パパは週末、ママはほぼ毎日子供を乗せ運転! 子供の年齢による運転時の注意点とは?
パパドライバー・ママドライバーの「カーライフあるある」を紹介!株式会社ホンダアクセスが、20歳~49歳のパパドライバー・ママドライバー1,000人を対象に「パパドライバー・ママドライバーのカーライフに関する調査2024」を実施した。その結果から、子供を乗せて運転する際に気をつけていることや、運転する際の困りごとなど、子育て世代のファミリーのドライブに関する悩みや、「ドライブあるある」を紹介しよう。
子育て世代では約3割が「ほぼ毎日」子供を乗せて運転している
ホンダアクセスが実施したインターネット調査「パパドライバー・ママドライバーのカーライフに関する調査2024」によると、「子供を乗せてクルマを運転する頻度」で最も多いのは、「ほぼ毎日」が27.6%。次いで「週に2~3日」が27.2%、「週に4~5日」が15.4%、そして「週に1日」が16.5%となり「週に1日以上」に乗る人は合計で86.7%となった。やはり、子供の送り迎えなどが必要なファミリーにとって、クルマは必須のアイテムといえる。
また男女別に見ると、男性では「週に2~3日」が33.4%と最も多く、「週に1日」が24.0%で続く。これは週末に出かける際に運転するパパが多いということを表しているといえる。一方、女性では「ほぼ毎日」が38.6%と最も多く、子どもの送迎などで毎日子どもを乗せているというママドライバーが多いことを現していると考えられる。
●子供を乗せてクルマを運転する頻度(単一回答)
子供を乗せての運転で最も注意するのは「急発進・急加速」!
「子供を乗せてクルマを運転する際に気をつけていること」は、「急発進・急停止をしない」が39.0%で最も多く、2位は、「子供がちゃんと座っているか定期的に確認する」の34.3%。3位は「子供がドアで手足を挟まれないようにする」の33.9%となった。クルマの操作に加えて、乗車中の「子供の行動」に注意を払っているパパ・ママドライバーが多いことがわかる。
また、「子供の行動」に注意を払っている人の子どもを成長段階別に見ると、先述のベスト3では、未就学児と小学生が高くなっている。未就学児では「子供がちゃんと座っているか定期的に確認する」が最も多いが、小学生では「子供が手足を挟まれないようにする」が最も多くなっており、子供が育つにつれて注意するポイントが変わってくることが明らかになった。
●子供を乗せてクルマを運転する際に気をつけていること(複数回答/上位10位まで表示)
すでにドライブレコーダーを設置している人は半数以上の約64%。購入意向がある人も含めると約90%と、ドライブレコーダーへの関心の高さがうかがえる
子供による「車内の汚れ」や「ぐずり」が悩みごと
「子供を乗せてクルマを運転する際に困ったこと」は、「子供が泥だらけの靴のままクルマに乗り込む」が最も多く56.2%。次いで、「子供が車内でお菓子やジュースをこぼす」が53.5%となっていて、子供に車内を汚された経験のあるパパ・ママドライバーが多いようだ。
さらに、「走行中に子供が退屈してぐずる」が47%、「子供がチャイルドシートに座ってくれない」が40.6%、「子供や荷物を抱えていてドアが開けられない」が40.4%と、子供のぐずりやチャイルドシート嫌いにてこずったパパ・ママドライバーも少なくないことがわかる。こうした実状から、パパ・ママドライバーには撥水加工のシート表皮や、パワースライドドア装着グレードが選ばれる傾向があるようだ。
また、子供とのドライブ中に経験した「親子ドライブあるある」を複数回答形式でたずねたところ、最も多かったのが、ドライブに飽きた子供に「まだ? あと何分? と連発されたこと」で34.9%となった。2位は「子供の周りがお菓子のカスだらけになる」が32.1%、3位は「運転中に後部座席の子供から“これ見て”と言われたこと」となった。一方、目的地についても子供が起きないという答えも23.3%もあり、天真爛漫な子供の行動に振り回されるケースが多く見られる。
●子供を乗せてクルマを運転する際に困った経験(単一回答)
※「ある(計)」(「よくある」「ときどきある」の合計)を表示
子供がクルマの車内を汚すことに困っている親が多い。子供がいるファミリーにとって、お菓子やジュースをこぼしても簡単に拭き取れる防水・撥水加工のシート表皮は強い味方のようだ
大きな荷物を持っていたり子どもを抱っこしていても、パワースライドドア機能があればキーを持っていれば簡単にドアの開閉が可能。足でスライドドアの開け閉めができるクルマもある
●子供とのドライブの際に、経験したことがあるもの(複数回答/上位10位までを表示)
子供を乗せる場合はパワーウインドーやチャイルドシートに注意!
こども家庭庁が発表している「自動車・自転車関連の事故」では、0~3歳くらいは、クルマのドアやパワーウインドーに挟まれる事故が多いため、子供が自分で操作できないようにチャイルドセーフティロック機能を活用してもらいたいと注意喚起している。
また、チャイルドシート未使用による事故にも注意喚起しており、短時間であってもチャイルドシート(ジュニアシート)を使用すること。子供を抱っこしたままシートベルトを締めることは危険だと注意ポイントとして挙げている。チャイルドシートやジュニアシートは取扱説明書を読み、正しく使うこと。チャイルドロックなどの便利な機能が付いていれば、しっかりと理解して操作することが親子ドライブを楽しくする方法の一つだと言える。