べる野菜や果物に興味津々のコサチ。チンパンジーは群れで子供の面倒をみる習性があり、お父さんのケンジや群れのリーダー・カズヤも積極的に育児に参加しています。赤ちゃんを含めたチンパンジー10頭のコミュニケーションの仕方もじっくり観察すると面白いですよ!

群れで子育てする様子をチェック!

飼育展示係の山口進也さん

飼育展示係の山口進也さん
チンパンジー担当歴3年

「春頃はお母さんのサチコから離れて動き回るタイミングです。他のチンパンジーに抱っこされたり遊んでもらったりして、群れで子育てする様子が楽しめると思います。晴れた日は屋外、雨の日は室内で親子を含めた10頭を展示。おやつタイム(11:30~12:00頃、14:15頃)の食事のシーンもかわいいですよ」

よこはま動物園ズーラシア

よこはま動物園ズーラシア

住所:神奈川県横浜市旭区上白根町1175-1
TEL:045-959-1000
より詳しい情報はよこはま動物園ズーラシア のウェブサイトへ

北海道・ノースサファリサッポロ
ライオンの三つ子ちゃんがお披露目

ライオンの赤ちゃん3頭

〈赤ちゃんDATA〉
動物の種類:アフリカライオン
誕生日:2024年3月21日
名前:未定
お母さん:ライリー お父さん:アレックス

2022年にライオンエリアが完成してオスとメスが一緒に過ごせるようになり、メスのライリーが妊娠。ライオンの三つ子の赤ちゃんが生まれました。背中のヒョウ柄と目の色のブルーグレーは赤ちゃんのときだけの特徴。オスは生後半年から1歳になる頃にたてがみが生えてきます。ゴールデンウイーク頃にお披露目&抱っこ体験ができる予定。赤ちゃんに会えるのはお披露目時間のみですが、2023年に生まれた双子ライオンのアポロ、ルーナはいつでも愛らしい姿を見ることができます。

お母さんのライリーは飼育員さんに対しての信頼度が高く、穏やかな性格。「赤ちゃんライオンは、骨が柔らかいので抱っこをするときはお尻をしっかり支えるのがポイント。歯が生えるとお肉を食べ始めてどんどん大きくなるので、抱っこ体験ができるのは春頃だけの予定です」(飼育担当より)

春頃に登場予定のパルマワラビー

パルマワラビーの赤ちゃん

〈赤ちゃんDATA〉
動物の種類:パルマワラビー
出袋日:2024年3月10日に出袋
名前:ショウ(オス)

ワラビーの中でも小さい種類のパルマワラビーに赤ちゃんが生まれ、お母さんのポケットから出てきました。両手の手のひらに乗るくらいのサイズで、ちょこちょこ歩く愛らしい姿がたまりません! 袋を用意すると自分で入ってきてくつろぐなど、人懐っこい赤ちゃんワラビー。ゴールデンウイークに開催する「赤ちゃん動物展」で登場予定。

ノースサファリサッポロ

住所:北海道札幌市南区豊滝469-1
TEL:0570-005600(ナビダイヤル)
その他の詳しい情報、赤ちゃんのお披露目・抱っこ体験に関してはノースサファリサッポロ のウェブサイトへ
※夏期営業は4月26日から

東北・秋田市大森山動物園~あきぎんオモリンの森~
フクロテナガザルの赤ちゃんが成長中

フクロテナガザル

〈赤ちゃんDATA〉
動物の種類:フクロテナガザル
誕生日:2023年12月10日
名前:空(くう)
お母さん:ワタル お父さん:パパイヤ

フクロテナガザルの第2子となる空(くう)が、兄の天(てん)に見守られながら成長中。体長の1.5倍ほどある長い腕と、空気を入れて鳴き声を発するのど袋が特徴。腕は成長とともに伸び、抱っこしているお母さんの脇腹まで届くほどの長さになりました。4頭で横になって寝ていたり、空がお母さんのおなかで跳ねたりと、家族ならではの愛らしい瞬間も。親の行動を見てマネするときもあり、時間をかけて親子を観察すると面白いシーンを見られるかも!

