高速道路の工事現場などで行われる旗振りの意味とは? 事故に遭わないためにも覚えたい4つの合図!
高速道路上の事故やトラブルの際に、旗を振って誘導をする作業員を見かけることがある。しかし、旗振りに意味があることについて、あまり知られていないのではないだろうか。誘導の合図の意味を知らなければ、自分や同乗者の命を危険にさらす可能性がある。旗振りの意味をしっかりと覚えておこう。
高速道路で見る旗振りの意味とは? 赤いバツを見たら止まれ!
高速道路で落下物や交通事故などの緊急事態が発生すると、交通管理隊が出動する。交通管理隊は緊急事態への対応にあたって、二次災害を起こさぬように旗振りで私たちドライバーに指示を出す。緊急時に対応するためにも、旗振りの4つの動きと意味を覚えておく必要がある。
「止まってください!」の合図
正面に旗を広げて「止まってください! 」の合図
赤やオレンジ色の旗を頭上で交差させてから水平に停止している場合は、高速道路で異常が起きているため止まらなくてはならない。覚えにくい方は「赤い大きなバツマークを見たら止まれだ! 」と覚えておこう。
「右へ寄ってください」の合図
旗を右側へ振り「「右へ寄ってください」の合図
運転している私たちから見て、交通管理隊が旗を左から右へ振っている場合は、道路の右側へ寄ろう。
「左へ寄ってください」の合図
左側に旗を振って「左へ寄ってください」の合図
「右へ寄ってください」のときとは反対に、交通管理隊が旗を右から左へ振っている場合は、道路の左側へ寄ろう。左側車線がある場合は、車線変更をする。
「速度を落として」の合図
旗を上下に振って「速度を落として」の合図
交通管理隊が旗を両手で持ち、大きく上下に振っている場合は、速度を落として運転しよう。旗振りの合図を確認するときには注意点がある。交通管理隊は基本的に赤やオレンジ色の旗を使用するが、夜間は赤く光る誘導棒を使用するほか、時間帯によっては黄色い旗を使用する場合がある。交通管理隊が合図を出している場合には指示に従い、周囲の状況に注意しながら安全運転に務めよう。
黄色いパトロールカーの警光灯にも注目しよう!
高速道路を走行中に、ランプを点灯させながら走る黄色いクルマを見たことがないだろうか? 黄色いクルマは、高速道路の安全を守る交通管理隊のパトロールカーである。
普段なんとなく見ているパトロールカーだが、通常時や緊急時で警光灯の灯火が変わる。その意味を知ると、高速道路の異常にすぐ気付くことができる。パトロールカーの警光灯の意味は、色と表示されている文字で判別できる。
通常の巡回中では「走行注意」の灯火表示
ライトが黄色く点灯し「走行注意」などと書かれている場合は、通常の巡回時。
緊急出動の際は「事故」の灯火表示
ライトが赤色に点し「事故」などと表示されている場合は、緊急出動時。赤色点灯のパトロールカーを見かけた場合は、高速道路上で何かあったかもしれないと注意しながら走行しよう。
高速道路上で作業を案内する「この先事故」の灯火表示
最後に、黄色と赤色の両方のライトが点灯している場合は、高速道路上で作業をしている合図である。進行方向に作業中のパトロールカーがいる場合は、すみやかに車線変更をしよう。また路肩で作業をしている場合でも、交通管理隊を巻き込む事故につながる危険性がある。交通管理隊が作業をしているということは、何かしらの危険があることを意味するため、まわりに注意しながら走行しよう。
交通管理隊は24時間・365日体制でパトロールをしているほか、常に危険と隣り合わせで作業をしている。二次災害を出さないためにも旗振りの意味を覚えて、見かけた場合は指示に従うようにしよう。
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