湘南エリア初の道の駅「湘南ちがさき」が7月7日にグランドオープン! 飲食店や小型犬用ドッグランなどを整備

道の駅「湘南ちがさき」は2階建ての道の駅で、各フロアで茅ヶ崎の魅力を多角的に発信する。

1階には物販エリアとテイクアウトショップが配置され、地元の農産物や加工品がそろう。ここで展開されるのが、茅ヶ崎発の地域ブランド「Choice! CHIGASAKI」だ。同ブランドは、町の「宝物」を再発見し、町おこしをコンセプトに立ち上げられた。茅ヶ崎らしいライフスタイルから生まれた「モノ・コト」を認定し、訪れる人にも地元の価値を届けている。

たとえば「モノ」として地元のフルーツを使った「完熟茅ヶ崎マカロン」や、魚醤「えぼしの雫」を生地に練り込み潮の香りがする「海の和」食パンなど、地域の個性が詰まった品々が並ぶ。これらの商品はここでしか手に入らない限定販売で、土産や贈り物にも最適だ。

また、「コト」としては「ステンドグラス体験教室」がある。色とりどりのガラスから自分の好きなピースを選び、はんだ付けや組み立てなど一連の工程を学びながら、世界に一つだけのステンドグラス作品を完成させるワークショップだ。

「SUPフィッシング体験スクール」では、ボードの上に立って釣りをするSUP（スタンドアップパドル）フィッシングを体験できる。初心者でもインストラクターの指導のもと、安全に楽しめるプログラムで、茅ヶ崎の海を満喫しながら釣りの醍醐味を味わえる。

さらに、同じく1階には茅ヶ崎生まれのアイスクリーム「プレンディーズ」や、ハワイアン&スイーツの「ホノルル食堂 DaCafe」が軒を並べる。

2階にはフードコート形式の飲食エリアが整備され、家族連れや観光客がゆったりと過ごせる空間が広がる。出店する3店舗は、それぞれ茅ヶ崎の魅力を活かしたメニューを展開している。「田中水産ゆうまん丸」では、茅ヶ崎の漁港で水揚げされたしらすやイシダイ、舌ビラメなどの地魚を使い、地元ならではの海鮮料理が味わえる。

「茅ケ崎 なんどき牧場」は地元で長年親しまれてきた老舗で、神奈川B級グルメ3冠を獲得した「茅ヶ崎メンチ」や、地元野菜や神奈川県産の肉を活かした和洋中の定食を提供。「ニコとモク」は、茅ヶ崎の人気フレンチ「ル・ニコ・ア・オーミナミ」の姉妹店で、生産者直送の地元食材を使ったジャンルレスな創作料理を楽しめるレストランだ。

飲食店のほか、子供向けのキッズプレイルームやテラス席も併設されており、憩いの場としても活用できる環境が整っている。さらに、敷地内には小型犬用ドッグランもあり、ペット連れでも立ち寄りやすい。食べる・買う・遊ぶが一か所で完結するため、利便性も高い。

【営業時間】
・プレンディーズ：午前9時〜午後7時
・ホノルル食堂 DaCafe：午前8時〜午後7時
・田中水産ゆうまん丸：午前11時〜午後7時
・茅ケ崎 なんどき牧場：午前11時〜午後7時
・ニコとモク：午前8時〜午後7時

神奈川中央交通の「茅37系統」が2025年7月3日から延伸され「道の駅湘南ちがさき前」「柳島スポーツ公園」の2つの新バス停が設置される予定だ。公共交通機関を使っても訪れやすいため、気軽に楽しめる観光地となりそうだ。

そんな道の駅「湘南ちがさき」のオープンは2025年7月7日に正式オープンを迎える。湘南地域としては初めての道の駅で、地元の食文化やライフスタイルを体感できる新たな交流拠点として期待が高まっている。

当日は9時からオープニングセレモニーが実施予定で、主催者挨拶や来賓による祝辞、テープカットなどが行われ、施設の門出を盛大に祝う。セレモニー終了後、午前9時半から一般の利用がスタートし、物販エリアやテイクアウト店舗の営業も同時に始まる。

なお、グランドオープンに先がけて、7月4日には茅ヶ崎市民を対象としたプレオープンが行われる。時間は午前9時から午後4時までで、事前申込は不要。茅ヶ崎市民であれば自由に来場できる。

当日は正式オープン日と同様で、1階の物販スペースやテイクアウトショップが朝9時から営業を開始し、2階の飲食店舗の一部が11時から順次営業予定だ。

プレオープンでは、施設内の一部設備の利用が制限される。駐車場、ドッグランなど、一部施設の利用が不可となっており、自動車やバイクでの来場も認められていない。会場には徒歩や自転車、公共交通機関でアクセスする必要がある。なお、駐輪台数には限りがあるため、混雑を避けるためにも時間に余裕を持って訪れたい。

市民がいち早く道の駅の魅力を体験できるこのプレオープンは、地元住民にとっても同施設への親しみを深める契機にもなりそうだ。