松山空港~松山IC間がほぼ1本に! 松山外環状道路・余戸南IC〜東垣生IC間が2024年2月24日に開通
国土交通省 四国地方整備局 松山河川国道事務所は、松山外環状道路空港線の余戸南IC〜東垣生IC間が2024年2月24日に開通することを発表した。この区間の開通により、松山空港~松山IC間がほぼ1本で繋がり、アクセス向上や、周辺道路の渋滞緩和や交通事故減少などが期待される。
松山外環状道路空港線とは?
余戸南IC〜東垣生IC間を結ぶ松山外環状道路空港線は、松山市内の渋滞緩和や事故防止と、松山自動車道松山ICと松山空港間のアクセス向上を目的に整備が進められている。すでに余戸南IC〜松山空港間の側道部は開通済みで、今回の開通により、松山空港と松山ICがほぼ1本で繋がり、利便性が一気に向上するかたちだ。
松山外環状道路空港線整備によって渋滞緩和などの効果が
松山外環状道路の開通によって期待される効果は以下の通りである。
周辺道路の渋滞解消
開通により松山IC〜松山空港間の交通渋滞緩和が期待される。松山外環状道路の開通前には周辺道路だけで約15.7万台/日の交通量があったが、開通後は交通が分散し、開通前の約8割の12.4万台/日まで減少する見込みだ。
アクセス改善による地域の産業活性化が期待される
松山外環状道路空港線の開通によって松山市臨海部と松山IC間のアクセスが容易になる。これにより、空港や港を活用する物流の利便性が上がるため、周辺では工業団地の建設や誘致が増えている状況だ。
アフターコロナの観光産業の活性化
新型コロナウイルスによって一度は落ち込んだ松山市の観光産業だが、新型コロナウイルスの5類引き下げにより回復に向かっている。実際に行動制限の緩和に伴い、松山空港の利用客数や松山港へのクルーズ線の寄港数はコロナ以前の水準まで回復傾向だ。
今回の開業により、市街地の渋滞が緩和され、観光地間の周遊性やアクセス面でも効果が見込まれる。松山外環状道路空港線は、さらなる観光需要増加にも大きく貢献するだろう。
通学路の安全性の向上と幹線道路の交通事故の減少
これまで松山ICから空港を結ぶメインルートとして機能していた県道190号久米垣生線は、多くの学校の通学路に指定されている。歩道が狭かったり、歩道が整備されてなかったりする箇所が多くあるため、子どもの通学における安全性が懸念されている。松山外環状道路空港線の開通により、久米垣生線の交通量は現在の半分程度まで減少する見通しだ。
久米垣生線では、松山外環状道路空港線の開通前には年間14件もの死傷事故が発生していた。これが2021年の空港線部分開通により、人身事故数が約6割も減少している。松山外環状道路空港線の余戸南IC〜東垣生IC間が開通すれば、交通事故のさらなる減少が期待できるだろう。
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