新1年生の息子が事故に遭わないためには?
クルマにまつわるお悩みを解決!Q.4月から小学校に上がった次男はとてもやんちゃで、登下校時の交通事故が心配です。どんな点に注意すればいいですか?
A.歩行中の交通事故死傷者数で最も多いのが7歳です。「飛び出し」が多いので注意しましょう。
下表は(公財)交通事故総合分析センターが過去に行った調査の結果で、人口10万人あたりの歩行中の交通事故死傷者数が最も多い年齢は7歳で、小学1、2年生に当たります。新1年生の場合、初めは緊張していて集団登校も実施されていますが、子供や周囲の大人が少しずつ慣れてくるこの時期、事故が増える傾向にあるので注意が必要です。
幼少期の子供が当事者となる交通事故を原因別に調べてみると、最も多いのが「飛び出し」。これは興味を惹(ひ)かれたものに衝動的に反応してしまうという、子供の特性が関係していると推察されます。また、幼少期は短時間でさまざまな情報を取得することが困難だったり、見通しの悪い場所の危険性が理解できなかったりということも原因の一つと考えられます。このような特性はやんちゃな子供だけでなく、すべての子供に見られるものなので、大人しいお子さんでも注意しないといけません。
これらの特性を考えたとき、子供たちを通学路の危険から守るために有効なのは、保護者の皆様が子供と一緒に通学路を歩いて、子供の歩き方を観察したうえで、適切な行動を取れるように教えてあげることです。具体的には、下記に挙げる10個のポイントが最低限守ってほしいポイントになりますので、ぜひ実践してみてください。
道路歩行の10のポイント
- 1.慌てないように、時間に余裕をもって行動する。
- 2.走らない、飛び出さない。
- 3.車道にはみ出さない。
- 4.道路では遊ばない
- 5.信号機のある個所や横断歩道など、安全な場所を横断する。
- 6.横断時は手と目で合図をし、自分の存在と横断の意思をドライバーに知らせる。
- 7.信号が青になっても周囲を確認し、近くの車が止まるまでは横断しない。
- 8.道を譲ってもらっても、他に危険なことがないか確認する。
- 9.斜め横断をしない。
- 10.ドライバーの気持ちにも配慮し、止まってくれたらお礼をいう。
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