札幌と釧路がついに高速道路で直結! 道東道・阿寒IC~釧路西ICが2024年12月22日開通
冬の道東道

札幌と釧路がついに高速道路で直結! 道東道・阿寒IC~釧路西ICが2024年12月22日開通

道東自動車道(道東道)・阿寒IC〜釧路西ICが2024年12月22日15時に開通する。開通によって札幌と釧路間が高速道路で直結し、移動時間が約4時間に短縮される。開通後には札幌と釧路・根室地域間のさらなるアクセス向上が見込まれる。

目次

札幌と釧路が高速道路で直結し移動時間が4時間に短縮

今回開通するのは道東道の阿寒ICから釧路西ICまで17kmの区間だ。開通すると札幌市と釧路市街地が高速道路でつながり、約4時間で移動が可能となる。釧路市街地までは、2003年の本別ICの開通時の約5時間から1時間程度、2016年阿寒IC開通時の4時間19分からは7分、移動時間が短縮される。

開通するのは道東道の阿寒ICから釧路西ICまで17kmの区間

画像提供元:釧路市

高速道路直結により札幌と釧路の移動時間が4時間に短縮

画像提供元:釧路市

なお、今回の開通に先立ち2024年9月に釧路西ICと釧路別保ICを結ぶ釧路外環状道路は道東自動車道に名称変更された。案内標識もすでに変更されているので注意したい。

移動時間短縮や緊急輸送道路の確保・輸送コストの削減に期待

開通により、移動時間の短縮に加えてさまざまな効果が期待されている。釧路・根室地域は、大規模地震時に津波による市街地や国道の浸水が想定されており、仮に大規模地震が発生した際には、被災地への救援物資を輸送する緊急輸送道路として重要な役割を担う。

釧路市内には救急センターから距離の離れた居住地域もある。高速道路の開通により、こうした地域における重度・緊急度の高い患者の緊急搬送において、搬送時間の短縮が期待できる。また、この地域で水揚げされる水産物の輸送では、ドライバーの負担軽減や輸送コストの削減が見込まれる。

開通後も本別IC~釧路別保ICの通行料金は無料

現在開通している道東道・本別IC〜阿寒ICと釧路西IC〜釧路別保ICは、高速道路の通行料金が無料。阿寒IC〜釧路西ICの開通後は、分断されていた本別IC〜釧路別保ICが連結されることとなるが、通行料金は引き続き無料で利用できる。

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