運転手の体調急変を検知してクルマを停止! 「ドライバー異常時対応システム(EDSS)」はどう動く?
【JAFユーザーテスト】EDSSの仕組みや作動条件、作動時の車の動きを紹介もしも運転中にドライバーの体調が急変したら……!? そんな「もしも」に備えた機能がドライバー異常時対応システム(EDSS=Emergency Driving Stop System)。国土交通省およびJAFでは「車線内停止方式」と「路肩等退避方式」の2種類のEDSSを使用し、ドライバー体調急変を再現した際のクルマの挙動や、EDSSの機能を検証、その結果をJAFウェブサイトおよびJAF Mate誌(2026年春号)で公開した。
ドライバー異常時対応システム(EDSS)とは?
EDSSは運転中のドライバーの異常を検知して、周囲に異常を知らせながらクルマを可能な限り安全に停止させる高度なシステム。メーカーや車種により方式が異なるので、取扱説明書で事前に確認しておこう
ドライバーが運転中に意識を失うなど、体調急変による事故は、ドライバー本人が危険にさらされるだけでなく、周囲を事故に巻き込む可能性も高い。こうした事故を減らすため、近年搭載された車が増えているのが、ドライバー異常時対応システム(EDSS)だ。
EDSSとはセンサーやカメラでドライバーの運転姿勢や開眼状態、ハンドル操作の有無などを監視し、ドライバーが運転不能になったと判断した際はランプやホーンなどで車外に警告しながら、車両を停止させるシステムのこと(作動条件や停止方法は車種によって異なる)。EDSSは停止方法によって3方式に分けられる。
●ドライバー異常時対応システム(EDSS)の方式と違い
| 作動時の挙動 | システムによるハンドル操作 | 車外への警告 | |
| 単純停止方式 | 徐々に減速し、停止 | なし | あり |
| 車線内停止方式 | 徐々に減速し、車線内で停止 | 車線を逸脱しないよう、システムがハンドルを操作 | あり |
| 路肩等退避方式 | 徐々に減速し、可能であれば車線変更し、路肩等に寄せて停止 | 車線逸脱の防止に加え、路肩に寄せるためにシステムがハンドルを操作 | あり |
ドライバーの体調急変から停止までのクルマの動きは?
ドライバーの体調急変を検知してからクルマが停止するまでの距離や時間は車種によって異なるが、いずれも「ドライバーの異変を検知」⇒「車内に警告」⇒「ドライバーが運転できないと判断」⇒「減速⇒停止(停止するまで警告は継続)」と段階的に作動していた。またEDSSには、緊急車両の出動を要請するコールセンターへの自動通報機能が付いているものもあるが、その車種からは停止後に、コールセンターへの通報も行われた。
EDSSは体調急変による事故を減らすためのシステム。自分の車にEDSSが搭載されているか、また作動する条件などを取扱説明書で確認しておこう。EDSS作動中のクルマを見かけた場合は車間距離を保ち、そのクルマが停止しても対応できるよう準備することが重要。
EDSSの挙動はこちらの動画をチェック!
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