踏切を通過する電車
写真はイメージです

大事故につながる列車との衝突を未然に予測! JAFが踏切横断時の危険を動画で再現

JR東日本が撮影に全面協力

クルマや自転車で踏切を横断する際の潜在的な危険性の啓発と、列車との衝突事故防止を目的とした「危険予知・事故回避トレーニング」動画2本をJAFが公開した。

目次

3割が大事故に至る、踏切に潜む危険を疑似体験

踏切での交通事故件数は2023年に132件と、事故件数全体に占める割合として多くはない。しかし、そのうち死亡事故の件数は42件と、実に3割以上に達している。

こうした大事故につながる危険の高い踏切での事故防止に向け、JAFは2025年3月25日、JR東日本の全面協力により、クルマと自転車がそれぞれ列車と衝突するおそれがある危険な場面を、「実写版」危険予知・事故回避トレーニングで再現した。 危険予知・事故回避トレーニングとは、道路交通に潜む危険を事前に予測し、適切に対応することにより、交通事故を未然に防止するもの。

車と列車の事故再現画像

あなたはクルマを運転しています。前のクルマに続き踏切を横断しようと思いますが……

自転車と列車の事故再現画像

あなたは自転車を運転しています。このまま直進し踏切を横断しようと思いますが……

「危険な場面」を想定した動画で効果的な交通安全トレーニングを

JAFでは、今回公開した動画のほかにも、道路交通で生じる危険な場面を想定し、さまざまな動画を「実写版」危険予知・事故回避トレーニングとして公開している。これらの動画をクイズ化した「交通安全3分トレーニング」も含め、企業などで継続的な交通安全トレーニングに活用するよう提案している。

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