ナビタイムの運転免許の学習アプリに「自転車ルール問題」が新登場!

ナビタイムの運転免許の学習アプリに「自転車ルール問題」が新登場!

交通違反の増加を背景に、自転車向けの約120問と子供向け問題を無料提供

自転車の交通事故や違反が社会問題化しているなか、ナビタイムジャパンが提供する「運転免許の学習アプリ」に、新たに「自転車の交通ルール問題」が追加された。今回のアップデートでは、約120問にわたる自転車専用問題と、小学生でも学べるキッズ向け問題やキッズ用実力テストが新設されている。

運転免許の学習アプリは第一種運転免許、第二種運転免許、自転車の3つの学習モードから選んで学べるようになっており、無料で利用可能。全国どこでも家庭で気軽に交通安全教育に役立てられる。

目次

自転車ルールの無料学習コンテンツを新たに提供開始

自転車ルールの無料学習コンテンツ

自転車ルールの無料学習コンテンツ

ナビタイムジャパンが提供する「運転免許の学習アプリ」は、これまで自動車免許取得を目指すユーザー向けの学習ツールとして利用されてきた。今回のアップデートでは、同アプリ内に「自転車ルール」の問題が新たに追加され、約120問が無料で公開されている。

この背景には、近年増加している自転車利用者の交通違反がある。警察庁の発表によると、自転車の交通取締検挙件数は2024年では約5万件にのぼり、過去10年で4倍を超える検挙数となっている。こうした背景により、自転車利用者に対する正しい交通ルールの周知・啓発が急務となっている。

「自転車ルール」の問題が新たに追加

「自転車ルール」の問題が新たに追加

このアプリ内では、標識・表示の一覧を確認できるほか、画面をスワイプして問題を解く「さくトク」の利用や、自転車の交通ルールを楽しく学べるPDF「自転車の正しい乗り方(警視庁発行)」の閲覧が可能だ。自転車に乗り始めたばかりの小学生はもちろん、自転車を日常的に利用する学生や社会人など、幅広い世代が、手軽に自転車ルールを学べるツールとして期待される。

交通安全教育の裾野を拡大──親子で使える「キッズ問題」も搭載

交通取締検挙件数は2024年では約5万件にのぼる

交通取締検挙件数は2024年では約5万件にのぼる

今回のアップデートでは、自転車の交通ルール専用問題に加えて「キッズ問題」および「キッズ用実力テスト」も新たに導入されている。これは、小学生でも理解できるように、やさしい言葉で自転車ルールを学べる内容となっている。

保護者と一緒に問題を解きながら交通安全について話し合えば、家庭内での意識向上につなげられる。春の行楽シーズンや通学前の安全確認ツールとして、幅広い家庭に役立つ仕様だ。

自転車は子供にとって身近な移動手段でありながら、事故に巻き込まれるリスクも少なくない。実際、内閣府の統計では自転車利用者の交通事故のうち、10〜19歳の占める割合が33.9%と、全体を通して最も高い。こうした現状を踏まえ、家庭における交通安全教育の必要性が高まっている。

学科試験対策から日常利用まで──交通ルールの学びを身近に

運転免許の学習アプリは、本来自動車運転免許の学科試験対策用として開発されたアプリだが、今後は自転車利用者やその家族にも活用の幅が広がっていくとみられる。移動中のすき間時間や家庭での話題づくりなど、日常のなかで気軽に交通安全意識を高めるツールとして活用できる。

「運転免許の学習アプリ」は、iOS およびAndroid の両OSに対応しており、無料でダウンロードできる。

アプリは無料で利用可能! 手軽に交通ルールを学び、安全な自転車走行を

交通事故による死亡事故や重大事故は地方都市にも多く、地域格差のない教育環境の提供が課題となっている。スマートフォン一つで利用できる学習アプリは、そうした格差を解消する手段としても期待される。

なお、警察庁は2026年4月から自転車の交通違反に対しても「青切符制度」を導入する方針を示している。信号無視やスマートフォンを使用しながらの運転といった行為に対して、反則金が科されるようになる予定だ。

今後は、自転車も車両としての責任が一層求められる時代に入る。こうしたアプリを活用して、日常生活のなかで自然に交通ルールを学ぶことは、自身や家族の安全を守るために欠かせない取り組みといえる。

自転車の違反行為に対する青切符制度については下記記事をチェック!

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