「のど袋に空気を入れ、歌うように4種の声を使い分けてコミュニケーションをとるフクロテナガザル。天気の良い日は外の展示場でのびのびと遊ぶ姿を見ることができます。大人になるのは早いので今だけのかわいい成長過程をぜひご覧ください」(飼育担当より)

秋田市大森山動物園~あきぎんオモリンの森~

秋田市大森山動物園

住所:秋田県秋田市浜田潟端154番地
TEL:018-828-5508
その他の詳しい情報は秋田市大森山動物園~あきぎんオモリンの森~ のウェブサイトへ

関東・宇都宮動物園
ホワイトタイガーの双子が活発に!

ホワイトタイガーの赤ちゃん

〈赤ちゃんDATA〉
動物の種類:ホワイトタイガー
誕生日:2023年10月14日
名前:アイカ(メス)、イオリ(メス)
お母さん:シラナミ お父さん:アース

生後約半年のホワイトタイガーの双子が、順調に大きくなっています。宇都宮動物園のホワイトタイガーの子供では、3・4頭目にあたる姉妹。最近は2頭で暴れまわって遊んだり、元気よく走りまわったりする子供らしい一面も。毎日10~16時はホワイトタイガー舎で公開されていますが、天気の悪い日や体調によりお休みする日もあります。外に出てすぐのほうが活発なので、午前中の来園がおすすめ。やんちゃな姉妹の様子に、ほほ笑ましい気持ちになるはず。

「ホワイトタイガーは黄色いベンガルトラの白変種で、美しい白い毛が特徴です。成長がとても早いので子供らしい姿を見るには春頃が最適。夏にはかなり大きくなるかもしれません。何度か足を運んでいただき、成長する過程を見てほしいですね」(飼育担当より)

宇都宮動物園

宇都宮動物園

住所:栃木県宇都宮市上金井町552-2
TEL:028-665-4255
その他の詳しい情報は宇都宮動物園 のウェブサイトへ

関東・多摩動物公園
子供キリンが生まれて19頭に

多摩動物園のキリン

〈赤ちゃんDATA〉
動物の種類:キリン
誕生日:2023年12月20日
名前:アキ(メス)
お母さん:アミ お父さん:ジル

国内最多の飼育数を誇る多摩動物公園のキリン舎。赤ちゃんのアキが生まれて19頭になり、ますますにぎやかに。もともと子供好きだったお母さんのアミは、今回5頭目の出産となるベテランママさん。群れの中で一番小さいのがアキ、2番目に小さいのが2023年7月に生まれた同世代のユウノ(メス)で、子供2頭で寄り添うかわいらしい姿が見られるかも! キリンの妊娠期間は約15か月。群れで育つ子供のキリンの様子を観察できる貴重なチャンスです。

多摩動物公園のキリンの繁殖は、アキの誕生で累計199頭目。「親子の他にも、子供同士や他の大人キリンとのコミュニケーションが見られるのも群れ飼育の醍醐味です。一頭のキリンを追いながら観察するのも楽しいですよ」(担当者より)

多摩動物公園

多摩動物公園

住所:東京都日野市程久保7-1-1
TEL:042-591-1611
その他の詳しい情報は多摩動物公園 のウェブサイトへ

関西・NIFREL(ニフレル)
ミニカバのネムネムに会える

ミニカバのネムネム

〈赤ちゃんDATA〉
動物の種類:ミニカバ
誕生日:2023年8月17日
名前:ネムネム(メス)
お母さん:フルフル お父さん:モトモト(モトモトは2023年3月に恩賜上野動物園にお引っ越し)

オスのタムタム、メスのテンテンに続き、ニフレルで3頭目の誕生となったミニカバのネムネム。ミニカバは水中より陸上で暮らすことが多く、ニフレルの展示室でも陸上でエサを食べる様子や、家族でのんびりする様子を見ることができます。ネムネムをさまざまな角度から観察できるのは、毎日15時頃まで。15時以降は寝室に移動しますが、展示エリアにもライブ映像を配信。寝室ではお母さんに体をちょこんとのせて寝ていることもあり、親子でゴロゴロしているかわいい姿を楽しめます。

