猛暑の車中泊は“天然クーラー”で快適に! 長野県の標高1,000m超RVパーク3選
高原のRVパークで涼しい車中泊を! 温泉や星空も楽しめる3施設を厳選夏の車中泊での悩ましい暑さ対策には、標高の高い場所を選ぶのもひとつの方法です。今回は、標高1,000m以上に位置する長野県のRVパークを3か所紹介。涼しい夜を過ごせる高原の環境や、温泉、星空など夏旅の魅力を解説します。
長野の高原エリアなら、涼しい&夏ならではの旅を楽しめる!
標高約1,000mに位置する「RVパーク ゆーとろん水神の湯」
夏の車中泊で頭を悩ませるのが、暑さによる寝苦しさ。車載エアコンやポータブルクーラーがないクルマでは、十分な暑さ対策をしないと睡眠不足につながるだけでなく、体調を崩すおそれもあります。
そんな夏の車中泊で有効な手段のひとつが、「標高の高い場所で車中泊する」ことです。
「一般的に気温は、標高が100m上がるごとに約0.6℃下がるといわれています。標高1,000m級のRVパークなら、平地よりかなり涼しく感じられるはずですよ」と話すのは、キャンピングカーのオーナーズクラブ「くるま旅クラブ」事務局長の山縣麻人さん。
「夏の車中泊旅でつらいのは、日中の暑さよりも、夜になっても車内に熱がこもって眠りにくいこと。その点、標高の高い場所なら、夜はかなり寝やすいと思います。それに長野県の高原地帯なら、トレッキングや湖畔散策、星空観察、温泉など日中の楽しみも多彩。ただ涼しいだけでなく、夏ならではの旅を満喫できるでしょう」(山縣さん)
今回は、長野県内にある標高1,000m以上のRVパーク3か所を山縣さんが厳選。猛暑の季節でも快適で過ごしやすい、高原ならではの車中泊スポットを紹介します。
【標高1,500m】RVパーク 蓼科 ラ・プラネート
1日1組限定。標高1,500mで過ごす贅沢な車中泊
標高約1,500m。蓼科(たてしな)高原の澄んだ空気に包まれながら、1日1組だけが利用できる特別感のあるRVパークです。
サイトは木立に囲まれたゆったりサイズで、夏の日中でも木陰になるので快適。電源が無料で使えるほか、サイドオーニングの展開やテーブル&チェアの設置も可能で、高原の清々しさを感じながらのんびりと過ごせます。
e-バイクのレンタル料金は1時間2,200円。バルコニー(写真右)はペットと一緒にくつろげます
入浴施設やトイレなどは併設するペンション「ラ・プラネート」の設備を利用可能。予約すればペンションの朝食も楽しめます。さらにe-バイクのレンタルやバルコニーのハンモックも楽しめるなど、RVパーク泊でもペンションならではの設備、サービスを利用できるのがうれしいポイント。
サイトのサイズは約長さ9.4×幅5.7m。写真右は朝食メニューの一例
「とにかく空気が澄み切っています。絶景のビーナスラインもすぐそこで、ドライブ好きにはたまらない立地。ペンション併設なので、たまには自炊をお休みして本格的な料理を味わうのもおすすめ。普段は気ままな車中泊旅を楽しんでいる私ですが、ここではちょっと贅沢な気分に浸れる、とっておきの場所です」(山縣さん)
【施設データ】
・所在地:長野県茅野市北山4026-1213
・利用料金(1泊):4,400円 ※夏休み期間中(7月中旬から8月末)は特別料金+1,100円がかかります。
・利用可能台数:1台
・電源設備 〇(無料)、ゴミ処理 〇(無料)、入浴施設 〇(徒歩圏)
RVパーク 蓼科 ラ・プラネートウェブサイト
【標高1,200m】RVパーク八ヶ岳高原「原村」もみの木
“星の降る里”で楽しむ、満天の星と天然温泉
“日本一星空に近いRVパーク”をうたう「RVパーク八ヶ岳高原『原村』もみの木」は、標高約1,200mの八ヶ岳山麓に位置する車中泊スポット。RVパークがある原村は“星の降る里”とも呼ばれ、夜には満天の星を楽しめます。
原村から望む八ヶ岳の風景 ※写真はイメージです
「標高約1,200mの高原にあるため夏でも涼しく、そしてなにより湿度が低いのが魅力。八ヶ岳山麓らしい爽やかな空気感で、真夏でもさらっとした感じがするんですよね。周囲は自然たっぷりの環境で静か。夜は明かりが少ないから星がきれい。暑い季節に訪れたい、大人の避暑地といった雰囲気です」(山縣さん)
RVパークから約100mにある「もみの湯」。RVパーク利用者は割引特典も
うれしいことに、RVパークの隣には温浴施設「もみの湯」があり、厳選かけ流しの天然温泉で旅の疲れを癒やせるのもうれしいポイント。暑さを避けながら、美しい星空と温泉をセットで楽しめるRVパークです。
【施設データ】
・所在地:長野県諏訪郡原村原山17217-1729
