【全国102か所】国交省が「開かずの踏切」対策を加速! 事故防止・渋滞解消へ
ピーク時40分以上閉まる“開かずの踏切”も対象! 大阪府が最多31か所、生活道路や通勤路にも影響国土交通省は2025年12月23日、踏切道改良促進法に基づき、全国102か所の踏切道を「改良すべき踏切道」として新たに指定した。開かずの踏切など緊急に対策が必要な踏切や、地域で課題があると認識されている踏切が対象。事故防止や渋滞解消、歩行者の安全確保を目的に、立体交差化や拡幅などの対策を重点的に進める。
事故防止と交通円滑化が目的 「開かずの踏切」も対象に
国内の踏切事故は減少傾向にあるものの、依然として2日に約1件のペースで発生している。2023年度は257件の事故が発生し、103人が死亡している。このうち約3割は65歳以上の高齢者。
ピーク時の遮断時間が1時間あたり40分以上となる「開かずの踏切」は、全国で500か所以上存在し、遮断時間と交通量が重なる踏切では、慢性的な渋滞の起点となっている例も少なくない。
今回指定された踏切は、こうした事故リスクが高い箇所や、遮断時間が長く渋滞を引き起こしている踏切が中心だ。通学路や高齢者の利用が多い踏切など、歩行者の安全確保が課題となっている地点も含まれている。
指定を受けた踏切では、立体交差化や踏切の拡幅に加え、周辺道路の整備など踏切周辺を含めた対策や踏切道のバリアフリー化など、地域の実情に応じて検討・実施される見通しだ。
大阪府が31か所で最多! 全国で段階的に指定
今回指定された102か所(過年度に指定された踏切と重複する9か所を含む)のうち、地域別では大阪府が31か所と最も多く、次いで兵庫県(11か所)、東京都(7か所)、奈良県(6か所)、群馬県(6か所)など、複数の自治体で指定が行われている。
国交省は近年、踏切対策を強化しており、これまでにも毎年度、課題のある踏切を段階的に指定してきた。今回の102か所は、2025年度の最新の指定分だ。特定の都市部に限らず、地方都市や住宅地周辺の踏切も含まれている点が特徴で、地域交通の安全性と円滑性を同時に高める狙いがある。
通勤や生活で使う踏切は対象? 指定箇所の確認を
指定された踏切の詳細な所在地や踏切名は、国交省が公表した資料に一覧として掲載されている。日常の通勤や生活で利用する踏切が指定対象となっている場合、今後数年のうちに工事が実施される可能性がある。
工事期間中は通行規制や迂回が必要になるケースも想定されるため、該当する踏切を利用するドライバーや歩行者は、今後の工事スケジュールや代替ルートの情報にも注意しておきたい。
踏切数は減少も、依然として重要な交通安全課題
国内の踏切数は、立体交差化や統廃合により年々減少している。一方で、都市部を中心に交通安全や渋滞の要因となっている踏切があるため、踏切対策は引き続き重要な交通安全施策だ。
今回の指定を契機に、地域住民の安全性向上に加え、通勤時間帯の渋滞緩和や移動の円滑化が期待される。踏切道対策の詳細や指定踏切の一覧は、国土交通省の公式ウェブサイト
で確認できる。
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