3月が新車購入のベストタイミング!? お金のプロが教えるお得な5つの理由と賢い買い方
決算期によるサービス、税金の節約、低金利ローンの設定…3月にクルマを買うとこんなに違う!新車、中古車を問わず3月は国内で最もクルマが多く売れる時期です。卒業や就職、転勤といったユーザーのライフスタイルが変わることも一つの要因ですが、自動車メーカーや自動車販売店など売る側にも理由があります。ここでは、なぜ3月にクルマを購入するのが賢い選択なのか、お金のプロ「ファイナンシャルプランナー」が5つの理由を解説します。
新車購入は3月が最もお得になるって本当!?
一年を通じ最もクルマが売れるのが3月。なぜ3月にクルマが売れるのか? その理由を理解すればお得な購入が可能になる!?
世界的な半導体不足に端を発した新車の納期遅延も、一部の人気車種を除いて現在は沈静化しています。ユーザーがクルマの購入や買い替えをするきっかけは、「所有車の車検のタイミング」や「結婚や就職などでライフスタイルが変わったとき」、「欲しいクルマが登場したとき」などさまざまです。
動機はさまざまでも、「最適」なタイミングは同じです。実はクルマの購入や買い替えに最も適したタイミングは3月。では、3月購入がなぜ最適なのかを解説しよう。
3月購入がお得な理由その1
メーカーや自動車販売店の決算期が多い
3月は自動車メーカーや自動車販売店の決算月であることが多い。販売台数を伸ばしたいためオプション装備を割安価格で設定したり、プレゼントなどのサービスを充実させることが多い(写真=xiaosan-stock.adobe.com)
最も販売台数が多い3月は自動車メーカーや自動車販売店の年度末の決算期に当たり、9月は半期決算期に当たります。また7月は夏のボーナスのタイミングです。決算期というのは自動車メーカーや自動車販売店にとってできるだけ多くクルマを売りたい時期となり、普段以上のサービスが実施されることが多くなります。たとえば、自動車メーカーが発売する特別仕様車だけでなく、人気装備を装着した自動車販売店が手掛けた特別仕様車をはじめ、オプション装備の割引サービス、カーナビゲーションやドライブレコーダーといったディーラーオプションの格安キャンペーンなどが展開されることがあります。こうしたサービスやキャンペーンの期間だと数十万円以上お得に購入できることもあります。
3月購入がお得な理由その2
下取り・買い取りの査定価格もアップする!
新車の販売台数は3月が最も多いと紹介しましたが、中古車も同様に3月が最も売れるタイミングとなっています。したがって現在所有しているクルマを手放すのであれば、2月がベストと言えるでしょう。その理由は、3月の大需要期に向けて中古車販売店も在庫を増やしたいから。
中古車販売店はできるだけ多くの車種を店頭に並べたいと考えるため、下取りや買取価格が普段より上がる可能性が高くなります。下取りや買取価格が高くなれば、乗り替えの際の出費を抑えられるためユーザーのメリットは大きくなります。そのため下取り車がある場合は2月から手続きを始め、3月に新たなクルマを購入するというのが最もスムーズでお得な乗り替えパターンになります。そのためには、新車の納車時期を考慮して事前に交渉を進めておくことが重要です。
3月購入がお得な理由その3
魅力的な在庫車が市場に多く流通する
決算期には多くの車両が市場に流通する。特に軽自動車はその傾向が強い。複数の販売店の情報を収集すると、思いがけないお買い得車が見つかることも……(写真= xiaosan-stock.adobe.com)
自動車メーカーや自動車販売店の決算期にあたる3月や9月は、抱えている在庫車を市場に放出することが多くなります。特に軽自動車の人気車種では、税金の関係でその傾向が強まります。ただし、車種やグレードが限定されたり、ボディーカラーや装備が自由に選べないこともありますが、人気の高いグレードやボディーカラーは在庫も多い傾向にあるため、近所の自動車販売店などで情報収集を欠かさないようにすると、期待以上のお得な買い物ができることもあります。
3月購入がお得な理由その4
小型車や普通車は購入時の自動車税がゼロ円に!
小型車や普通車は3月に購入すれば、購入時に自動車税を支払う必要がなくなる。軽自動車の場合は4月2日以降に購入すると、翌年5月までの軽自動車税(種別割)が節約できる
小型車や普通車を購入する際には、その翌月から3月までの自動車税(種別割)を月割で支払うことになります。たとえば1月にクルマを買うと、その年の2月、3月分の自動車税が諸経費に含まれます。しかし、3月に買うと、この自動車税を購入時に払う必要がなくなります。ただし、購入時に払う必要がないだけで、5月には4月から1年分の自動車税が請求されるため、実際には支払いを少し先延ばしにできるだけということになります。しかしながらローンで支払いを考えている人などは、一度に払わなければいけない金額が少しでも減るのは見逃せないポイントです。
軽自動車の購入時期はトータルで比較して損得を吟味しよう
ただし軽自動車は少々事情が異なる。軽自動車税(種別割)は普通車とは異なり年額一括課税が基本だ。そして軽自動車税は毎年4月1日時点での所有者に課税されるため、4月2日以降に軽自動車を購入すれば、翌年4月までの1年分の税金を丸ごと節約できることになる(自家用乗用の軽自動車の場合は7,200円)。軽自動車税の節約分と3月に登録した場合のサービスを比較して、どちらが自分にとってお得なのかをしっかりと吟味したい。
3月購入がお得な理由その5
「ローン金利」のチェックを忘れずに!
クルマは高額商品のため、購入時にローンを利用する場合、1%金利が異なると総支払い額は大きく変わるので事前に確認しておこう
前述の通り、3月は車両本体価格や下取り価格でお得になる絶好の機会です。ここにお金のプロであるファイナンシャルプランナーとしてもう一つ、「ローン金利」という視点を加えさせてください。
たとえば、自動車メーカー系の販売店が取り扱う「ディーラーローン」は、販売強化月間やイベントに合わせてキャンペーンを実施することがあります。通常は4~6%程度が相場ですが、タイミングによっては「1.9%」などの特別金利や、「一定期間実質0%」となるケースも存在します。
この差は皆さんが思っている以上に大きいのです。たとえば300万円を5年で返済する場合、金利4.0%と1.9%では支払総額に「約17万円」もの差が出ます。この金額は何の交渉もしなくても割引されるのと同じことなので見逃せないポイントです。
魅力的なクルマを見つけたら、見積もりの際に「今、利用できる金利キャンペーンはありますか?」と確認してみてください。車両の値引きと低金利を組み合わせることで、賢い買い物がさらに盤石なものになるはずです。
- 伊藤真二
いとう・しんじ コンテンツ制作歴20年。ニュースメディア、採用メディア、自動車メディアなどの記者・編集者を経て、2019年から自動車メディア、2024年からアプリ紹介メディアの編集長を歴任している。また、ファイナンシャルプランナーや介護福祉士の資格を所有していることから、老後の暮らしや節約・資産運用などについての寄稿や監修も広く行っている。
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