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東京都の青梅市と日の出町を結ぶ梅ヶ谷トンネルが2024年3月16日に開通。日の出町のインフラ大変革へ!

2024.02.16

画像はイメージです

2024.02.16

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1年点検を受けると、だれにでもチャンス

東京都は、青梅市~日の出町間の都道184号線と251号線を結ぶ1.5kmの梅ヶ谷トンネルが、2024年3月16日 午後3時に開通すると発表した。これにより、両市町のアクセスが大幅に便利になる上、災害時の防災性向上も期待できる。

また、日の出町内の温泉をはじめとした観光地へもアクセスが容易になるなど、さまざまな利点が見込まれるという。

梅ヶ谷トンネルとは?

梅ケ谷トンネルの位置

梅ヶ谷トンネルは青梅市梅郷1丁目と「ひので肝要の里」近くにある日の出町大久野を結ぶ全長約1.5kmのトンネルだ。両地域は山で隔てられており、梅ヶ谷トンネルは都道238号の未整備区間の扱いになっている。

梅ヶ谷トンネル開通により期待される効果は?

梅ヶ谷トンネル開通により期待される効果は以下の通りだ。

沿線地域の孤立化防止

都道184号線沿線はつるつる温泉入口以西で道幅が狭くなり、行き止まりになっている。
梅ヶ谷トンネルの開通により都道184号線沿線地域の孤立化防止が期待される。さらに都道184号線は、接続する主要道路がなく、沿線住民は武蔵五日市駅付近まで行かないと他の地域にアクセスできない。

梅ヶ谷トンネルが開通すれば、日の出町役場やあきる野市の武蔵五日市駅方面だけでなく青梅市方面へのルートができる。JR青梅線日向和田駅や青梅市街地へアクセスが容易になるため、開通すればスムーズな交通が期待できるだろう。

災害時の迂回ルート確保

梅ヶ谷トンネルは災害発生時には迂回ルートとしても機能するという。たとえば都道184号線が土砂崩れや倒木などで通行止めになった場合、沿線住民は孤立してしまう。梅ヶ谷トンネルが開通すれば、迂回ルートとして青梅市方面への避難も可能になる。2つの地域を繋ぐバイパスの役割を果たし、防災性を大幅に高められる。

アクセスが向上。最寄り駅が変わるエリアも?

梅ヶ谷トンネルの開通で、都道184号線沿線と青梅市方面からのアクセスが飛躍的に向上する。都道184号線沿線地域の最寄駅はこれまで武蔵五日市駅だったが、梅ヶ谷トンネルの開通でJR青梅線日向和田駅になる。
また青梅市側からも「生涯青春の湯つるつる温泉」へのアクセスが容易になる。つるつる温泉にはJR五日市線の武蔵五日市駅からバスが出ている。現状は武蔵五日市駅からの利用が基本だが、梅ヶ谷トンネルの開通により日向和田駅の方が距離は近くなる。そのため、青梅市方面からの利用客も見込め、地域の活性化が期待できる。

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