最近は、お母さんから離れて一人で寝ているときもあるネムネム。「今まさに、ムチムチボディのかわいい体形です。お母さんのフルフルとじゃれあうなど、子供っぽいお茶目な行動も見ていておもしろいですよ」(飼育担当より)

NIFREL(ニフレル)

NIFREL(ニフレル)

住所:大阪府吹田市千里万博公園2-1
TEL:0570-022-060(ナビダイヤル)
その他の詳しい情報はNIFREL(ニフレル) のウェブサイトへ

中国・大山トム・ソーヤ牧場
愛らしい3匹のチビモルモット

モルモットの赤ちゃん

〈赤ちゃんDATA〉
動物の種類:モルモット
誕生日:2024年2月24日
名前:チーズ、ジャム、バター
お母さん:ロール お父さん:かえで

今年生まれたモルモットの赤ちゃん3匹が新たに仲間入り。モルモットのオスは数が多くなるとケンカすることがあり、性格が穏やかなメスのみ、ふれあいが可能。赤ちゃん3匹は、今後メスとわかった場合に限り、5月前後からふれあいができます。モルモットは目が悪く口の前に手を持っていくと噛んでしまうので、頭や背中をやさしくなでるのがポイント。大人のモルモットよりひと回り小ぶりなチビモルモットを探してみて。

写真は薄い茶色や濃い茶色、白が混ざった毛色の赤ちゃんモルモット。「開園時間内はいつでもモルモットに触ることができます。今回生まれた赤ちゃんがオスでふれあいができない場合でも、約50匹いるので他のモルモットと毎日ふれあいができます」(飼育担当より)

大山(だいせん)トム・ソーヤ牧場

大山(だいせん)トム・ソーヤ牧場

住所:鳥取県米子市岡成622-2
TEL:0859-27-4707
その他の詳しい情報は大山トム・ソーヤ牧場 のウェブサイトへ

四国・愛媛県立とべ動物園
アカカンガルーの赤ちゃんが6頭も!

アカカンガルー

母・ショウガの袋から顔出しした赤ちゃん
〈赤ちゃんDATA〉
動物の種類:アカカンガルー
顔出し日:お母さんのショウガより2024年2月26日に顔出し、お母さんのシソより2024年3月21日に顔出し
名前:未定
お母さん:ショウガ、シソ

アカカンガルー2

母・シソの袋から顔出しした赤ちゃん

とべ動物園では、2023年の春から2024年の春にかけて6頭もの赤ちゃんアカカンガルーが誕生。計22頭になり群れがにぎやかに。運が良ければ、ショウガの赤ちゃんがひとりで走っている様子、シソの赤ちゃんは袋から出ている姿が見られるかもしれません。乾燥地帯で暮らすカンガルーは雨の日が苦手。日光浴が大好きなので、日が出ている晴れた日の午前中が狙い目です。大人より小柄な子供たちは、生まれた時期によって体の大きさが違います。6頭を探して見比べてみて!

写真は母・ショウガの袋から顔出しした赤ちゃん(写真左)と母・シソの袋から顔出しした赤ちゃん(写真右)。そのほか、子供たちはフミ、ナナイロ、コマメ、ヒカリの4頭。「穏やかに寝ている姿を見て癒やされてほしいです。音に敏感な動物なのでなるべく静かに楽しんでみてください」(飼育担当より)

愛媛県立とべ動物園

愛媛県立とべ動物園

住所:愛媛県伊予郡砥部町上原町240
TEL:089-962-6000
その他の詳しい情報は愛媛県立とべ動物園 のウェブサイトへ

九州・長崎バイオパーク
食べ盛りのコツメカワウソに会える

コツメカワウソ

〈赤ちゃんDATA〉
動物の種類:コツメカワウソ
誕生日:2023年8月22日
名前:スグリ(オス)、クヌギ(オス)、カヤ(メス)
お母さん:クリ お父さん:ツクシ

