駐車した車内で熱中症リスクを訴える女性のイメージ

熱中症に気を付けて! 夏場の駐車、どのくらい温度が上がる?

日陰でも危ない! 子供を車内に残したままにしないこと

JAFは、夏季に向けてエンジンを停止して駐車した車内がどれほど高温になり、体調リスクに影響があるかを注意喚起するため、2本の動画を2026年4月21日に公開した。

今回はそのうち「日陰と日向(日なた)でどう違う? 夏の車内温度について検証【JAFユーザーテスト】」(2025年9月実施)について紹介する。

目次

【日陰と日なたで車内温度はどう違うか検証】

夏の間、日なたに駐車した車両は車内温度が短時間で急上昇し、非常に危険である。そこで、実際に日陰と日なたで車内温度がどのように変化していくのかを比べた。

各車には温度計、暑さ指数計を設置。

【日なたの車両は、10分後に40℃へ上昇】

テスト開始5分後、日なたの車両は約30℃から約38℃に上昇。10分後には、日なたの車両の運転席はほぼ40℃に達し、10数分後には暑さ指数が最高レベルの「危険」レベルに到達した。

60分後、日なたの車両のダッシュボードは69.0℃、運転席は51.4℃に達し、テスト終了となる90分後までAは温度が上がり続けた。
一方、日陰の車両は、テスト開始5分後に車内温度は約29℃で開始時から約3℃上昇、暑さ指数は最低レベルの「ほぼ安全」レベルに留まったものの、30分後には、日陰の車両の暑さ指数は「厳重警戒」に迫る「警戒」レベルに。最終的に90分後のテスト終了時点で33℃に到達した。

日向(日なた)に駐車した車両はエアコンを切ってからわずか10分間で温度が急上昇している

日陰に駐車しても30分で車内環境は「警戒」レベルに

【日陰に駐車しても、暑さ指数は「警戒」レベルに】

外気温34℃の真夏日では、日なたに駐車した車内の温度はエアコン停止からわずか5分で38℃を超え、最終的には53.0℃に達した。暑さ指数も「危険」レベルを大きく上回った。

日陰の駐車は日なたの駐車に比べて温度上昇を大幅に抑えることができたものの、90分で33℃まで温度が上昇した。暑さ指数も「警戒」レベルである。

医師でもある、熱中症総合研究所・三宅康史所長は、「仮に人が車内にいれば体温や吐く息、蒸発した汗などによってさらに車内環境は過酷になります。大人に比べ子供は体が小さい分、環境の影響を大きく受けます。そのため、早く体温が上がり、脱水も進みやすい」と注意を呼び掛けている。

【日陰でも油断せず、熱中症対策を】

実際にはさらなる時間の経過や天候の変化で、日陰だった場所が日なたになる可能性や、日なたからの輻射(ふくしゃ)熱を窓越しに受けることでさらに過酷な環境となる恐れがある。日陰であっても高齢者、子供、ペットなどを車内に残してはならない。

これから夏休みなど楽しい外出が増えるだろう。日なたではもちろんのことだが日陰であっても熱中症リスクを知ったうえ、安全で快適なカーライフを過ごしていただきたい。

詳しいテスト結果や動画はJAFユーザーテストをチェック!

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