イワタニの新作続々! カセットコンロ用ピザ窯、カセットボンベでサウナまで!? 展示会の注目ギア
キャンプにも活躍! カセットコンロ・カセットボンベの可能性を広げる最新作をチェック【岩谷産業2026年展示会】2026年8月に開催された岩谷産業の2026年度新製品発表・展示会では、カセットボンベを軸にオリジナリティーあふれる製品がたっぷりお披露目されました。その中からキャンプや日々の暮らしに取り入れたい製品をピックアップして紹介します。
クラウドファンディングで快進撃を続けるイワタニの新作展示会
2026年8月上旬、岩谷産業の新作展示会が開催されました。
岩谷産業といえば、カセットコンロ「カセットフー」シリーズや調理家電の「ミルサー」シリーズが有名ですが、近年はカセットガス炊飯器「PROGOHAN」(写真左)やカセットコンロ用コーヒーロースター「MY ROAST」(写真右)がクラウドファンディングで大いに話題になりました。
新作展示会でもカセットボンベを使ったほかにはないプロダクトがズラリ。その中からキャンプに重宝しそうなアイテムを紹介します。
話題の屋内外兼用カセットガスストーブ「マル暖」がアップデート。暖房能力が約1.5倍に!
カセットガスストーブ “マル暖プラス”(オープン価格)
カセットガス1本で約100分使用できる「マル暖」は、自宅はもちろん、キャンプ場など野外でも暖をとれる人気のストーブです。
天板にはヤカンや鍋が置けて、加湿や保温が可能なストーブですが、ユーザーからの「もっと暖かい屋内外兼用ストーブがほしい」という声に応えて、2026年9月に「マル暖プラス」が登場予定です。
パンチングメタル筒を搭載することで暖房効率を高め、ちょっとした調理ができるようアップデートされています。また、ガードがブラック塗装になり、シックな見た目に変貌。
車内での使用はできませんが、焚き火をできないRVパークでも手軽に暖をとれるし、調理もできるとなれば防災用としても優秀です。
「マイ暖」よりコンパクトになったのにパワフル! 無段階火力調節も搭載
カセットガスストーブ ポータブルタイプ “マイ暖mini”(オープン価格)
脱衣所や机の下など狭い場所でも足もとを暖めてくれるカセットガスストーブ「マイ暖」は10年もの間愛され続けている人気者ですが、9月には幅が10cmほどコンパクトになった「マイ暖mini」が登場!
サイズの違いは、イワタニのカセットコンロ「タフまる」と「タフまるジュニア」の関係に似ていて、カセットボンベを装着すると缶の底がちょっと飛び出す感じです。
既存の「マイ暖」は発熱量900kcal/h(約1kW)の発熱量ですが、対する「マイ暖mini」は800kcal/h(0.9kW)。
小型になった分、わずかに発熱量は減っていますが、特筆すべきは無段階で火力調節できるようになったこと。より繊細な火力調整ができるのはうれしい変化です。
また、最大火力での連続使用時間が約222分に伸びるなど、かなりの実力を秘めています。
※屋内専用製品
ワイドな炙り面は半分だけゴトク変更OKに!? 令和の野燗炉になるかも
カセットガス炉ばた焼器 “炙りの匠”(オープン価格)
イワタニからはカセットコンロを軸に、いろいろな製品が発売されています。そのひとつが直火ではなく真っ赤に熱した輻射板で食材をじっくり炙るカセットガス炉ばた焼器。鉄板焼きとはまた違った味わいを楽しめると人気のアレです。
既存の製品「炙りやⅡ」は家族分を一気に炙るのにぴったりのワイドな焼き面ですが、2026年9月登場の「炙りの匠」はさらに調理の自由度が高まる別売アクセサリー製品を続々開発中。
例えばハーフサイズの焼き網や串焼きスタンドなら、焼肉と焼鳥を同時に楽しむなんてことができるし、ハーフ網2枚を使えば、網ごとに味付けを変え、途中で汚れた側だけ網を変えるなんてこともできそう。
ほかにもハーフサイズとフルサイズの蓋付き鍋、ハーフサイズの浅いプレートや鍋を載せるためのゴトク、鉄板など多彩なアクセサリーを開発していて、好きなようにカスタムが可能になるのだとか。
飽きずにいろいろな料理を作れるし、ソロなら半面で串焼き、もう半面で熱燗……なんて野燗炉(のかんろ)的な使い方もできるというわけ。
ルックスも頼りがいのある脚を備え、キャンパーに人気の屋内外兼用カセットコンロ「タフまる」を思わせます。
遅めにチェックインしたキャンプ場でも、手早く炙り焼きができるのって最高としか言えません。
ただいま絶賛開発中の製品をチラ見せ!
