東北道『花巻PA スマートIC』が2024年3月20日に開通。道の駅や病院へのアクセス向上に期待
岩手県と花巻市およびNEXCO東日本 東北支社は2024年1月26日、東北自動車道(東北道)の花巻PAに併設するETC専用の花巻PA スマートICが完成し、2024年3月20日午後3時に開通すると発表した。 花巻PAにスマートICが設置されれば、周辺エリアへのアクセス改善、企業誘致や既存産業の支援、救急医療活動の円滑化などが期待される。
花巻PAに隣接して3月20日午後3時に開通
花巻PA スマートICは東北道の北上江釣子ICから北に約7.9km、花巻南ICから南に約1.9kmの位置にある花巻PAに併設される。ETC車載器が搭載された車両であれば上下線ともに24時間利用可能だ。
上下線ともに利用可能!完成イメージは?
花巻PA スマートICは、花巻PAの上り線と下り線にそれぞれ併設され、次のようなルートで出入りすることになる。
仙台方面へ向かう上り線と、青森方面へ向かう下り線、どちらを運転する場合も利用可能。
花巻PA スマートICは仙台方面(上り線)の入口と青森方面(下り線)の入口が別れているため、乗り入れる際は注意が必要だ。
また、東北道本線から県道花巻和賀線や市道山の神諏訪線に流出する際、花巻PA スマートICを利用すると花巻PAが利用できなくなる点にも注意しよう。
新たな産業団地へのアクセス向上や救急医療の円滑化に期待
花巻PA スマートICのメリットについては、主に次の3つが期待できる。
- 地域環境の向上
- 地域産業の支援
- 救命医療活動の支援
花巻PA スマートIC周辺の工業団地では、新工場建設や新産業団地の造成が進められている。
花巻PA スマートICの開通によってアクセス性が向上すれば、企業誘致や既存企業の活動支援につながる。
さらに、花巻PA スマートICが開通すると、岩手県中部圏域で中核病院として機能する「県立中部病院」の20分カバー圏域が拡大する。
救急搬送時間の短縮や、救急医療活動の円滑化にも期待が高まる。
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