東北の復興をクラシックカーで走る! 「GO!GO!ラリー in 東北 2025」10月4日開催
コンセプトは「笑顔の交流」宮城県仙台市で「GO!GO!ラリー in 東北 2025 Charity Classic Car Meeting」が2025年10月4日、午前8時30分から開催される。スタートおよびゴールは「せんだい青葉山交流広場」。クラシックカーによるチャリティラリーで、東日本大震災の被災地や震災遺構などの関連施設を巡る。主催はGO!GO!ラリー実行委員会、発起人は俳優の唐沢寿明氏。
笑顔でつなぐ東北と全国の絆
2022年の東北と2025年の熊本の様子(画像=GO!GO!ラリー in 東北 2025 Charity Classic Car Meeting)
「GO!GO!ラリー」は、2019年の初開催以来、東北や九州・熊本などの被災地を舞台に開催されてきた。6回目となる今回は「道は復興の証」の理念のもと、被災地の現状を伝え、地域住民との交流を目指す。
2023年の様子(画像=GO!GO!ラリー in 東北 2025 Charity Classic Car Meeting)
参加予定は1973年までに製造されたクラシックカー100台。全国からオーナーが集まり、沿道の市民の声援を受けながら走行する。
特別競技や晩餐会も! 1日限りの特別な体験
2023年の様子(画像=GO!GO!ラリー in 東北 2025 Charity Classic Car Meeting)
当日は午前6時30分からせんだい青葉山交流広場で入場・受付、午前7時15分から車両展示、午前8時30分から1号車がスタートする。
2023年の様子(画像=GO!GO!ラリー in 東北 2025 Charity Classic Car Meeting)
その後は、東日本大震災の記憶を伝える施設や復興拠点を巡る。石巻市の「門脇小学校」や「大川小学校」の震災遺構をはじめ、南三陸町の「さんさん商店街」、気仙沼市の「復興記念公園」や「ないわん広場」などがスタンプポイントとして設定されている。地域住民と触れ合いながら走行を続けるのも特徴だ。
コース途中には、公道外での特別ステージで行われるPC(Prove Cronometrate=設定された区間を、設定された時間に近付けて走れるかを競う)競技も用意されている。ドライビングテクニックの精密さを競うこの競技は、1927年から1957年にイタリアで開催された伝説のレース「ミッレミリア」に倣い、1000分の1秒単位で精度を競う形式を採用する予定だ。
夕方には再び同会場でゴールを迎え、夜には仙台市内の「ウェスティンホテル仙台」でガラパーティが開かれ、復興支援セレモニーや表彰式も行われる。参加者は正装で集い、走行を振り返りながら東北の魅力を語り合う。
復興の今を伝えるチャリティイベントとして定着
2023年の様子(画像=GO!GO!ラリー in 東北 2025 Charity Classic Car Meeting)
本イベントの収益や寄付は被災地支援に活用される。仙台市や石巻市、気仙沼市、南三陸町などが後援に名を連ね、地元企業や自動車関連団体も協力する。特別協賛は株式会社リップス、SMC株式会社、協賛にはミシュランやポルシェジャパンなどが加わる。
「GO!GO!ラリー in 東北」は、クラシックカー愛好家の集いにとどまらず、被災地支援と地域交流を目的とした取り組みだ。沿道からの声援や笑顔は、参加者にとって何よりの励みとなり、復興の歩みに寄り添う存在となっている。クラシックカーを愛する人々にとって、地域とつながる貴重な一日となる。
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