彦根城へもスムーズに! 国道8号「米原バイパス」全線開通へ! 2025年9月23日 渋滞緩和と災害時の交通確保に期待
写真はイメージ

彦根城へもスムーズに! 国道8号「米原バイパス」全線開通へ! 渋滞緩和と災害時の交通確保に期待

2025年9月23日、開通式典は彦根トンネルで開催

滋賀県米原市と彦根市を結ぶ国道8号「米原(まいばら)バイパス」(全長2.2km)が、2025年9月23日、午後4時に全線開通する。慢性的な交通混雑の緩和と、事故や降雪などの災害時における円滑な交通確保を目的に開通するもの。9月23日午前10時には、米原バイパス彦根トンネル内で開通式典も実施される。

目次

全線開通で渋滞解消に貢献、物流効率化にも寄与

画像=近畿地方整備局ウェブサイト(20250827-1maibarabaipasuzennsennkaituu.pdf)

画像=近畿地方整備局ウェブサイト(20250827-1maibarabaipasuzennsennkaituu.pdf

米原バイパスは国道8号の現道に並行するルートで、滋賀県長浜市加田町から彦根市佐和山町までを結ぶ延長10.3kmの道路。2024年4月までに8.1kmが開通しているが、残る2.2kmが未開通になっていた。今回、米原市入江から彦根市佐和山町までの2.2kmが開通することで全線開通となる。

段階的な供用により、従来の国道8号で慢性化していた米原駅前(米原警察署前交差点)や西円寺交差点周辺の渋滞緩和に効果を発揮してきた。今回の全線開通でさらなる改善が期待される。

高速道路通行止め時の代替ルートにも対応

画像=近畿地方整備局ウェブサイト(20250827-1maibarabaipasuzennsennkaituu.pdf)

画像=近畿地方整備局ウェブサイト(20250827-1maibarabaipasuzennsennkaituu.pdf

国道8号は、新潟から京都を結ぶ総延長約600kmの大動脈で、名神高速道路や北陸自動車道と並行して走る幹線道路。災害時や事故で高速道路が通行止めになった際には、重要な代替ルートとして機能する。しかし冬季には交通集中に加え、堆雪帯不足により除雪作業で渋滞が発生し、大型車のスタックによる立ち往生も繰り返し発生している。

画像=近畿地方整備局ウェブサイト(20250827-1maibarabaipasuzennsennkaituu.pdf)

画像=近畿地方整備局ウェブサイト(20250827-1maibarabaipasuzennsennkaituu.pdf

今回の米原バイパスの整備により、降雪時にも迅速かつ安全な迂回路の確保が可能となり、交通の分散や事故リスクの低減が期待されている。

式典は彦根トンネル内で実施、地域の連携も強化

開通当日の午前10時からは、バイパス内の「彦根トンネル」で開通式典が実施される。式典は国土交通省近畿地方整備局、滋賀県、彦根市、米原市が共催。式典ではテープカットや通り初めなどが予定されており、地域関係者や報道機関が参加する見込みだ。

米原バイパス開通は、救急搬送の所要時間短縮につながり、地域医療体制の信頼性向上に寄与するとされている。また、彦根城など観光地へのアクセス改善による地域経済の活性化も期待される。

この記事はいかがでしたか?
この記事のキーワード
あなたのSNSでこの記事をシェア!