【道路開通情報】練馬区の新道路「放射第7号線」目白通り側区間が一部のみ開通
放射第7号線東側区間の一部が2026年3月17日に暫定開放。懸念点も未だ残る2026年3月17日(水)、東京都心と関越自動車道・東京外環自動車道大泉IC付近を東西に結ぶ目白通りの延伸となる「放射第7号線」東側区間が一部暫定開放された。今回、JAF Mate Online編集部で開通直後の現地取材を行い、開通のメリットと現状の課題をレポートする。
練馬所沢線から北園交差点までの「一部」が開通
今回の暫定開放区間の詳細について(東京都建設局資料より)
今回開通した東側区間を通行する車両
東京都は2026年3月17日(水)11時に、東京都市計画道路の放射第7号線(練馬区大泉学園町二丁目~同区西大泉五丁目)のうち、東側区間約1kmのうち一部を暫定開放した。
放射第7号線は延長2kmの道路で、2025年2月に西側区間の約1kmが暫定開放され、東京都道・埼玉県道24号練馬所沢線と接続された。この区間が開通する以前は、主要幹線道路である目白通りの北園交差点への迂回路として利用される区道「したみち通り」へ多くの車両が流入し、慢性的な渋滞が発生していた。
東京都によると、周辺住民から「したみち通りを子どもと自転車で通行することが怖かったが、今回の道(西側区間)が開通して安心して通行できる」、「車道、歩道、自転車通行帯が広く、しっかり分離されているので安全が守られている」といった声が寄せられているという。
放射第7号線の安全効果と「新たな迂回路」の問題
今回開通した東側区間の一部では、歩行者と自転車が分離されている
今回開通した放射第7号線の東側区間は、現状では一部ではあるものの、植栽で隔てられた歩道と自転車通行帯が上下各7m幅で確保され、車道との分離が明確になっている。
車道は未開放で、歩道と自転車通行帯のみ開放された区間もある
ただ、西側区間とは異なり、東側区間では用地取得が完全には完了しておらず、車道と歩道がともに未開放の区間もあることから、車両や歩行者が自由に行き来できる道路にはなっていない。
特に都心と郊外を結ぶ目白通りや、2025年に開通した放射第7号線の西側区間とは車道が接続しておらず、関越道と外環道、中央道へのアクセス向上という点ではいまだ遠い状態と言える。
今回未接続となった目白通りから放射第7号線東側区間を望む
今回の東側区間の一部暫定開放では、伏見通りと接続している放射第7号線西側区間とも接続されていない
また、問題となったしたみち通りの交通量増加は、そもそも東京西部の多摩地区を南北に結ぶ伏見通りの開通に端を発している。その延長上で中央道と接続する伏見通りと、関越道や外環道、都心へとつながる目白通りのアクセスとなるはずの放射第7号線が全線開通しない状態では、部分的な開通によって新たな迂回路での問題が生じる可能性がある。
実際、周辺の住民の方の話では、昨年の放射第7号線西側区間開通後も「したみち通りの交通量は体感として減少していない」という。
朝の通学時間帯のしたみち通りには歩行者がいる信号機のない横断歩道を停止せずに通過する車両もあるといい、「依然として危険を感じている」という(写真はイメージ)
また、西側区間には信号機のない交差点も多く、交差道路となる路地の側に一時停止の標識が設置されているのだが、こうした路地も目白通りに抜けるため、あるいは伏見通りに向かうための新たな迂回路として交通量が増加しているとのこと。実際にこうした交差点では交通事故に至るケースもあるという。
昨年開通した西側区間では今回の取材中、交差点での発進や停止をドライバーの判断だけに依存した状態では円滑に通行できていない場面も散見された
目白通りや伏見通りと接続させなかった理由とは?
西側区間開通後の2025年9月に東京都が行った調査によると、したみち通りへ流入する交通量が、開通前の2023年11月と比較して約4割減少したという。
しかし、他の周辺住民の方に話を聞いても、「依然としてしたみち通りを選んで走る車両が多い」と述べており、特に朝や夕方など一部の時間帯には渋滞が生じていて、大きく変化した印象はないとのことだった。
今回の東側区間の一部開通において、目白通りや練馬所沢線といった主要道路とは接続されていないという事情には、放射第7号線が全線開通できない現状では、こうした主要道からの流入による迂回路の交通量増加と、それに伴う危険性に対応できない点も加味したのではないだろうか。
目白通り北園交差点から現状の迂回路となっているしたみち通りの様子
現状のまま目白通りと接続すれば、こうした路地にも迂回路として多くの車両が流入する可能性がある
それでも今回の暫定開放によって、これまで沿道の車両が遠回りを強いられていた状態は一部解消され、歩道と自転車通行帯に関しては概ね通行できる状態になることから、自転車利用者や歩行者といった周辺住民の安全性と利便性は多少向上するだろう。
2006年7月の事業開始から20年近くが経過し、色あせた計画案内の看板
放射第7号線の全線開通に伴い、したみち通りに面する小学校付近の横断歩道に信号機が設置される予定もあるといい、交通安全上のさまざまな波及効果も生じることから、早期開通が期待されている。
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