東京オリンピックのために建設された交通機関、モノレールが現代に注目される理由とは?
知っているとちょっと自慢できるクルマ関連の記念日日本初の旅客用モノレールは、東京オリンピックが開催された1964(昭和39)年に開業。世界中から羽田空港に到着する観光客を、都心部へ移動させる交通機関として建設された。いまでも各地の都市で建設されているが、なぜモノレールは人気があるのか?
9月17日は「モノレール開業記念日」
1964(昭和39)年9月17日に、「東京モノレール」が浜松町駅~羽田空港間で開業したことに由来し、東京モノレール株式会社が制定した記念日。同年10月に開催される東京オリンピックのために訪れる国内外からの観光客を、都心へ移動させる交通機関として建設された。計画では新橋駅を起点にする予定だったが、用地確保が難航したためにやむを得ず浜松町駅になったという。
なお、日本初のモノレールは上野動物園内に作られた懸垂式の「上野動物園モノレール」(上野懸垂線)。こちらは1957(昭和32)年に開業したが、老朽化のために2023(令和5)年に廃止された。
都市部の交通機関として注目を集めるモノレール。地下鉄と比べて建設費が安価で、工期が短く、低公害で運行できるのが人気の理由だ。モノレールには車両がレールを跨(また)ぐ「跨座(こざ)式」と、車両がレールにつり下がる「懸垂式」(写真)の2種類がある
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