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島下さんとNEXENタイヤのイメージ
広告:株式会社ネクセンタイヤジャパン
文=島下泰久/撮影=荒川正幸

ポルシェも認めたネクセンのSUVスポーツタイヤ「N'FERA RU1」にモータージャーナリスト・島下泰久さんが試乗。その実力は?

快適なSUVライフを支えるタイヤを選ぶ

車両重量が重く、重心が高くなりがちなSUV。そんなSUVを支えるタイヤは、曲る・止まるといった安全性はもちろん、ノイズや乗り心地といった快適性にも高いバランスが求められる。

そんなSUVタイヤにあって、欧州プレミアムブランドがその性能を認め、新車装着タイヤとして指定しているタイヤが「N’FERA RU1 」(エヌフィラ アールユー1)だ。モータージャーナリストの島下泰久さんが「エヌフィラ アールユー1」に試乗。その走りや快適性をレポートする。

目次

ポルシェの厳しい基準をクリアして、SUVの新車装着タイヤに選ばれる

ネクセンのSUVスポーツタイヤ「エヌフィラ アールユー1」

ネクセンのSUVスポーツタイヤ「エヌフィラ アールユー1」。ウェットグリップや高速安定性の高さ、ノイズの低さが大きな特徴だという

一般的にSUVはセダンに較べると車両重量がかさみ、車高も高いだけに、タイヤについても乗り心地やハンドリング性能、耐摩耗性といった基本性能のすべてに、より高いレベルが要求される。今回テストするネクセンタイヤの「エヌフィラ アールユー1」は、スタイリッシュSUVスポーツタイヤと謳う。厳しい性能要件を満たすだけでなく、スタイリッシュで、且つスポーティだとアピールしているわけだ。

あるいは、スポーティというだけでは伝わりにくいものがあるかもしれないが、この「エヌフィラ アールユー1」がポルシェ社の標準装着タイヤとして同社のSUVモデル、マカンに採用されているという事実は、その実力、そしてキャラクターを雄弁に物語っていると言えるだろう。ポルシェ純正として承認を得るには、厳しいハードルが設けられているということは、ご存じの方も多いはず。他にも同じようにクルマに対して厳格な基準を持つヨーロッパのメーカーでの採用事例が増えてきていることは、その技術力が本物であることを示している。

もちろん、こうした舞台で磨かれた技術、ノウハウは当然、今回試乗する「エヌフィラ アールユー1」にも活かされている。装着したのはトヨタ ハリアー。まさにスタイリッシュなSUVの代名詞のような1台である。サイズは225/65R17 102H。デザインされたサイドウォールにはすっきりとしたロゴが記され、キリッとした雰囲気を醸し出している。そろそろクルマに乗り込み、走り出すことにしよう。

 トヨタ・ハリアーに装着した「エヌフィラ アールユー1」

トヨタ・ハリアーに装着した「エヌフィラ アールユー1」。日本車メーカーが手がけるさまざまなSUVに適合するサイズがラインナップされている

しっかりした感触をドライバーに伝え、挙動にあいまいさがない

都心を走行するイメージ

都心から試乗を開始。発進してすぐ、タイヤがひと転がりするところからスムーズさに驚かされた

試乗は、まずは市街地からスタート。走り出して、タイヤがひと転がりするところでのスムーズさに、早速これはイケそうだと安堵の気持ち、そして期待が湧き上がってきた。

実は最初の数メートルの間には、ちょっと硬めの乗り味なのかと思ったのだが、市街地の流れに乗ってくると、いや違うなと思いを新たにした。「エヌフィラ アールユー1」は必ずしも硬いわけではなく、むしろダンピングの程よく効いた、しっかりとした感触を伝えてくるタイヤなのだと分かってきたのだ。

しっかり感として伝わってきたのは、まずは縦方向のしなやかさ。アクセルペダルを踏むとタイヤが転がり、路面を蹴ってクルマを前に進める。この時に余計なブレだったり、タイヤがグニャッとたわむ感じが無く、軽やかにダイレクトにクルマが前に進む。


