熱海ホテルニューアカオ、館内の写真スナップ
文=藤谷千明 / 撮影=佐々木実佳

熱海「ホテルニューアカオ」宿泊記。昭和レトロ、温泉、推し活の聖地を1泊2日で満喫

ホテルニューアカオで昭和レトロと推し活を満喫
文=藤谷千明

昭和レトロな建築や温泉旅館の空気に弱い私(藤谷千明)ですが、ここ数年、そうした“昭和的なもの”がZ世代を中心に新しい観光コンテンツとして再発見されている流れも、ふだんカルチャーの動向を追いかける立場としてずっと気になっていました。

熱海のホテルニューアカオには、さらに“推し活の聖地”という顔もありました。豪華客船のような建物、海を望む温泉、宮殿のようなダイニング、そしてMVやファンミにも使われたことのあるサロン・ド・錦鱗(きんりん)。懐かしいだけでは終わらないニューアカオを、1泊2日で体験してきました。

目次

令和の熱海ブーム。実際どうなの?

東京駅から新幹線こだまで約40分(思ってたより近い)で熱海駅へ到着。熱海駅前に広がる熱海仲見世通り商店街へ

東京駅から新幹線こだまで約40分で(思ってたより近い)熱海駅へ到着。熱海駅前に広がる熱海仲見世通り商店街へ

まだ午前中なので人もまばら。このあと混雑してきました

まだ午前中なので人もまばら。このあと混雑してきました

観光マップを見て、行き先をチェック

観光マップを見て、行き先をチェック

地元の魚や、熱海名物の干物もたくさん売っている

地元の魚や、熱海名物の干物もたくさん売っている

レトロな街の雰囲気が、若者たちの注目を集めているのだとか

レトロな街の雰囲気が、若者たちの注目を集めているのだとか

東京駅から新幹線こだまで約40分で(思ってたより近い)熱海駅へ到着。熱海駅前に広がる熱海仲見世通り商店街へ

まだ午前中なので人もまばら。このあと混雑してきました

観光マップを見て、行き先をチェック

地元の魚や、熱海名物の干物もたくさん売っている

レトロな街の雰囲気が、若者たちの注目を集めているのだとか

静岡県熱海市。かつてはハネムーンや社員旅行の定番地として親しまれ、現在はレトロさを武器にしたリニューアルで、若者からも注目を集める街へと変わりつつあります。

さて、夏といえば花火、花火大会といえば熱海、そんな連想ゲームができるくらい、熱海は花火大会に力を入れており、夏だけでなく年間を通して10回以上花火大会が開催されているのです。そして熱海といえば歴史ある温泉地としても知られています。花火と温泉、そのどちらも楽しみたい……!

というわけで、今回は熱海のランドマークといえるホテルニューアカオに一泊することに。熱海駅の周辺は昔ながらのお店と近年人気のスイーツ店が混ざり合う商店街でにぎわっています。駅前から出ている送迎バスに乗ってニューアカオへ。

まるで海の上。崖に建つ豪華客船へ

ホテルニューアカオのフォトスポット、熱海湾が一望できるバルコニー。豪華客船のデッキをイメージした設計なんだそう

ホテルニューアカオのフォトスポット、熱海湾が一望できるバルコニー。豪華客船のデッキをイメージした設計なんだそう

熱海駅からは直通のシャトルバスに乗ってニューアカオへ。15分程度で着く。時間帯によって異なるが、1時間に1~3本ほど送迎バスが出ている

熱海駅からは直通のシャトルバスに乗ってニューアカオへ。15分程度で着く。時間帯によって異なるが、1時間に1~3本ほど送迎バスが出ている

シャトルバスの車窓から見えるホテルニューアカオの建物

シャトルバスの車窓から見えるホテルニューアカオの建物

オーシャン・ウイング、フロント。シャンデリアやソファも開業当時のものを活用している。館内は今年の4⽉から快適な滞在環境を⽬指し、各所でリニューアルを進めているそう

オーシャン・ウイング、フロント。シャンデリアやソファも開業当時のものを活用している。館内は今年の4⽉から快適な滞在環境を⽬指し、各所でリニューアルを進めているそう

