【令和8年熊本地震】九州道・松橋IC~えびのICは通行止め。鹿児島・宮崎方面へ向かう場合は広域う回が必要
九州道の通行止めに伴い東九州道へ広域う回。ETC車は2026年8月7日から料金調整NEXCO西日本は2026年8月5日、熊本地震による通行止めと交通状況の変化を受け、8月7~16日のお盆期間における九州地方の渋滞予測を見直した。東九州道では延岡南IC付近で最大15km、通行止めの手前にあたる九州道・松橋(まつばせ)IC付近でも最大15kmの渋滞が予測されている。
九州道・松橋IC~えびのICでは一般車の通行止めが続いており、鹿児島・宮崎方面へ向かう場合は東九州道への広域う回が必要。NEXCO西日本は、被災地での復旧作業や物資輸送を円滑に進めるため、不要不急の移動を控えるよう呼びかけている。本記事では、8月5日時点の情報を基に、通行止め、う回路、料金調整の条件などを紹介する。道路状況は変わる可能性があるため、出発前には最新情報を確認したい。
熊本地震でお盆の渋滞予測を見直し。東九州道・延岡南IC付近などで最大15km
熊本地震による通行止めを踏まえた、お盆期間の九州地方の主な渋滞予測。九州道・松橋IC付近と東九州道・延岡南IC付近では最大15kmの渋滞が予測されている(画像=NEXCO西日本)
NEXCO西日本は8月5日、熊本地震による九州道の通行止めと交通状況の変化を受け、お盆期間の渋滞予測を見直した。
特に注意したいのが、九州道の通行止めに伴う広域う回路となる東九州道だ。東九州道・延岡南IC付近の上りでは、8月13日に最大10km、8月14日と15日に最大15kmの渋滞が予測されている。通行止め区間の手前にあたる九州道・松橋IC付近の下りでも、8~11日は最大10km、12~14日は最大15km、15・16日に最大10kmとなる見通し。
このほか、九州道北部ではお盆期間中に最大20kmの渋滞が見込まれているほか、光岡トンネル付近、築城IC・椎田南IC付近、鳥栖JCT付近、九六位トンネル付近でも渋滞が予測されている。東九州道へ広域う回する場合も渋滞に巻き込まれる可能性がある。
九州道・松橋IC~えびのICなどで通行止めが続く。鹿児島・宮崎方面は東九州道へう回
8月7日時点で、九州道の松橋IC~えびのICと、南九州道の八代JCT~日奈久(ひなぐ)ICでは上下線の一般車の通行止めが続いている。福岡・本州方面から熊本市周辺までは九州道を利用できる。一方、鹿児島・宮崎方面へ向かう場合は、東九州道を利用した広域う回が必要となる。
九州道の通行止めを避ける広域う回路は? 福岡・本州~鹿児島方面は東九州道へ
九州道・松橋IC~えびのICの通行止めに伴う広域う回ルートと料金調整の対象区間(画像=NEXCO西日本)
九州道・松橋IC~えびのICの通行止めを避けて福岡・本州方面と鹿児島方面を行き来する場合は、東九州道などを経由する広域う回を検討したい。主な広域う回路は次の通り。
| 走行方向 | 広域う回路 |
| 福岡方面から鹿児島方面 | 九州道・鳥栖JCT→大分道→日出JCT→東九州道→清武JCT→宮崎道→えびのJCT→九州道 |
| 本州方面から鹿児島方面 | 九州道・北九州JCT→東九州道→清武JCT→宮崎道→えびのJCT→九州道 |
| 鹿児島方面から福岡方面 | 九州道・えびのJCT→宮崎道→清武JCT→東九州道→日出JCT→大分道→鳥栖JCT→九州道 |
| 鹿児島方面から本州方面 | 九州道・えびのJCT→宮崎道→清武JCT→東九州道→北九州JCT→九州道 |
通常の九州道経由より走行距離と所要時間が増える可能性がある。渋滞予測も踏まえ、時間に余裕を持って移動したい。東九州道の一部は暫定2車線で、NEXCO西日本はワイヤロープへの接触事故が多発しているとして、わき見運転や速度超過に注意するよう呼びかけている。交通量の増加によってSA・PAの駐車場が満車となる場合もあるため、長距離をう回する際は早めの休憩を検討したい。
東九州道への広域う回でETC料金を調整。適用条件と対象区間は?
NEXCO西日本は8月7日から、九州道の通行止めに伴って東九州道へ広域う回するETC車を対象に、通行料金を調整する。対象は全車種で、九州道・松橋IC~えびのICの通行止めが解除される日まで実施。所定の条件を満たせば、東九州道へのう回によって通常の九州道経由より通行料金が割高にならないよう調整される。
【北区間⇒南区間】北九州・大分方面から宮崎・鹿児島方面
| 項目 | 内容 |
| 入口IC | 九州道・鳥栖JCT以北/ 東九州道・津久見IC以北・以西の各IC |
| ①最初の料金所 | 佐伯本線料金所 |
| ②次の料金所 | 門川本線料金所 |
| 出口IC | 九州道・えびのIC以南/ 東九州道・日向IC以南の各IC |
【南区間⇒北区間】宮崎・鹿児島方面から大分・北九州方面
| 項目 | 内容 |
| 入口IC | 九州道・えびのIC以南/ 東九州道・日向IC以南の各IC |
| ①最初の料金所 | 門川本線料金所 |
| ②次の料金所 | 佐伯本線料金所 |
| 出口IC | 九州道・鳥栖JCT以北/ 東九州道・津久見IC以北・以西の各IC |
北側の対象には、本州方面の道路や関門橋、長崎道、大分道、日出バイパスの各IC、南側の対象には、宮崎道の各ICも含まれる。
料金調整を受けるには、対象となる入口ICから高速道路に入り、指定料金所2か所の料金所を所定の順序で通過し、対象となる出口ICから流出する必要がある。さらに、最初の指定料金所を通過してから6時間以内に次の指定料金所を通過すること、入口ICから出口ICまで同じETCカードを使用することも条件だ。
たとえば、普通車で広島ICから鹿児島ICまで東九州道を経由した場合、調整前の通行料金は14,690円だが、調整後は通常の九州道経由と同じ11,670円となり、差額は3,020円だ。料金所では調整前の金額が案内され、クレジットカード会社などへの請求時に調整後の料金で精算される。ETCを利用しないクルマや、対象IC・指定料金所の通過条件を満たさない走行は対象外。東九州道経由の方が安い場合は料金調整を行わない。
九州を走る前に最新の通行止め・渋滞情報を確認
NEXCO西日本は、被災地での復旧作業や物資輸送を円滑に進め、交通混雑の発生を防ぐため、不要不急の移動を控えるよう呼びかけている。やむを得ず九州を南北に移動する場合は、東九州道を利用した広域う回を検討するとともに、時間に余裕を持った移動を心がけたい。
通行止めの解除状況によって渋滞予測や料金調整の実施期間などが変わる可能性がある。最新の通行止めや渋滞情報は、日本道路交通情報センター(JARTIC)
やiHighway
で確認できる。出発前に走行予定のルートを確認しておこう。