・利用料金(1泊):電源なし2,200円〜3,300円、電源あり3,300円〜5,000円
・利用可能台数:10台
・電源設備 〇(利用料金に含む)、ゴミ処理 〇(有料)、入浴施設 〇(徒歩圏)
RVパーク八ヶ岳高原「原村」もみの木ウェブサイト
【標高1,000m】RVパーク ゆーとろん水神の湯
高原の涼しさと天然温泉を一度に楽しめる
「夏の車中泊といったら、涼しさはもちろん温泉が隣にあるのが最強だと思っています。ここはクルマを停めたら、そのまま広々した露天風呂に直行できるのが最高ですね」
そう山縣さんが話すのが、入笠山の麓、標高約1,000mにある「RVパーク ゆーとろん水神の湯」です。
「美肌温泉ゆーとろん水神の湯」の入浴料は大人1,200円。RVパーク利用者は、チェックイン会計後から当日の閉館時間まで何度でも入浴可能
高原エリアの自然豊かな環境にありながら、アクセスは中央自動車道・諏訪南ICからクルマで約7分と良好。RVパークまでの道中も走りやすく、駐車場が平坦なので大型のキャンピングカーでも停めやすいのがポイント。
すぐそばの天然温泉で汗を流し、食事処で夕食を楽しんだら、夜は涼しく静かな環境で満天の星を眺めながら休む……そんな高原らしい一夜を過ごせます。
温浴施設内に「とろけるハンバーグ 福よし」が長野初出店
サイトは全部で7区画あり、そのうち1区画は人工芝のプライベートドッグラン付きという愛犬家にはうれしいスタイル。2026年から全区画でWi-Fiが利用できるようになり、さらに快適性が高まりました。
【施設データ】
・所在地:長野県諏訪郡富士見町富士見9547
・利用料金(1泊):2,750円~4,400円
・利用可能台数:7台
・電源設備 〇(550円)、ゴミ処理 〇(550円)、入浴施設 〇(徒歩圏)
RVパーク ゆーとろん水神の湯ウェブサイト
標高の高い場所で車中泊するときの注意点
標高の高いRVパークは、夏でも涼しく快適なのが魅力ですが注意したいこともあります。
「標高1,000mを超えるエリアでは、夜になると肌寒く感じることもあります。薄手の上着や寝具の調整は用意しておいたほうが安心です。また山間部は日が暮れると道が暗くなるので、できれば明るい時間帯にRVパークに到着しておくのが安心です」と山縣さん。
そして高原での車中泊でもうひとつ意識したいのが、野生動物への備えです。
「長野県内にはツキノワグマが生息しており、長野県も注意を呼びかけています。車中泊ならではの注意点としては、食材やゴミ、ペットフード、空き缶など、においの強いものを車外に置かないことが基本です。念のためにクマスプレーも用意しておきたいですね。施設のゴミ処理ルールを守り、ゴミ処理不可の施設では必ず持ち帰る。これだけでも野生動物を引き寄せるリスクを下げられます」(山縣さん)
涼しさを満喫する夏の長野の車中泊旅へ
標高の高いRVパークでの車中泊は、暑さを避けられるだけでなく、高原ならではの爽やかな空気や満天の星、温泉など楽しみも豊富です。猛暑が続く夏こそ、天然クーラーを求めて長野の高原へ車中泊旅に出かけてみませんか。
山縣麻人さんプロフィール
やまがた・あさと / くるま旅クラブ 事務局長。ピクセルドライブ株式会社 代表取締役。2018年よりカムロードベースのキャブコン「オルビスユーロ」で日本一周の旅を開始。現在も新しい場所への探訪を続けている。キャンピングカー歴7年の経験を生かし、2022年からはくるま旅クラブの事務局長としてキャンピングカーユーザーのサポートに日々奮闘。「キャンピングカーは行楽にも防災にも使える万能な存在」という信念のもと、実体験に基づいた情報発信を心がけている。
「くるま旅クラブ」とは
一般社団法人日本RV協会の子会社・くるま旅クラブ株式会社が運営する有料の会員制クラブ。キャンピングカーオーナーや車中泊旅を楽しむユーザーに向け、車中泊ができる提携施設や割引特典などを提供。2026年1月現在の会員は約2万1000人。
くるま旅クラブウェブサイト
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絶景に泊まる
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総ページ数 : 136ページ
ISBN-13 : 978-4788623965
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¥2,200 税込
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