箱根ほどではないけれど、外国⼈観光客もいて、多言語対応スタッフ(英・中・韓)も在籍

箱根ほどではないけれど、外国⼈観光客もいて、多言語対応スタッフ(英・中・韓)も在籍

ロビーショップでさっそくニューアカオオリジナルTシャツを購入した藤谷

ロビーショップでさっそくニューアカオオリジナルTシャツを購入した藤谷

「化粧室」の案内板もレトロかわいい。こちらも当時からのもので、現在は使⽤されていない別の化粧室から移動させ、⼤切に使っている

「化粧室」の案内板もレトロかわいい。こちらも当時からのもので、現在は使⽤されていない別の化粧室から移動させ、⼤切に使っている

ホテルニューアカオのフォトスポット、熱海湾が一望できるバルコニー。豪華客船のデッキをイメージした設計なんだそう

熱海駅からは直通のシャトルバスに乗ってニューアカオへ。15分程度で着く。時間帯によって異なるが、1時間に1~3本ほど送迎バスが出ている

シャトルバスの車窓から見えるホテルニューアカオの建物

オーシャン・ウイング、フロント。シャンデリアやソファも開業当時のものを活用している。館内は今年の4⽉から快適な滞在環境を⽬指し、各所でリニューアルを進めているそう

箱根ほどではないけれど、外国⼈観光客もいて、多言語対応スタッフ(英・中・韓)も在籍

ロビーショップでさっそくニューアカオオリジナルTシャツを購入した藤谷

「化粧室」の案内板もレトロかわいい。こちらも当時からのもので、現在は使⽤されていない別の化粧室から移動させ、⼤切に使っている

車窓からまるで海の上に建っているかのような姿が目に入り、非日常的な光景にテンションが上がりました。

数万本のピアノ線を岩盤に固定するという当時の技術の粋を結集した工法によって設計されたオーシャン・ウイング(当時はホテルニューアカオ)が完成したのは1973年、高度経済成長期の終わり頃です。こんな挑戦的な建物を造ろうなんて、「日本はこれからもっと良くなる」と信じてないとできないよな……と、感じ入りました(脳内BGM・中島みゆき「地上の星」)。そして現在、50年以上経過しても崖と海のあいだにどっしりと構えていて、そのたたずまいに不思議な安心感を覚えます。

オーシャン・ウイングの最上階にあるエントランスに足を踏み入れると、豪華なシャンデリアとフカフカの絨毯が迎えてくれます。 大きな窓からは熱海の街が一望でき、新幹線が通過していくのも見えました。花火大会のときはここに観覧席を作るそうです。ロビーショップにはお菓子やミニカー、お酒などさまざまなオリジナルグッズが陳列されており、早速私はロゴ入りTシャツを購入しました。

館内を案内してくださった広報の山口さんのお話で印象的だったのは、ニューアカオが「古いものをただ残す」のではなく、いま泊まる人の声に合わせて少しずつ更新されていることでした。ソファは木枠を生かして布を張り替え、オーシャン・ウイングにはエレベーターも2基増設されたそうです。

50年前の建物に、いま必要な快適さを足していく。そのバランスがあるから、ここは “懐かしいホテル”ではなく、ちゃんと現役のホテルなのだと感じました。

和と洋が同居する、海辺の部屋

レトロな雰囲気を残しつつ、リノベーションされたオーシャン・ウイングの客室。窓からは海が見える

レトロな雰囲気を残しつつ、リノベーションされたオーシャン・ウイングの客室。窓からは海が見える

和と洋が同居する不思議と落ち着く空間

和と洋が同居する不思議と落ち着く空間

レトロな雰囲気を残しつつ、リノベーションされたオーシャン・ウイングの客室。窓からは海が見える

和と洋が同居する不思議と落ち着く空間

案内された客室に入ると、まず窓からの景色が目に入ってきました。窓に広がる一面の海、眺めは「最高」のひとこと。見上げれば木を組んだ格(ごう)天井に、乳白ガラスのシェードがかわいいレトロな照明が部屋を照らしています。足元はカーペットで、ベッドやソファはクラシックな洋のしつらえ。和と洋がひと部屋に同居しているのに不思議とちぐはぐさがなく、旅館の落ち着きとホテルの気楽さのいいとこ取りのような、妙に安心する空間なのです。もちろんここでも、家具は開業当時のものを生かしているそう。