ブレーキを掛ける際も同様の感触で、減速の際に力が横に逃げたり、進路がブレたりすることが無いから、安心してペダルに足を乗せられる。特に好印象だったのは、クルマが停止する寸前のコントロール性の良さで、心地良いダンピングにブレーキペダルの緩め方を合わせていくと、カクンとなることなくピタッと停止させることができる。きっと同乗者にも、これは嬉しい。

こうした一連の挙動の曖昧さの無さが、ハンドリングを軽やかに感じさせるポイント。発進して加速し、減速して交差点を曲がる。そしてまた加速して停止して……という市街地の走行でも、運転がラクなタイヤだなと感じさせるのである。

ワインディングロードを走るイメージ

都心を離れてワインディングロードへと向かう。コーナーでの回頭性も高く、SUV用スポーツタイヤの看板に偽りはない

高速域ではフラットに。ステアリング中立付近の挙動が落ち着いて、リラックスして走れる

高速道路を走る姿

速度域が高い欧州市場で鍛えられただけに、高速道路での走行性能にも抜かりはない

更に速度域が上がる高速道路でも、乗り味はとても好感触だ。余計な上下動が抑えられて姿勢がフラットに保たれ、何よりステアリングの中立付近の挙動が落ち着いている。応答性がダイレクト過ぎると、ちょっとの操作でグラッと車体が傾いたりしがち。逆に反応が薄いと、つい切り込み過ぎて、再度引き戻さなければならなくなる。

こうした、まさしく指1本分くらいの間の細かな操作が、運転中に疲労に大きく関係してくる。「エヌフィラ アールユー1」はその辺りの案配が絶妙で、クルマの挙動がつかみやすく、故にリラックスして走らせることができるわけだ。

疲労と言えば騒音もその大きな要因だが、「エヌフィラ アールユー1」は全体にノイズのレベルが低く、路面によって急に音が高まったりすることも無い。試乗中、気づけばタイヤノイズのことなど意識から外れてしまっていたぐらいである。

旋回中の挙動も穏やか。掌にはタイヤのグリップ感が伝わり、前後のグリップ感のバランスも良く、常に高いスタビリティと、心地良いレスポンスを満喫できる。

「エヌフィラ アールユー1」のトレッド部分

「エヌフィラ アールユー1」のトレッド部分。ハイドロプレーニング性能を高めるため、4本あるグルーブのうち、イン側3本を太くしている。剛性の高いブロックから発生するノイズを横に走る細いサイプが分散させることで、パターンノイズの低減にもつながっている

トレッドパターンを見ると、イン側とアウト側で表情が違っている。イン側には太いグルーブが入る一方、アウト側のそれはナロー。つまり強い横力が加わってもブロックが変形しにくいことが、頼り甲斐のある手応えに繋がっているのだ。

「見た目も走りもこだわりたい」そんなSUVユーザーにおススメ

高速道路を走行するイメージ

走りと乗り心地、低ノイズを高次元でバランスした「エヌフィラ アールユー1」。間違いのないタイヤ選びの際、必ず候補に入れておきたいタイヤだった

率直に言って期待以上。単に十分な性能を確保しているだけでなく、「エヌフィラ アールユー1」は、これはと唸らせるポイントをいくつも有している。

いま乗っているのはSUV。見た目も走りも、ちょっとこだわりがある…そう自負している方は、試してみる価値アリだ。きっと期待以上という体験ができるはずである。

ネクセンタイヤについて詳しくは、こちらをチェック!

「N-FERA RU1」について詳しくは、下の画像をチェック!

ネクセンタイヤの画像

「N-FERA RU1」製品サイト

ネクセンタイヤについて詳しくはこちらから

島下泰久

1972年 神奈川県生まれ。1996年よりフリーランスとして活動を開始し、国際派モータージャーナリストとして自動車専門誌、Webサイト、経済メディアなどに幅広く寄稿する。著書に『間違いだらけのクルマ選び』(草思社)、『クルマの未来で日本はどう戦うのか?』(星海社)など。2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

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