トヨタ、フェラーリ、ポルシェなどが参戦！ 100戦目のWECを富士スピードウェイで楽しもう！

WECは主にレース用に造られたハイパーカーなどによるLMHクラスと、市販車に近いマシンで争うLMGT3クラスで構成されるシリーズだ。上位クラスのLMHはトヨタやフェラーリ、ポルシェなど8メーカー18台が参戦。全8戦でチャンピオンが決まる。

WECは決められた時間での周回数を競う耐久レースに分類され、その時間も6～24時間と長いため、ピットのタイミングや作業内容などによる差も出やすい。また各車両の性能を均衡させる性能調整（BoP）がシーズン中でも行われるのも特徴だ。WEC富士は全8戦のうち第7戦目で、チャンピオン争いにも大きな影響を与えるだろう。

トヨタは製造者部門で6連覇中だが、BoPの影響などもあり、今期はまだ一度も表彰台に上がれず、最高でも4位と厳しい戦いを強いられている。ライバルの筆頭は、2023年にWEC上位クラスに復帰したフェラーリだ。4戦中3戦で優勝という結果を残し、躍進している。6月20日時点の製造者部門トップはフェラーリで、2位のトヨタが77点差で追っている。後ろからはポルシェがトヨタまで11点差に迫っており、毎戦気が抜けないシーズンとなっている。

WEC富士は6時間という長丁場のレースだが、観戦の途中で抜けてももちろんOK。自分のペースで楽しめるのが耐久レースの醍醐味（だいごみ）だ。日帰りでもテントを張れる自由席エリアや、宿泊もできるキャンプエリアに陣取りレジャー感覚でレースを楽しむのもいいだろう。WEC発祥の地・フランスの文化に触れられるイベントを満喫するのもおすすめ。土曜は夜間イベントもあり、非日常感も満載だ。

また、グランドスタンド裏で開催される屋台村「ボンジュール・フランス」ではエスカルゴやガレット、フランス産ワインなどが楽しめる。ワインと軽食でおしゃれにレース観戦も可能だ。シャンソン歌手によるコンサートも開催。ル・マン24時間も開催されるフランスの雰囲気を味わおう。