築50年ゆえ、コンセントの数にはどうしても限りがあります。けれど、あらかじめ延長コードが用意されているという嬉しい配慮がありました。おかげでスマホもカメラも心置きなく充電できます。地味に助かる。

3つの源泉で、館内湯めぐり

海と一体化するインフィニティーデザインの露天風呂

海と一体化するインフィニティーデザインの露天風呂

昼と夜では別の顔を見せる風景です

昼と夜では別の顔を見せる風景です

海と一体化するインフィニティーデザインの露天風呂

昼と夜では別の顔を見せる風景です

ニューアカオといえば、温泉にもこだわりが。3つの大浴場にそれぞれ異なる自家源泉のお湯を引いているという贅沢な構成で、館内だけで湯めぐりが完結してしまうのです。

まず向かったのは、大浴場棟の「スパリウムニシキ」。湯船の縁の向こうがそのまま海面につながって見える、いわゆるインフィニティーデザインの露天風呂から見る景色は圧巻のひとこと。露天風呂で潮風に吹かれていると、唇にふれた湯気がかすかにしょっぱい気がする。熱海の湯は海水由来の塩化物泉で、塩の膜が肌を包んで湯冷めしにくい「熱の湯」なのだそう。

続いて、ホライゾン・ウイングの「彩海(さいかい)」。内湯はひのき風呂で、木の香りに包まれます。露天風呂はいかにも露天風呂〜! という風情の石造り。ここからも海が見えます。

最後に、オーシャン・ウイング1階の「波音(なみね)」。海まで5mという立地で、その名の通り、波の音が本当に聞こえます。景色はとくに見えないのですが、視覚を封じられたぶん、寄せては返す波の音だけを味わえます。これはこれで、むしろ情緒があります。絶景のスパリウムニシキ、風情の彩海、音の波音。三者三様の魅力がありました。身体もほかほかです。

ちなみに脱衣所のドライヤーは、ReFa(リファ)などの人気機種が設置されており、せっかくなのでReFaを使用しました。温泉とReFaの相乗効果なのか、心なしか髪の毛がうるちゅる(言いたいだけ)になった気がします。

推し活の聖地、サロン・ド・錦鱗へ

MV、PVのロケ地として使われたことのあるサロン・ド・錦鱗(きんりん)

MV、PVのロケ地として使われたことのあるサロン・ド・錦鱗(きんりん)

青い柱は大理石(ホンモノ)だそうです

青い柱は大理石(ホンモノ)だそうです

シャンデリアのお手入れも定期的に行っているそうです

シャンデリアのお手入れも定期的に行っているそうです

MV、PVのロケ地として使われたことのあるサロン・ド・錦鱗(きんりん)

青い柱は大理石(ホンモノ)だそうです

シャンデリアのお手入れも定期的に行っているそうです

ニューアカオはその非日常的な空間を生かして、さまざまな映画やドラマ、MVのロケ地にもなっています。さらに昨今はオーディション番組のロケ地としても知られているそうで、たしかに首都圏から近く大人数が長期間過ごせる規模で、かつ大きなダンスホールまである宿泊施設は少ないですよね。オーディション番組好きのめんまさんは「こ、ここはプデュで誰々ちゃんが……!」と目を輝かせて名場面を解説してくれました。ちなみにこの柱は本物の大理石とのことで、広報さんいわく「自分は元気のないときにいわばパワーストーン感覚でこの柱に触れに行くんです」。それはオーディション番組向きすぎる。

宮殿みたいな空間で、気取らない夕食を

屋内が496席、2026年6月には夏季限定のテラスエリアも新設(ランチタイムを中⼼にテラスエリア専⽤のメニューを展開)

屋内が496席、2026年6月には夏季限定のテラスエリアも新設(ランチタイムを中⼼にテラスエリア専⽤のメニューを展開)

