オンリーワン&ナンバーワンな水族館へ行こう!!
いつだって水族館はワクワクさせてくれる、楽しさと驚きの宝庫。おでかけ意欲が高まる今、日本に数ある水族館のなかでも、「ナンバーワン」「オンリーワン」な存在や規模を擁するスペシャルな水族館に注目しました。家族でも、カップルでも、おひとりさまでも、楽しめて、涼を感じて、癒やされて。今年こそ、水族館で、忘れられない思い出を!
鴨川シーワールド
雄大な太平洋を望むロケーションと種類豊富な生き物たちの、自然に近い環境を再現した展示が魅力。彼らの個性や運動能力を引き出したダイナミックなパフォーマンスは大人気!!
ココがオンリーワン!
シャチのパフォーマンス
2tにもおよぶ巨体が水中から飛び出してスプラッシュ!
海の王者ともいわれるシャチのパフォーマンスが見られるのは日本でここだけ!! シャチの魅力である大きさや迫力満点の大ジャンプ、豪快な水しぶきに、客席からは大歓声(と悲鳴?)。トレーナーとのコミュニケーションや、愛らしい仕草にも注目! ここで会えるシャチは、「ラビー」「ララ」「ラン」の三姉妹と、ラビーの娘「ルーナ」。それぞれ個性あるキャラクターや、トレーナーとの信頼関係が感じられるパフォーマンスに驚きと感動の連続!
日本で唯一! シャチを見ながら食事ができるレストラン「OCEAN」
オーシャンスタジアムの真下にある「OCEAN」は、シャチが泳ぐ姿を眺めながら食事が楽しめる、他では体験できない特別なひとときが過ごせるレストラン。四季に応じてメニューが変わり、コース料理まで楽しめるからデートシーンでも活躍!
ココも注目!
「エコアクアローム」「トロピカルアイランド」など、環境再現型の展示で生きものたちの自然な生態を観察できるのが魅力。水族館のアイドル、ベルーガに2021年7月、赤ちゃんが誕生したニュースも注目!
〈エコアクアローム〉水の一生をテーマに川の源流から海までの水の流れと生態系を再現した展示
〈トロピカルアイランド〉南の海の水中散歩をテーマにサンゴ環礁の砂浜から深部へ至る環境を再現
ベルーガの赤ちゃんはまだ一般公開されていないため観察できるかは運次第ですが、スクスクと成長中!
水族館スタッフおすすめフォトスポット
「ディスカバリーガイダンス〈動物とのふれあい体験〉という有料チケット制のコーナーではイルカやアシカと写真を撮影することができます。貴重な体験なので、思い出に残る一枚になると思います」(鴨川シーワールド 広報 渡邊さん)
施設Data
鳥羽水族館
館内は順路のない自由通路になっていて、12のゾーンに分けられた展示をどこから観てもOK! 世界中の海や水辺の多種多様な生き物たちや、笑いにあふれる動物たちのショーなど、思いのままに観て、近づいて、楽しもう。
ココがナンバーワン&オンリーワン!!
日本最大規模の展示種数
飼育種類数約1,200種類は日本一!! 展示される生き物の総数はおよそ3万点。「海獣の王国」「古代の海」「奇跡の森」「人魚の海」などテーマごとに、生息地に近い環境で暮らす生き物たちを観察できます。
国内唯一! ジュゴンとアフリカマナティーを見られる!
ジュゴンの「セレナ」は推定36歳、体長260cm。チャームポイントはつぶらな瞳。草食で、アマモと呼ばれる海草が大好物
ジュゴンに会える水族館は世界でも珍しく、日本ではここだけ。「人魚の海」ゾーンで、ゆったりと優雅に泳ぐ姿が人気。同じく人魚伝説のモデルといわれるマナティーは「ジャングルワールド」に。この稀少な2種と同時に会えるのは世界でも鳥羽水族館だけ。
スナドリネコが見られる唯一の水族館
「奇跡の森」ゾーンでは、水族館では唯一の展示となるスナドリネコの姿も! 水辺で漁をするため、普通の猫とは違い、前脚に水かきがついているのが特徴。2022年2月に鳥羽水族館で初めて繁殖に成功し、2頭の兄弟が現在もすくすくと成長中。
ココも注目!
ラッコは近年飼育数が減少し、国内で飼育されているのは3頭のみ。そのうち2頭を鳥羽水族館で見ることができます。1日3回行っているお食事タイムが大人気。運が良ければ、ガラス面に張り付けたイカをジャンプしてとる「イカミミジャンプ」が見られるかも!
