能登半島地震で被災した方に2024年7月31日まで車を無料貸し出し中

日本カーシェアリング協会は、能登半島地震で被災して車が使用できなくなった人や、支援活動を行う団体向けに車の無料貸し出しを実施している。車の台数に限りがあるほか、申し込みが増えているため事前の予約が必要だ。無料の貸し出し期間は2024年7月31日まで。

目次

借りられる車両・条件・貸し出し拠点を確認しよう

被災地域では復興が思うように進んでいない場所もあり、がれきの片づけや通勤・通学・通院など、生活再建のためには車が欠かせない。貸し出し車両は、軽トラック・軽バン・軽乗用・普通乗用・大型バン・キャンピングカーなどで、最長3日間利用できる。七尾市の拠点では、軽乗用・普通乗用車に限り、1か月の長期利用が可能だ。いずれも2024年7月31日までは何回でも借りられる。

また、車の貸し出しを利用するためには、免許証・携帯電話・被災を証明できるものを提示する必要がある。貸し出し拠点は七尾市拠点をはじめ、能登町・能美市・珠洲市・穴水町・志賀町・輪島市門前町・輪島市河井町・輪島市町野町の9拠点だ。借りられる車両は各拠点で異なるため、詳細は日本カーシェアリング協会のウェブサイトを確認しよう。

廃車を寄付するだけで、被災地支援に貢献できる

日本カーシェアリング協会が無料貸し出ししている車両は、寄付などで全国から集められた中古車だ。また、協会では車検が切れている車や長年にわたり動かしていない車、事故で壊れた車など、動く動かないにかかわらず廃車する車でも車専門のリサイクル業者が車両を引き取り、被災者支援に役立てている。

リサイクル業者は、引き取った車から再利用できる部品等を再資源化し、寄付金を日本カーシェアリング協会に送る。寄付金は協会の活動資金や、被災地での無料貸し出しの活動費などに充てられる。廃車にする車でもどこかの誰かの役に立ち、また被災地支援になる新しい社会貢献のスタイルだ。

この記事はいかがでしたか?
この記事のキーワード
あなたのSNSでこの記事をシェア!