フロアに段差はあるけれど、車椅子用のエレベーターも設けられている

フロアに段差はあるけれど、車椅子用のエレベーターも設けられている

贅沢なのにどこか親しみやすさのある空間

贅沢なのにどこか親しみやすさのある空間

メインダイニング錦へと続く回廊

メインダイニング錦へと続く回廊

回廊にはニューアカオ建築当時の写真が展示されている

回廊にはニューアカオ建築当時の写真が展示されている

屋内が496席、2026年6月には夏季限定のテラスエリアも新設(ランチタイムを中⼼にテラスエリア専⽤のメニューを展開)

フロアに段差はあるけれど、車椅子用のエレベーターも設けられている

贅沢なのにどこか親しみやすさのある空間

メインダイニング錦へと続く回廊

回廊にはニューアカオ建築当時の写真が展示されている

夕食の会場は、2階の「メインダイニング錦」。錦ヶ浦の崖に張り付くように建てられた、天井の高い大空間のレストランです。ここでも椅子やテーブルは開業当時のものが現役。夕食時にはピアノの生演奏もあり、雰囲気はまるで宮殿の晩餐会……なのですが、館内着で自分の好きなものをわがままに食べ尽くせるビュッフェスタイルです。

手前は浜名湖産青海苔のスープ、富士山サーモン、赤イカのお刺身数種類などをチョイス、奥は豚肉とトマトの洋風煮込み、昭和プリン、フルーツポンチ、富士宮やきそばなどをチョイス

手前は浜名湖産青海苔のスープ、富士山サーモン、赤イカのお刺身数種類などをチョイス、奥は豚肉とトマトの洋風煮込み、昭和プリン、フルーツポンチ、富士宮やきそばなどをチョイス
※料理の内容は市況や季節によって異なります

マグロのお刺身と奥には地魚の富士山サーモンのお刺身が山盛りで並ぶ

マグロのお刺身と奥には地魚の富士山サーモンのお刺身が山盛りで並ぶ

本日の地魚スズキのお刺身も山盛りで提供

本日の地魚スズキのお刺身も山盛りで提供

アジフライや、お酒のおともにぴったりの手羽先唐揚げなどが並ぶ

アジフライや、お酒のおともにぴったりの手羽先唐揚げなどが並ぶ

気取らずリラックスできる空間です

気取らずリラックスできる空間です

デザートもフルーツ、ゼリー、プチケーキ、アイスクリームなどが網羅されている。昭和プリンは昔ながらの優しい味でした

デザートもフルーツ、ゼリー、プチケーキ、アイスクリームなどが網羅されている。昭和プリンは昔ながらの優しい味でした

手前は浜名湖産青海苔のスープ、富士山サーモン、赤イカのお刺身数種類などをチョイス、奥は豚肉とトマトの洋風煮込み、昭和プリン、フルーツポンチ、富士宮やきそばなどをチョイス
※料理の内容は市況や季節によって異なります

マグロのお刺身と奥には地魚の富士山サーモンのお刺身が山盛りで並ぶ

本日の地魚スズキのお刺身も山盛りで提供

アジフライや、お酒のおともにぴったりの手羽先唐揚げなどが並ぶ

気取らずリラックスできる空間です

デザートもフルーツ、ゼリー、プチケーキ、アイスクリームなどが網羅されている。昭和プリンは昔ながらの優しい味でした

静岡名物富士宮やきそばは今回初めて食べたけど、出汁の味が利いておいしい。新鮮な海鮮を好きなだけのせて勝手丼を作れるのも嬉しい。目の前で焼いてくれるステーキや、ほろほろに柔らかい豚肉料理もおいしく、海鮮系だけでなく洋食・肉料理にもぬかりがありません。1泊ではとても食べ切れません。パンも気になっていたけど、諦めて朝食にまわそうと思いました。

