圏央道「つくば西スマートIC」茨城県つくば市に2025年春開通予定
観光地までの所要時間短縮や渋滞リスク軽減のメリットもNEXCO東日本は、茨城県つくば市と整備を進めてきた一般国道468号の首都圏中央連絡自動車道(圏央道)に接続するスマートICの名称を「つくば西スマートIC」とすると発表した。開通は2025年春になる見通しで、開通すれば地域の活性化やアクセスが向上するなどさまざまなメリットが見込まれる。
スマートICの名称は「つくば西スマートIC」
2024年12月現在のつくば西スマートIC付近の状況
NEXCO東日本は、圏央道のスマートICの名称を「つくば西スマートIC」とすると発表した。このスマートICは、圏央道の常総IC~つくば中央ICの本線につなげるために整備が進められており、2025年春から利用できる見込み。名称の理由について、つくば市へつながる出入口だと認識できることや、つくば中央ICと区別できることなどを挙げている。なお、スマートICのため、ETC車載機を搭載した車両しか利用できない。
開通によって筑波山周辺へのアクセスが向上する見込み
つくば西スマートICが開通するメリットは、地域の活性化や利便性の向上、観光振興などが挙げられる。
商業業務系用地からつくば中央ICへのアクセス時間が短縮する見込み
一つ目のメリットは、つくば市にある土地区画整理事業地から圏央道へのアクセスがさらに良くなることだ。つくば西スマートICの開通により、つくば中央ICへの走行時間が現状の12分から6分と約半分になる見込み。アクセスが向上すれば、新たに首都圏から企業や商業施設を誘致できる材料にもなり、雇用や人口の増加が期待できるという。
また、常総ICとつくば中央IC間の距離は約11kmと、圏央道の中でも現在2番目に長い区間である。開通後は約7kmとなり、4km程度距離が短くなる。各ICへ10分以内に到達できる地域が増えることも、人口増加が期待できる理由だ。
観光振興にも寄与
二つ目のメリットは、県外から筑波山周辺の観光地へのアクセスが向上することだ。
県内屈指の観光地である筑波山へは、つくば中央ICから県道19号線、国道408号、県道42号線を利用するルートが一般的であった。しかし、県道42号線は行楽シーズンの休日になると渋滞が発生しやすく、渋滞回避のためつくば市がう回ルートを紹介するなどしていた。
つくば西スマートICが開通すれば、渋滞が発生しやすい国道408号や県道42号を経由せずに筑波山にアクセスが可能となる。交通量も分散されるため、渋滞の緩和も期待できる。
このほか、つくば西スマートICの隣にある常総ICが鬼怒川および小貝川の浸水想定区域になっているなっているため、新しいICを整備することで、災害が発生した際の救援活動や緊急物資輸送が現状よりスムーズになることも期待されている。
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