水族館スタッフおすすめフォトスポット
「エントランスを入ってすぐ左側、〈コーラルリーフ・ダイビング〉ゾーンが、映えるスポットで人気です。全面ガラス張りで、サンゴの海に潜ってカラフルな魚たちに囲まれているような幻想的な一枚が残せますよ」(鳥羽水族館 企画広報室 榊原さん)
施設Data
鳥羽水族館
住所:三重県鳥羽市鳥羽3-3-6
TEL:0599-25-2555(代表)
その他の詳しい情報は【鳥羽水族館】
をご覧ください。
名古屋港水族館
シャチやイルカなど海の哺乳類を中心に紹介する「北館」、サンゴの海や深海などの魚類を中心に展示する「南館」からなる、日本最大級のスケールを誇る水族館。イベントも充実、丸一日あっても時間が足りないほど!
ココがナンバーワン&オンリーワン!!
日本一の規模を誇るプールでイルカパフォーマンス
スタジアムの収容人数は最大3,000人
メインプールは幅60m、奥行き30m、最大水深12m、水量は約1万3400t! このスケールの大きさにイルカものびのび、野生のように飛び幅のあるダイナミックなジャンプを披露。ボールをタッチするハイジャンプは高さ6m以上に達する迫力です! さらに、大型映像装置を使った演出により、見応えも臨場感もアップ。プールが広すぎてイルカがどこから出てくるのかわからず見逃してしまってもリプレイがあり、存分にパフォーマンスを満喫できます。
シャチ・ベルーガ・エンペラーペンギンの展示
人気のある生き物たちですが、シャチとエンペラーペンギンは全国で2園館、ベルーガは全国で4園館でしか飼育されておらず、この3種すべてに会えるのは名古屋港水族館のみ!
シャチ
ベルーガ
エンペラーペンギン
ココも注目!
見どころが多すぎる名古屋港水族館のなかでも、とくに見逃せないポイントはこちら! メインプールの水中が見られる水中観覧席、「イルカのパフォーマンス」に匹敵する人気イベント「マイワシのトルネード」。そして繁殖に力を入れているアカウミガメも。
メインプールの水中観覧席。水中からジャンプへ向かうイルカの力強い泳ぎや疾走感など違った魅力を発見できます
〈マイワシのトルネード〉約3万5000匹ものマイワシの群れがひとつの生命体のように一斉に動く様子は圧巻!
1995年以降、継続してアカウミガメの繁殖に成功。子ガメの成長の様子も観察できます
水族館スタッフおすすめフォトスポット
「水族館は基本的に館内が暗いので、生き物たちと写真を撮るのはむずかしいのですが、南国のサンゴ礁を再現した〈サンゴ礁大水槽〉は明るく写真を撮るには一番です。半円型のトンネル水槽で海中散歩をしているような様子を収めてはいかがでしょうか」(名古屋港水族館 営業企画課 佐藤さん)
施設Data
名古屋港水族館
住所:愛知県名古屋市港区港町1番3号
TEL:052-654-7080(代表)
その他の詳しい情報は【名古屋港水族館】
をご覧ください。
沖縄美ら海水族館
沖縄本島北西部にある国営沖縄記念公園(海洋博公園)内に位置し、「沖縄の海との出会い」がテーマの水族館。館内には3階から入館し、サンゴ礁域、黒潮の世界、さらには深海へと、沖縄の海を深く潜っていくような展示。沖縄の海の素晴らしさ、大切さを実感できます。
ココがナンバーワン&オンリーワン‼︎
ジンベエザメの世界最長飼育記録更新中
魚類最大種のジンベエザメ、主食は小さなプランクトン!
「黒潮の海」で会えるジンベエザメ、オスの「ジンタ」は飼育年数27年! 体の大きさは現在約8.8m、体重約6000㎏まで成長。こんなに大きいジンベエザメが悠々と泳ぐ「黒潮の海」も圧巻のスケール。幅35m、深さ10m、奥行き27mの水槽は世界でも最大級。毎日9時30分、15時、17時に行われる給餌タイムも大人気!
ブラックマンタ
「黒潮の海」を泳ぐ4匹のナンヨウマンタ。そのうち1匹が通称「ブラックマンタ」。背面も腹面も真っ黒の、世界でも目撃記録の少ない黒化個体です。体の幅は約3.4m、飼育年数6年。ちなみに、ナンヨウマンタの複数飼育と繁殖に成功したのも沖縄美ら海水族館が世界初!
