観覧型JAF関東ロードサービス競技大会が初開催。JAFの救援技術の真髄を披露!
2024年11月に行われたJAF関東ロードサービス競技大会イベントレポート千葉県のイオンモール幕張新都心の南平面駐車場で、初めて一般公開して開催されたJAF関東ロードサービス競技大会。関東の各JAF支部より選出された、ロードサービス隊員が救援技術の質の高さを競い合いました。
開場前から、老若男女問わず多くの来場者で列ができていました
受付や各体験コンテンツの列がすぐにできるほど大人気
ロードサービスの精鋭達が集結!高度な救援技術を披露
初めて一般公開となった、JAF関東ロードサービス競技大会。イオンモール幕張新都心の南平面駐車場に特設された会場には約2,000人もの来場者があり、多くの人に見守られる中、競技が行われました。
今回は「横転引き起こし作業」「二輪車つり上げけん引作業」の2種目です。
横転した車両を安全に引き起こすウインチ操作。輪止めの位置もポイント
バイクのタイヤをしっかりと固定し移動可能な状態に
「横転引き起こし作業」は、クルマが横転した状態からレッカー車を使い、ウインチと呼ばれるワイヤーを使った装置で引っ張り、移動可能な状態にする作業です。ポイントはクルマへのダメージを最小限にするためにけん引位置の調整や精密な操作が必要になるということ。また、横転している車内に、人が残っている可能性があるので確認が必要となります。
「二輪車つり上げけん引作業」は、故障したバイクを入り組んだ駐車スペースから移動し、JAF独自開発の「二輪アタッチメント」と呼ばれる装置でけん引する作業。限られたスペースの中で、必要な工具を駆使し安全に移動できるような態勢にしなければなりません。
制限時間が表示され、MCによるアナウンスも実施
各種目ごとに記念のメダルが授与されます
どちらの作業も、制限時間は30分。時間内に迅速に作業を進める必要があり、時間オーバーになると、作業途中でも終了となってしまうという厳しいもの。今回は、関東10支部の隊員が参加し、各種目1名ずつ計20名の隊員がお互いの技術を競い合いました。
引き起こされた車両はエンジンをかけずに押して移動
駐車スペースからの移動は事前にバイクの状態チェックを行います
各支部からの応援はもちろん、当日の来場者による声援は競技者にとっての支えになった様子。作業を見学していた子供たちは、クルマが引き起こる瞬間に歓声を上げ、二輪車つり上げけん引作業ではバイクが積載されるまでの様子を真剣な眼差しで追いかけていたのが印象的でした。
観客からは「普段のJAF隊員がどんな仕事をしているのか興味津々だったけれど、横転した車両を元に戻すこともできてしまうのに驚いた」や「さすがと思えるプロの動きに感動しました」など驚きの声が寄せられました。
表彰されるJAFのロードサービス隊員
支援隊部門は左から埼玉支部の神田拓也隊員、神奈川支部の中原優兵隊員、東京支部の山﨑晶弘隊員
乗務部門は左から東京支部の加藤拓也隊員、千葉支部の中野宏哉隊員、埼玉支部の紺野拓磨隊員
競技大会の最後には表彰式が行われ、2種目それぞれのTOP3が発表されました。支援隊部門の「横転引き起こし作業」では1位に神奈川支部の中原優兵隊員、2位に埼玉支部の神田拓也隊員、3位に東京支部の山﨑晶弘隊員が受賞。乗務部門の「二輪車つり上げけん引作業」では1位に千葉支部の中野宏哉隊員、2位に東京支部の加藤拓也隊員、3位に埼玉支部の紺野拓磨隊員が受賞となった。また、総合部門では、1位に神奈川支部、2位に埼玉支部、3位に東京支部という結果となりました。
JAF関東本部の渡辺敬一郎事務局長からは「多くの方の前で緊張していたと思いますが、日ごろからの訓練の成果を各自がしっかりと発揮していてすばらしかった」と大会をふり返りました。
JAFの作業内容を疑似体験!
無事に検定を修了すると修了証がもらえます
取り付けるタイヤの状況を確認後、タイヤ取り付けを体験します
会場では、来場者向けにJAFのロードサービスを知ることができる体験コンテンツを実施。「子どもロードサービス検定」や、「パンク応急修理体験」が行われました。「子どもロードサービス検定」は本物の工具を使い、JAFのロードサービス隊員になりきってタイヤの取り付け体験ができます。
穴の空いたタイヤに接着剤を塗ったラバーを付けるのは大変な作業です
「パンク応急修理体験」では、ロードサービス隊員が現場で使用するパンク修理キットを使い、タイヤの修理体験ができます。「もしもの時」を助ける技術を学ぶ姿は真剣そのもの。
交通ルールの重要性を再確認できるシートベルト効果体験車も人気!
シートベルト効果体験は、列が途切れないほどの人気
「シートベルト効果体験」では、シートベルト着用の大切さがわかる衝撃体験を実施。時速5kmで感じる衝撃の強さに体験者は驚いていました。
子ども安全免許証をゲット! アンケートに回答してJAFオリジナルグッズも!
JAFへの想いを木に貼り付ける
抽選会は、アンケートに回答した方が対象
JAFの木エリアでは、木の葉を模した用紙にJAFへのメッセージを貼り付けます。メッセージには、競技大会への応援メッセージや交通安全の想いなどが書かれていました。また、アンケート回答の参加者にはJAFオリジナルグッズが当たる抽選会も行われました。
タッチパネルを使って交通安全クイズに挑戦すれば、「子ども安全免許証」を発行。日頃から交通安全を意識するきっかけになり、顔写真入りで作れる人気のコンテンツです。
今回、初の試みとなった一般公開のJAF関東ロードサービス競技大会。普段なかなか見ることのできないJAFロードサービスの高い技術を身近に感じられるイベントとなりました。
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