東京湾アクアライン(下り線)で夜間通行止めとランプ閉鎖を実施。渋滞緩和や安全性向上に期待!
NEXCO東日本東京湾アクアライン管理事務所は、東京湾アクアラインの川崎浮島JCTから木更津金田ICの間で通行止め及び、ランプ閉鎖を行うと発表した。渋滞対策を目的とした区画変更工事に伴う措置で、所要時間の短縮や安全確保の面で期待されている。
東京湾アクアラインの川崎浮島JCTから木更津金田IC間で、路面補修工事および路面表示工事を実施する。この区間はJCTからの合流部であり、通常の車線規制では施工できない。そのため、比較的交通量の少ない平日夜間に車線を通行止めにした上で工事を行う予定だ。
通行止めの箇所とランプ閉鎖日時は?
工事は2つの期間に分けて実施される。各区間での工事日程は以下の表の通りだ。
区間Ⅰ | 実施日 | 2024年1月29日 | 23時〜翌朝5時 |
予備日 | 1月30日〜2月1日 | 23時〜翌朝5時 | |
区間Ⅱ | 実施日 | 2024年2月5日〜2月7日 | 21時〜翌朝5時 |
予備日 | 2月8日・2月13日〜2月14日 | 21時〜翌朝5時 |
1月29日夜間~30日早朝にかけて行われる【区間Ⅰ】の工事では、以下のルートが閉鎖される。
特に【区間Ⅰ】の閉鎖期間中は、東京湾アクアラインで木更津方面への通行が一切できないため、迂回ルートを利用しよう。上記に加えて、【区間Ⅰ】の工事中は、海ほたるPAも閉鎖されるので注意が必要だ。
一方、2月5日~7日にかけての【区間Ⅱ】では、以下のルートが閉鎖される。
期間中、首都高横羽線の大師JCT方面からは、直接東京湾アクアラインに入れない。期間中は迂回ルートを使い浮島ランプから入場するか、湾岸線からアクアラインに向かおう。
荒天時は予備日に順延される。工事の実施判断は当日17時頃、NEXCO東日本(関東工事規制)の公式X(旧Twitter)などで告知される予定につき、確認しておこう。
迂回路は?
【区間Ⅰ】閉鎖時のう回路は以下の通りだ。
川崎浮島JCTから木更津金田ICに向かう場合、首都高湾岸線→東関東道→京葉道路→館山道→アクアライン連絡道の利用を推奨している。
川崎浮島JCT~木更津金田IC間は、東京湾アクアラインでは15kmの距離だが、上記迂回ルートは約100kmにおよぶ。所要時間も大幅に増える見込みにつき注意しよう。
一方、【区間Ⅱ】閉鎖時の迂回路は以下の通りだ。
首都高速横羽線大師ICから東京湾アクアライン方面に向かう場合、一度高速を降りて国道409号へ迂回の上、浮島ランプから再入場しよう。一方、首都高湾岸線から東京湾アクアラインへ向かう場合は、通行止めの影響はない。
期待される効果
今回の工事では、東京湾アクアラインの川崎浮島JCTから木更津金田IC間で、路面補修と路面表示変更を実施する。一部車線の規制だけでは施工できない内容のため、比較的交通量の少ない平日夜間に通行止めにして実施するかたちだ。
東京湾アクアラインの区画変更工事により、期待される効果を順に見ていこう。
所要時間の短縮
東京湾アクアラインは京浜地域と内房エリアを最短経路で直結するルートで、土休日を中心に慢性的な渋滞が多い区間だ。特に川崎浮島JCT付近は勾配も多く、速度低下にともなう渋滞が多発している。今回、区画変更工事を行うことで、渋滞の発生をおさえてスムーズな通行が期待できる。
安全性の確保
JCT合流部は交通事故が起こりやすい箇所だが、区画線の変更により安全性の向上が期待される。東京湾アクアラインの片側2車線に対して、現状は首都高湾岸線と首都高川崎線で1車線ずつを使用する形だ。
区間Ⅰの通行止めが完了すると、湾岸線2車線がアクアトンネルに直通するかたちに変わる。交通量の多い湾岸線や浮島ランプ方面からの車両による車線変更が無くなり、結果的に安全性の確保が期待されているのだ。
ただし今回の工事にともない、川崎線からアクアラインへ入る際には、車線変更が必要になるため、川崎線からアクアトンネルに向かう際は注意しよう。