日本初、世界初が目白押し! レアな生き物たち
天然記念物である「クロイワトカゲモドキ」の繁殖に世界で初めて成功。他にもここだけで見ることができる世界初展示、日本初展示のレアな生き物たちに注目! 展示パネルの「美ら海だけ」マークが目印。
クロイワトカゲモドキ
世界初展示のオニイトマキエイ
世界初展示のヒメイトマキエイ
新種・世界初展示のチュラウミカワリギンチャク
新種・世界初展示のシマツノコシオリエビ
世界初展示のオニキホウボウ
ココも注目!
館外のオーシャニックゾーンには「オキちゃん劇場」「マナティー館」「イルカラグーン」「ウミガメ館」があり、入場無料! イルカショーやマナティーの展示、イルカ・ウミガメの給餌体験(有料)など、わくわくする場面がいっぱい!
「オキちゃん劇場」イルカショーも無料!
2021年6月にマナティーの赤ちゃんが誕生!
「イルカラグーン」でイルカに給餌体験できます(有料)
水族館スタッフおすすめフォトスポット
「エメラルドグリーンの海をバックにして建つ水族館のエントランスではジンベエザメのモニュメントがお出迎えをします。モニュメントの前や、〈沖縄美ら海水族館〉の文字看板の前で記念撮影をどうぞ」(沖縄美ら海水族館 利用サービス係 池上さん)
- ※2022年6月現在の情報です
施設Data
沖縄美ら海水族館
住所:沖縄県国頭郡本部町石川424番地
TEL:0980-48-3748
その他の詳しい情報は【沖縄美ら海水族館】
をご覧ください。
鶴岡市立加茂水族館
日本海を望む海岸に佇む、クラゲが主役の水族館。浮遊するクラゲが織りなす幻想的な光景、興味深い生態を深く知ることができるこだわりの展示内容に魅了され、遠方から訪れる人も激増。アシカやアザラシなど、クラゲ以外の人気者にも会えます!
ココがナンバーワン!!
クラゲの展示種数世界一
「クラゲドリームシアター」には約1万匹の「ミズクラゲ」が浮遊
展示されているクラゲは77種類(2022年5月25日現在)。「クラネタリウム」と名付けられたエリアに、直径5mの大水槽「クラゲドリームシアター」、円柱型の水槽「クラゲチューブ」をはじめ、多様なクラゲの生態と魅力を伝える大小の水槽群が広がります。
ここでしか見られないクラゲたち
「ルテウムジェリー」は、おそらく日本では加茂水族館だけで展示している珍しいクラゲ。他にも世界中の海から集まった多種多様なクラゲたちが一堂に! ひとつひとつのクラゲの神秘的な姿形や不思議な生態に、時間を忘れて見入ってしまいそう。
〈ルテウムジェリー〉地中海や大西洋に分布、飼育展示は世界でも2例目
〈シンカイウリクラゲ〉繊毛の動きで光を反射しながら漂う深海のクラゲ
ココも注目!
吹き抜けの「ひれあし広場」では、“ひれあし”の動物たち=アシカやアザラシが登場、それぞれの体の特徴や違いなどを楽しく学べる解説プログラム「ひれあしの時間」を1日4回開催。
中庭に設けられた「ひれあし広場」のステージとプール
「ひれあし類」は脚がひれのようになっている海獣の仲間のこと
水族館スタッフおすすめフォトスポット
「やはり一番のフォトスポットはクラゲ大水槽〈クラゲドリームシアター〉前でしょうか。冬期間(12月~3月)はアシカやアザラシと記念撮影ができる〈ひれあしフォト〉も開催しているので、こちらもおすすめです!」(鶴岡市立加茂水族館 渡辺さん)
施設Data
親子で発見! シールずかんde水族館ガイド 全国版(7月21日発売)
一度は行っておきたい全国の水族館70施設を詳しく紹介しています。水中や水辺の生き物たちの、躍動感ある写真が満載です。巻末の「シールずかん」では、掲載施設で出会える生物の生態を紹介。ずかんにシールを貼って遊びながら生き物に詳しくなることができ、お出かけ前もお出かけ後も楽しめる一冊です。水族館で出会った生き物のシールを「シールずかん」に貼って、ずかんのコンプリートを目指しましょう。お買い求めは、JAFメディアワークス専用ページ または全国の書店、ネット通販サイトをご利用ください。