国道175号「西脇北バイパス」令和8年3月兵庫国道事務所撮影
令和8年3月兵庫国道事務所撮影(画像=近畿地方整備局兵庫国道事務所提供)

明石・加東~丹波方面のアクセス改善へ! 国道175号「西脇北バイパス」全線開通

6月13日に西脇市下戸田~寺内3.1km開通。西脇市街地の渋滞回避へ

国道175号「西脇北バイパス」の未開通区間、兵庫県西脇市下戸田~寺内の3.1kmが、2026年6月13日午後4時に開通する。これにより、2020年3月14日に開通済みの寺内~黒田庄町大伏(大伏ランプ)の2.1kmと接続し、西脇北バイパス全長5.2kmが全線開通する。西脇市街地を通過していた交通の一部がバイパスへ転換し、国道175号現道の混雑緩和が期待されている。

目次

国道175号「西脇北バイパス」全線開通へ。下戸田ランプ~大伏ランプがつながる

西脇市を上空から撮影した写真。加古川沿いに走る現道の国道175号と、市街地西側を迂回する西脇北バイパスのルートが重ねて示されている。赤実線が開通済区間、赤点線が今回開通する区間を示す。

西脇市街地西側を通る国道175号「西脇北バイパス」。今回、下戸田~寺内3.1kmが開通することで、下戸田ランプ~大伏ランプ間の全線がつながり、明石・加東方面から丹波方面への通過する移動がしやすくなる(画像=近畿地方整備局兵庫国道事務所)

今回開通するのは、国道175号 西脇北バイパスのうち、西脇市下戸田から西脇市寺内までの3.1km。設計速度は時速80km、4車線計画の道路で、開通時は暫定2車線で供用される。

西脇北バイパスは、東播地域と丹波地域を結ぶ高規格道路「東播丹波連絡道路」の一部を構成する道路だ。山陽自動車道、中国自動車道、北近畿豊岡自動車道と連携する広域道路ネットワークとして整備が進められてきた。今回の開通により、すでに開通済みの寺内ランプ~大伏ランプ間2.1kmと接続し、下戸田ランプから大伏ランプまでがつながる。明石・加東方面から丹波方面へ向かう通過交通は、西脇市街地を通らないルートを選びやすくなる。

これまで西脇市街地の現道を通過していたクルマの一部が、バイパスへ転換するとみられている。物流関係車両を含め、国道175号現道の交通負荷軽減も期待されている。

西脇市街地の渋滞緩和へ。国道175号「上戸田南交差点」の混雑改善に期待

国道175号の上戸田南交差点付近で渋滞する車列。西脇市街地を通過する交通が集中し、朝夕を中心に混雑が発生している。

国道175号「上戸田南交差点」付近の渋滞状況。西脇市街地を通過する交通が集中し、朝夕を中心に混雑が発生している。西脇北バイパス全線開通後は、バイパスへの交通転換による混雑緩和が期待されている(2024年6月17日撮影)(画像=近畿地方整備局兵庫国道事務所)

西脇北バイパスに並行する国道175号の現道では、上戸田南交差点などで朝夕を中心に混雑が発生している。なかでも上戸田南交差点付近では最大590mの渋滞が確認されている。通勤や業務利用で西脇市街地を通過するドライバーにとって、時間が読みにくい区間となっている。

西脇北バイパス全線開通後は、現道交通量の一部が西脇北バイパスへ転換し、混雑緩和が期待されている。また、今回開通する区間に並行する国道175号では、2019年から2022年までの4年間で年平均5.5件の死傷事故が発生しており、追突事故が全体の約7割を占める。西脇北バイパスへの交通転換により、現道の交通負荷軽減による安全性向上も期待されている。

国道175号「西脇北バイパス」、救急搬送や災害時の代替ルート機能も

西脇北バイパスは、日常の移動だけでなく、救急・防災面でも効果が見込まれている。国道175号現道には、災害時に道路機能へ影響が出る恐れのある箇所がある一方、西脇北バイパスは水害の影響を受けにくい道路として整備されている。

北播磨医療圏と丹波医療圏は相互に連携した広域医療圏を形成しており、救急搬送の多くが国道175号沿線の病院へ向かう。近畿地方整備局によると、西脇北バイパスの利用により、丹波市にある兵庫県立丹波医療センターと小野市にある北播磨総合医療センター間の搬送時間は約70分から約64分へ短縮される見込み。救急医療活動を支える効果も期待されている。

また、大雨時には緊急車両や避難・救援車両を支えるルートとしての役割も担う。一般ドライバーにとっても、災害時の代替ルート確保につながる。

国土交通省近畿地方整備局は、2026年4月、西脇市黒田庄町大伏から丹波市方面まで約17kmの区間の調査実施を公表している。西脇北バイパスに続き、東播丹波連絡道路の残る約17kmの区間についても早期に整備されることを期待したい。

西脇市街地の混雑回避ルートに。明石~丹波方面の移動も変化

西脇北バイパスは、6月13日午後4時に全線開通する。開通直後は、一部の車載カーナビや地図アプリで新ルートが反映されていない場合もある。

また、開通時は暫定2車線での供用となるため、ランプ部や合流部では速度変化にも注意が必要だ。初めて走行する際は、現地の道路標識や最新の交通情報を確認しながら走行したい。

西脇北バイパスの全線開通により、西脇市街地の現道に加え、バイパスを利用したルートも選択できるようになる。特に、明石・加東方面~丹波方面を走る機会が多いドライバーにとっては、西脇市街地を避けるルートが新たな選択肢になる。

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