会場を見渡すと、親子連れ、カップル、高齢者のグループ、若者のグループ、おひとりさま、推し活っぽいぬいぐるみを持った人、客層は実に幅広く、車椅子の高齢者の姿も見えました。贅沢な感じや豊かさはたしかにあるのに、緊張しない。ここはどんなグループでもきっと楽しめる、そう思える懐の深さがありました。ドレスコードの心配なく、素敵な空間でゆっくりごはんが食べられる、この心地よい緩さこそが、このニューアカオの美点なのだと思います。

昭和の縁日で、夜まで遊び尽くす

昭和レトロな空間でクリームソーダ青富士(800円)やクラフトビール(柿田川ブリューイング・クリームラガー/1,200円)を味わう

昭和レトロな空間でクリームソーダ青富士(800円)やクラフトビール(柿田川ブリューイング・クリームラガー/1,200円)を味わう

かしこまらずにカジュアルに楽しめるのがいいですね

かしこまらずにカジュアルに楽しめるのがいいですね

夕食後でも小腹がすいたときにうれしい缶詰たち。全国の珍味、ご当地グルメの缶詰がそろう

夕食後でも小腹がすいたときにうれしい缶詰たち。全国の珍味、ご当地グルメの缶詰がそろう

射的に本気を出す元自衛官(45)

射的に本気を出す元自衛官(45)

結局10発中1発という結果に

結局10発中1発という結果に

レトロ過ぎて知らないゲームだった……

レトロ過ぎて知らないゲームだった……

温泉旅の正しい過ごし方。温泉といえば、卓球! こちらも大人げなく本気で遊びました

温泉旅の正しい過ごし方。温泉といえば、卓球! こちらも大人げなく本気で遊びました

このあとめちゃくちゃ爆睡した

このあとめちゃくちゃ爆睡した

昭和レトロな空間でクリームソーダ青富士(800円)やクラフトビール(柿田川ブリューイング・クリームラガー/1,200円)を味わう

かしこまらずにカジュアルに楽しめるのがいいですね

夕食後でも小腹がすいたときにうれしい缶詰たち。全国の珍味、ご当地グルメの缶詰がそろう

射的に本気を出す元自衛官(45)

結局10発中1発という結果に

レトロ過ぎて知らないゲームだった……

温泉旅の正しい過ごし方。温泉といえば、卓球! こちらも大人げなく本気で遊びました

このあとめちゃくちゃ爆睡した

夕食後は、館内の「にぎわい横丁」へ。壁一面のホーロー看板に、のれん、酒樽。駄菓子屋や射的など、昭和の温泉街の縁日が再現された空間です。

射的……。わたくし、4年ほど陸上自衛隊に在籍しておりました。見せてあげますよ、一応実銃を撃ったことのある人間の射撃の腕を。片膝立ちの姿勢をとり、頬付けをして、狙いを定める。銃は骨格で撃つのです。……とめちゃくちゃカッコつけて言ったものの、結果は10発中1発でした。大口を叩いてすみませんでした。