会場には現在開発中のサンプル製品も展示されていました。発売自体もまだ未定とのことですが、キャンプ目線で気になる製品をちらっと紹介!
※下記で紹介している製品は開発中のため、デザインや仕様などが変更される場合があります。
カセットコンロで使えるピザ窯だけど、焼き肉や蒸し料理もできるってスゴイ
ピザオーブンポット(仮)
BBQグリルに載せるピザ窯はよく見ますが、カセットコンロに載せられるピザ窯はレア。ピザを焼くためには窯を高温にしなければならず、カセットコンロに載せるにはなかなかシビアな設計が必要なのです。
「ピザオーブンポット(仮)」はイワタニが設計しているだけあって輻射熱の問題をクリア。しかもしっかりゴトクにはめられるので、ずれ落ちるなんてこともありません。
うれしいことに、ピザだけでなく焼き肉や焼き魚ができるグリルプレートも検討中とのこと。グリルプレートには周辺に切り込みがズラリ並んでいるので蒸し料理だって可能。
ピザ台のサイズは大きく、市販の生地ならまず載せられるんだとか。
輻射熱と収納サイズなどの兼ね合いで、ケーキを焼くには高さが足りないのが残念ですが、市販のパンのリベイクや肉まんの再加熱はできそう。
キャンプであれば「タフまる」と一緒に出かけ、夜は星空を眺めながら焼き肉を楽しみ、翌朝は残った肉でボリューミーなピザを焼くなんてこともできるわけで、一台でマルチに活躍するのは大歓迎です。
場所をとらないちっちゃいカセットコンロとアクセサリー
ナノこんろ(仮)、マルチポット(仮)
会場には省スペース型カセットコンロ「ナノこんろ(仮)」とアクセサリーが展示されていました。
「ナノこんろ(仮)」はカセットボンベをギュッとゴトクに近づけているため、対応するのは1〜2人用の小型鍋限定ですが、テーブルに載せてもスペースをとらずにすむのがいいんです。
別売アクセサリーの「マルチポット(仮)」は透明蓋付きの片手鍋ですが、湯を注ぎやすい口付き。ケトルとしての使い勝手も良好です。
パン焼き器(仮)
また、「パン焼き器(仮)」があればいつものパンだってふっくら&表面パリッ。毎朝のごはんが楽しくなりそうです。
アクセサリーはいずれも底に刻みが入っていて、ゴトクからずれ落ちない設計で安心して使えます。
カセットボンベで楽しめるポータブルサウナ!?
MY SAUNA(仮)(テントとストーブのセットで予価30万円)
すでにいろいろなポータブルサウナが発売されていますが、その熱源は薪。薪ならではの火力が魅力ですが、とにかく片づけが大変。それにどうしても煙と臭いが出るので、使用できる場所が限られてしまいます。
イワタニが4年前から開発に取り組んだというポータブルサウナ「MY SAUNA(仮)」の熱源はカセットボンベ4本! 薪を燃やすわけではないので臭いが出ず、地域の条例や設置ルールなど条件があえば、キャンプ場に持ち込むほか自宅の庭や屋上でも使用できるのです。
4本で2時間ほど使用できるので、外気温によりますが、テント内の温めからサウナ、“ととのう”まで十分な時間といえそう。
カセットボンベなら火力は安定しているし、点火・消火もスピーディ。カセットボンベ部分に直射日光が当たらないようにするなどガスだからこそ注意すべきことはありますが、この手軽さは大きな魅力です。
カセットボンベの可能性はまだまだ広がりそう
イワタニのカセットボンベはコンビニやホームセンターでも入手できる身近な燃料です。
日常でもキャンプでも頼りになるカセットボンベですが、使用するのがカセットコンロだけじゃもったいない!
秋からの新作は暖房器具や炉端焼き器、サウナなど旅と暮らしを豊かにしてくれるものぞろい。
そして電気で稼働するものなら岩谷産業がカセットボンベ版として開発してくれるかも……そんな期待をしてしまう岩谷産業に、今後も注目です。
※開発中の製品は発売未定、仕様変更の場合があります。あらかじめご了承ください。
大森弘恵
おおもり・ひろえ フリーランスのライター、編集者。主なテーマはアウトドアと旅で、ときどきキャンピングカーと料理の記事も。身軽なソロキャンプ歴は約40年、愛車はヤマハ・WR250R
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