冬の住宅街を走る雪道、道路脇に大量の雪が積もり、奥には車が走行中

年末年始の車移動で注意すべきなのは「バッテリー上がり」と「雪道対策」! JAFが呼びかけ

年末年始は車のトラブルが急増

年末年始は帰省や旅行などで車の利用が増える時期だが、同時に車のトラブルも多発する。JAFは、年末年始の安全な車移動のため、事前点検と雪道対策の徹底を呼びかけている。

目次

年末年始はバッテリー上がりが最多、10秒に1件の出動

昨年の年末年始期間(2024年12月28日~2025年1月6日)、JAFの出動件数は8万2747件にのぼり、約10秒に1件の割合でトラブル対応が発生した。中でも最も多かったのは「バッテリー上がり」だ。寒さが厳しくなるこの時期は、バッテリーの性能が低下しやすく、エンジンがかからないトラブルが増加する。JAFは、出発前にバッテリーやタイヤ、ライトなどの日常点検15項目を確認することを推奨している。詳しい点検方法はJAF公式サイトで紹介されている。

雪道対策は必須! ノーマルタイヤの危険性

雪道での事故防止も重要なポイントだ。JAFが実施した実験によると、圧雪路や氷盤路ではスタッドレスタイヤが最も短い距離で停止できた一方、ノーマルタイヤでは圧雪路の制動距離が、スタッドれすタイヤと比べて約1.7倍に伸びた。特に氷盤路では、ノーマルタイヤはチェーンを装着時の1.8倍も制動距離が長くなり、雪道でのノーマルタイヤ走行は極めて危険であることが分かった(テストの詳細は下記リンクを参照)。雪道を走行する際は、必ずスタッドレスタイヤやチェーンを装着し、安全運転を心がけたい。

天候確認と慎重な判断で安全な年末年始を

年末年始は急な冷え込みや大雪による交通障害も予想される。お出かけ前には最新の天気予報を確認し、大雪が予想される場合は不要不急の外出を控えるなど、慎重な判断が求められる。事前の点検と準備を徹底し、安全で快適な年末年始のドライブを楽しみたい。

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