ササラ電車の走る北海道・札幌を舞台に、JAFがクルマと路面電車の危険な場面を動画で再現
クルマと路面電車が併走する道路の危険を疑似体験JAFは2024年11月11日、積雪地域での路面電車とクルマにおける潜在的な危険性の啓発と、交通事故の防止を目的とした「危険予知・事故回避トレーニング」の動画2本を公開した。
積雪期における路面電車とクルマが併走する道路上の危険を疑似体験
ササラ電車とは、路面電車に竹製のブラシ(ササラ)を取り付け、それを回転させて線路の雪を払う除雪車両のこと。北海道札幌市の札幌市電では、すでに大正時代からササラ電車を活用しており、札幌市民の足として公共交通の運行を守る、冬の風物詩と言えます。
その一方、路面電車とクルマが併走する道路では、軌道敷内で右折待ちをして路面電車と衝突したり、後方から近づく路面電車に気づかず進路変更をして事故になったりするケースも起きているとのこと。
JAFは今回、札幌市電の全面協力により、積雪期における路面電車とクルマの混合交通下において生じうる危険な場面を、「実写版」危険予知・事故回避トレーニングで再現した。 危険予知・事故回避トレーニングとは、道路交通に潜む危険を事前に予測し、適切に対応することにより、交通事故を未然に防止するもの。
動画を用いた効果的な交通安全トレーニングを提案
JAFでは、今回公開した動画のほかにも、道路交通で危険な場面を想定したさまざまな動画を「実写版」危険予知・事故回避トレーニングとして公開している。これらの動画をクイズ化した「交通安全3分トレーニング」も含め、企業などで継続的な交通安全トレーニングに活用するよう提案している。
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