日本の魅力、再発見

昼はぶらぶら! 夜はフラフラ? 写真家ヤスクニさんの旅日記〜岡山県・真庭市

岡山県真庭市

撮影=飯田安国
2022.04.12
2022.04.12
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「写り切らないものを確かめるために旅に出たくなるような、半分未完成の写真を撮りたい」。そんな思いを胸に、日本全国を旅するカメラマンの飯田安国さん。ダンディーかつチャーミングなヤスクニさんのコメントを交えながら、岡山県真庭市の日本の魅力、再発見の旅の様子をお届けします。

昼はぶらぶら! 夜はフラフラ?
写真家ヤスクニさんの旅日記

日本全国を旅して巡るカメラマン飯田安国さんが、今回の旅で気になったシーンを取り上げます。

旧遷喬尋常小学校の教室に並ぶ机

旧遷喬(せんきょう)尋常小学校の教室に机が並ぶ。「懐かしいね。僕の通っていた学校もこんな机だったと思う」

学校の鐘を鳴らす人

旧遷喬尋常小学校の鐘。「これねぇ、大きい音がするんだよ」。鳴らすと確かに学校中に伝わるような大きな音がした。

道路を走る郵政カブ

勝山町並み保存地区でいい写真を撮りたいと奔走。「人が歩いてくれるといいな」とつぶやきながらシャッターを切る。

お酢を選ぶカメラマン

河野酢味噌製造工場で紅酢を購入。「紅酢は、酢飯を作る時に必要なんだ。あまり手に入らないので4本購入した」

木枠に入れられた麹

「麹(こうじ)を作っているところって絵になるんだよね」とヤスクニさん。並べ方やライティングを試行錯誤しながら撮影する。

鏝絵のある蔵

御前酒蔵元辻本店の蔵で鏝絵(こてえ)を発見。「鏝絵といえば伊豆の松崎が有名だけど、ここも手が込んでると思った」

水槽でのんびりとするはんざき

はんざきセンターでオオサンショウウオを撮影。「オオサンショウウオってこんなに大きいんだ」

蒜山の雪道

取材時の蒜山は雪が深かった。「蒜山の名前って、ドイツ語っぽいよね」

撮影をするカメラマン

「料理から湯気が上がっているところを撮りたいんだよね」。料理の撮影は時間との闘い(編集部撮影)。

ビールが注がれた木のグラス

旧遷喬尋常小学校の売店でヤスクニさんはビールグラスをお買い上げ。「木をくり抜いて作ってあるんだ。出来がいいよね」

ワインを試飲するカメラマン

ひるぜんワイナリーで山ぶどうのワインを試飲するヤスクニさん。「香りがいいのにのど越しがいい」(編集部撮影)

壁や天井にも版画が展示されている毎来寺

「版画寺」とも呼ばれる毎来寺には、天井にも版画が展示されている。「いろいろな光が入って来ないほうが撮影しやすいんだよね」と、照明を消して試行錯誤しながら撮影していた。

飯田安国

いいだ・やすくに 「ヤスクニさん」の愛称で親しまれる写真家。
東京・新橋生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、サンフランシスコ・アート・インスティテュートで芸術を遊ぶ。
長年にわたり連載をもつ『JAF Mate』をはじめ、『翼の王国』など雑誌を中心に活躍。
現在、スマートロードスターをスニーカー代わりにしている。

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