こうやってみると、まるで本当に船の上のようですね

こうやってみると、まるで本当に船の上のようですね

熱海の街あかりと海。夜のロビーからの眺めも格別

熱海の街あかりと海。夜のロビーからの眺めも格別

夜のシャンデリアは、また違った雰囲気

夜のシャンデリアは、また違った雰囲気

熱海名物の海上花火。サロン・ド・錦鱗やバルコニーにも観覧席が設けられ、最高のロケーションで見られる

熱海名物の海上花火。サロン・ド・錦鱗やバルコニーにも観覧席が設けられ、最高のロケーションで見られる
写真提供=ホテルニューアカオ

花火と夜景が同時に楽しめます

花火と夜景が同時に楽しめます
写真提供=ホテルニューアカオ

こうやってみると、まるで本当に船の上のようですね

熱海の街あかりと海。夜のロビーからの眺めも格別

夜のシャンデリアは、また違った雰囲気

熱海名物の海上花火。サロン・ド・錦鱗やバルコニーにも観覧席が設けられ、最高のロケーションで見られる
写真提供=ホテルニューアカオ

花火と夜景が同時に楽しめます
写真提供=ホテルニューアカオ

朝の庭園は、まるでRPGのダンジョン

このまま絵葉書になりそうな絶景が広がる

このまま絵葉書になりそうな絶景が広がる

朝のみずみずしい空気を浴びて目が覚めました

朝のみずみずしい空気を浴びて目が覚めました

木々に囲まれ歩くだけで健康になれそう

木々に囲まれ歩くだけで健康になれそう

朝食は焼きたてのパンのほか、熱海の干物やかまぼこ、地元の野菜など盛りだくさん ※料理の内容は市況や季節によって異なります

朝食は焼きたてのパンのほか、熱海の干物やかまぼこ、地元の野菜など盛りだくさん
※料理の内容は市況や季節によって異なります

このまま絵葉書になりそうな絶景が広がる

朝のみずみずしい空気を浴びて目が覚めました

木々に囲まれ歩くだけで健康になれそう

朝食は焼きたてのパンのほか、熱海の干物やかまぼこ、地元の野菜など盛りだくさん
※料理の内容は市況や季節によって異なります

翌朝。朝ごはんの前に、屋上庭園を散歩することにしました。海と空に挟まれた庭園を、朝の潮風に吹かれながら階段を上ったり下ったりしていると、RPGのダンジョンを進んでいるようで、朝からワクワクしてしまいました。

そして散歩が終わって朝ごはんへ。健康的だな。会場は前夜と同じ「メインダイニング錦」です。朝の光が差し込む大空間は、夜のきらびやかさとはまた別の味わいがあります。朝食ビュッフェも種類が豊富で、どれにするか迷ってしまいます。まずは昨晩の夕食でも気になっていたパンに手を伸ばします。バターロールにクロワッサン、チョコブリオッシュなどパンの種類も豊富。トースターで温めると、朝の庭園散歩のあとにちょうどいいごほうびになりました。

懐かしいだけじゃない、ニューアカオの現在地

そしてチェックアウト。帰りの送迎バスの中で、ぼんやり思うことがありました。ニューアカオが建てられたのは、「日本はこれからもっと良くなる」とみんなが信じられた時代。いまはあの頃のような右肩上がりの未来を、なかなか信じられなくなっています。

でもこのホテルは、「あの時代」をただ「懐かしいね」と眺めるだけの場所ではありませんでした。良いものは手をかけて残す。足りないものは、お客さんの声を聞いて少しずつ足していく。そういった地道な改善の積み重ねによって、50年前の建物は現役であり続けています。未来への大きな期待を持ちにくい時代の「良くなり方」って、案外こういうことなのかもしれませんね。

ホテルニューアカオ / 静岡県熱海市熱海1993-250 Tel. 0557-83-6161

蟹めんまさんと藤谷千明さんのプロフィール

蟹めんまイラスト

蟹めんま
かに・めんま 漫画家・イラストレーター。大阪芸術大学卒。奈良県出身・在住。小学生の頃ヴィジュアル系バンドに目覚め、バンギャル歴は約28年。著書に『バンギャルちゃんの日常(全4巻)』(KADOKAWA)、『今日もライブに行けません!~アラフォーバンギャル、魂のV系語り~』(ぶんか社)、共著に『バンギャルちゃんの老後 オタクのための(こわくない!)老後計画を考えてみた』(ホーム社)などがある。
X:@kanimen

藤谷千明イラスト

藤谷千明
ふじたに・ちあき 1981年生。フリーライター 。ヴィジュアル系やオタク・サブカルチャーについての記事を執筆。著書に、アラフォーオタク4人で都内の一軒家を借りて暮らす実体験をつづったエッセイ『オタク女子が、4人で暮らしてみたら。』(幻冬舎文庫)がある。同タイトルでコミカライズ全2刊も刊行(作画:泥川恵/幻冬舎コミックス)。そのほかの著書に、対談集『推し問答!』(東京ニュース通信社)、共著に『バンギャルちゃんの老後』(ホーム社)、『すべての道はV系へ通ず。』(シンコーミュージック)、3月24日に単著『人恋しくて女性用風俗に行ったあとで考えたお金とケアと欲望のこと』(中央公論新社)を発売。TBS『マツコの知らない世界』V系回出演。
X:@fjtn_c

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