3頭の赤ちゃんが生まれて5人家族になったコツメカワウソ。お母さんとお父さんに比べると小柄でまるっとした子供らしい3頭を探してみて。コツメカワウソは小さい体からは想像できないほど大食漢です。子供たちも食べ盛りで、ニジマスやワカサギ、川エビなどが大好き。みんなで駆けまわって転がったり相撲をとったりと、ファミリーのかわいいじゃれ合いを見ることができるかも。石を転がして遊ぶなど、手先の器用さも見ものです。

「大人と比べてやや小さく子供らしい体つきの赤ちゃんカワウソ。重なって寝ていたり、みんなで歩き回ったりと、家族5人で信頼関係を築きながら生活しているように見えてほっこりした気持ちになります。5頭とも毎日展示しています」(飼育担当より)

アメリカビーバー3頭が誕生!

アメリカビーバー

〈赤ちゃんDATA〉
動物の種類:アメリカビーバー
誕生日:2023年6月10日
名前:ぬくぬく(メス)、シャカシャカ(メス)、かしわ(オス)
お母さん:わかば お父さん:カフェ

アメリカビーバーの夫婦の間に3頭の赤ちゃんが誕生。お母さん・お父さんビーバーと同じく樹木や葉っぱ、キャベツなどを食べながらすくすくと成長中。毎日15:30からのお散歩タイムには、園内を歩くかわいらしいビーバー親子に会うことができます。時々、枝や丸太を一生懸命運ぶ姿も。ビーバーは夜行性で昼頃までは巣の中で眠っているため、活動的になる午後の時間を目がけて行くのがおすすめです。

長崎バイオパーク

長崎バイオパーク

住所:長崎県西海市西彼町中山郷2291-1
TEL:0959-27-1090
その他の詳しい情報は長崎バイオパーク のウェブサイトへ

九州・鹿児島市平川動物公園
おんぶされているコアラに注目

コアラの親子

〈赤ちゃんDATA〉
動物の種類:コアラ
誕生日:ツムギ…2023年5月13日(11月に出袋)、アラタ…2023年6月14日(12月に出袋)
名前:ツムギ(メス)、アラタ(オス)

2頭の赤ちゃんコアラが2か月連続で誕生。先に生まれたツムギは好奇心旺盛で動き回り、アラタはまだお母さんにべったりの甘えん坊。平川動物公園のコアラは全16頭と国内最多。小さいうちはお母さんコアラが抱っこしていますが、体が大きくなってくると移動や食事のときに木に当たってしまうので、おんぶが多くなります。お母さんの背中にしっかりしがみつくかわいい赤ちゃんコアラを要チェック。ユーカリの葉をモグモグ食べる様子も癒やし度満点です。

写真はお母さんコアラのヒナタにおんぶされているアラタ。「丸っこい体で今が一番かわいい時期です。あっという間に大人になるので、愛らしい子供のうちに見てほしいです!」(担当者より)

モテるのは“イクメン”のマントヒヒ

マントヒヒ

〈赤ちゃんDATA〉
動物の種類:マントヒヒ
誕生日:2024年1月5日生まれ、2024年1月12日生まれ

2024年1月生まれの2頭のマントヒヒの赤ちゃん。お母さんが大事そうに抱っこをしたり、背中にのせて移動したりして子育て中。マントヒヒはオス1頭とメス数頭からなる集団で暮らす動物。大人のオスが積極的に子供たちの面倒をみるのも特徴で、やさしい“イクメン”のオスがメスにモテるようです。小さい子供をお世話するオスのマントヒヒにも注目を。

鹿児島市平川動物公園

鹿児島市平川動物公園

住所:鹿児島県鹿児島市平川町5669-1
TEL:099-261-2326
その他の詳しい情報は鹿児島市平川動物公園 のウェブサイトへ

動物たちのかわいい赤ちゃん姿が見られるのは限られた期間だけです。春のお出かけシーズンに、ぜひ近くの動物園に行ってみてはいかがでしょうか。
すくすくと育つ動物の赤ちゃんたちの姿を間近で見れば、ほっこり気分になれますよ。

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